8月31日に広島デモが行われます。

 

 

 

私は元々実行委員の1人でしたが、主催者の判断で、他のメンバー数名と共に勝手に切られたので参加はしません(詳しい説明は以下)。

 

 

 

広島デモ分断の真相シリーズ

 

 

 

 

しかし、心配事が2つあります。

 

 

 

これはメンバーから外される前からあったので、必要があったら、関係者として対処をするつもりでした。

 

 

 

同じ心配をしている人は、県内外を問わず、私の他にもいます。広島デモの参加者だけでなく、全国の同じ活動をしている人達みんなに関わる問題でもあるので、今回はこの事を記事にします。

 

 

 

その心配事とはこの2つです。

 

 

●(デモの環境)参加者に対して

 

 

●(デモの演出が周囲に与える影響)活動全体に対して

 

 

 

今の実行委員会がこの問題を解決できるかどうかはわかりません。気を付けてはほしいですが、情報が入って来ないので心配しています。

 

 

 

私は広島で活動をしているので、問題を無視するわけにはいきません。

 

 

 

しかし今は、デモの運営に対して意見を言う立場ではないので、こういう形で発信をします。

 

 

 

一つ目の心配(暑さ)

 

8月15日に、仲間の主催する街宣に参加しました。...といってもほんの少しだけ。

 

 

一週間前に腰を痛めて仕事を休んだこともあり、立った状態を維持するのがキツいので、申し訳ないですが、今回は無理をせず途中で帰りました。

 

 

歩くのはマシなのですが、ずっと座るとか、ずっと立っているのがしんどいわけです。

 

 

日中はとにかく異常な暑さで、具合が悪くなりそうでした。

 

 

私は日陰でノボリを持って座っていたから多少マシですが、現地に連れて行ってくれた仲間は、日の当たるところでビラ配りをしていたので、けっこうぐったりしてました。

 

 

 

毎日気合で活動する人はいますし、凄いと思いますが、健康状態は人によって違います。

 

 

 

みんなが参加する事を考えたら、厳しい環境だと思いました。

 

 

 

帰ったのが15時前だったので、現場にいた時間は14時台。街宣経験が長い人が、夏に活動する時に避ける時間帯です。

 

 

 

そして、この時間は、8月31日に行われる広島デモ行進の出発時間とほぼ同じです。

 

 

 

大丈夫かな?と前から思っていましたが、実際にあの過酷な環境に参加したことで、増々デモの参加者の健康が心配になりました。

 

 

 

企画した人達は大丈夫かもしれませんが、参加人数が増えれば当然、高齢者、背が低く地面の熱を感じやすい子供、持病を持った人等も増えます。ワクチンを打っている人は免疫が下がっています。

 

 

健康がテーマのデモなのに、参加したことで体調不良者続出になれば、アンチに切り取られて、逆に叩かれます。

 

 

8月31日はもう少し気温が下がるかもしれませんが、昨年の気温を参考にすると、晴れたらまだ暑いです。

 

 

 

この活動をする人は、意地をはったり、無理をするタイプの人が多いので、しんどくても我慢すると想定した方がいいです。

 

 

 

なので、主催者側の方で、無理をさせないように、安全な環境を整えることが重要です。

 

 

自分で考えて行動するのが大事。倒れたら自己責任だろ、主催者がそこまで気にかける必要はない...と思われる方もいると思いますが、そういう問題ではありません。

 

 

「反ワクイベント主催者が無謀な企画をして参加者を倒れさせた...と、ニュースになる事」が問題なのです。

 

 

そうなれば当然、無名の実行委員ではなく、名前の売れた、弁士になったインフルエンサーが叩かれます。

 

 

いつも言っている事ですが、活動は「いかに世間に受け入れてもらえるか」が大事。

 

 

どんな能書きを述べようが、悪いイメージがついたら、それだけで「負け」なのです。

 

 

「イベントを企画した団体」だけではなく、「同じ活動をしている他の人」までが叩かれることも考えなければいけません。

 

 

風当たりの強い活動ですが、みんな時間と金と労力をかけてボランティアで活動に協力してくれています。

 

 

全国にいる「同じ活動をしている仲間」の為にも、アンチに叩かれるネタを与えないよう細心の注意を払ってほしいです。

 

 

私は地元広島で活動してきたので、もし広島の反ワクイベントで何かあって、活動全体のイメージが落ちれば、他県の活動家に申し訳ない気持ちになります。なので、こうやって気を付けるべき事は発信します。

 

 

 

二つ目の心配(演出)

 

 

これは一つ目の問題より深刻です。

 

 

デモを含めた街宣活動は、「街の人達に自分達の考えを伝える」イベントです。

 

 

伝えたい内容が、誤解されず、きちんと伝わる事...これが重要です。

 

 

伝えたい相手からどう見られるか、受け入れてもらえるか...これを考えながら演出しないと、せっかく活動をしても、効果が低かったり、逆効果になります。

 

 

 

反ワクはアタオカ(頭おかしい)のレッテルを貼られて終わりです。

 

 

過去にみられた失敗例をあげておきます。

 

 

●ノボリやプラカードが小さすぎて読めない。

 

 

●ノボリやプラカードの主張がバラバラすぎて何が言いたいのか分からない。

 

 

●音が聞こえない。

 

 

●嫌がる人に無理矢理チラシを渡す。

 

 

●分かりにくい単語を使う。

 

 

●主張が長すぎて伝わらない。

 

 

●ストレス発散の為、通行人に暴言を吐く。

 

 

●情報を伝える気持ちが強くなりすぎて説教になる

 

 

●雄叫びを上げる。

 

 

●(役所など)建物に向かって絶叫。

 

 

 

こんなバカな事する?と思うかもしれませんが、やるんですよ、この活動をしている人の多くは...。

 

 

 

 

何度注意したかわかりません。

 

 

 

活動した側はやった気にはなりますが、相手にメッセージが上手く届いていないので、変化は少ないです。

 

 

...で、「これだけやったけどダメだった」と辞めて行きます。

 

 

一回では上手くいきません、やりながら結果を見て、試行錯誤の連続です。そこを怠けると結果には繋がりません。

 

 

逆効果は最悪です。

 

 

失敗例を多く見てきた私が、今回のデモで心配しているのは「演出」「伝え方」です。

 

 

それは池袋、日比谷の大規模デモ以降の反ワクデモでよく見られるのですが、同じ事を広島でやると最悪なので、その説明をします。

 

 

 

その演出とは「日の丸」です。

 

 

 

この演出を巡って、今、全国の活動家の間で意見が割れています。修復不可能なほど仲が悪くなるケースもあります。

 

 

 

人によっては特別な思いが加わっているので、他の失敗の原因と違って、改善が難しい問題です。

 

 

 

何故、「日の丸」演出が良くない結果になるのか説明します。

 

 

 

誤解をあたえる伝え方

 

 

仲間に対して「反ワクのデモで日の丸を使うのってどうなの?」と言うと、決まって返ってくるのがこのセリフ。

 

 

「海外では自分の国の国旗を掲げるのは普通。日本人だけが自分の国の国旗に抵抗を感じるのはおかしい。自虐史観~」

 

 

 

 

...日の丸が悪い...とか言ってるわけじゃないです。使い方の問題であり、やり過ぎなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは5月31日のデモになります。

 

 

 

私なんかより政治や活動に詳しいお二人が、記事にしていたので写真を紹介。

 

 

 

 

これは、なんのデモなんだ(笑)戦前回帰してないか(笑)より引用

 

 

 

 

 

【続:表現論】ご活動を批判する意図はなく、主催者側とか参加者に友人知人が、多数集っていた5/31デモ…。より引用

 

 

 

 

1本じゃダメなんでしょうか?

 

 

 

このビジュアルですが、反WHO・反ワクチン・反緊急事態条項を訴えるデモです。

 

 

 

国旗に飲まれており、インパクトが強すぎて、何の主張をしたいのか全く伝わりません。

 

 

 

紹介した写真は5月31日のものですが、4月13日にも大きなデモが池袋でありました。

 

 

 

その時も同じような演出がされており、元々活動が長い人、気付いている人、アンチなどが問題視していました。

 

 

 

冷静なアドバイスを参考に改善できればいいのですが...我が強いので反発されます。

 

 

 

批判されるからなのか、他の主催のデモでも、回を重ねるごとに、日の丸を使う人が増えている気がします。

 

 

昔の日本では祝日に国旗ガ―...と言い出す人が多いのですが、それでもせいぜい門の両サイドに2本です。植木のように大量に立てている家を見た事がありません。

 

 

 

それとおそらくですが、祝日に国旗云々~言っている反コロ活動家の多くは、実生活で祝日に家の門に国旗を立ててないと思います。

 

 

 

デモや街宣の大量の日の丸は過剰すぎて不自然です。

 

 

 

反ワクのイメージが変わるほどインパクトを与えるなら、それはただの自己主張です。

 

 

 

国旗を出すことは日本的なのか?

 

 

日本はわび・さびの文化です。主張を控える。自分が自分が...と言わないのが日本的。

 

 

国旗だらけの状態は、日本が、日本が、自分が、自分が...と言ってるようなもので、自己主張が強すぎます。

 

 

発想が日本的ではなく、日本的な文化や美意識を持っている人が見たら違和感があります。

 

 

スポーツの世界大会等で、外国との比較として自分の国をアピールするならまだわかります。

 

 

 

でもここは日本ですし、一般の日本人にメッセージを伝える集まりなので、過剰に日本のシンボルを強調する必要はないのです。

 

 

それによって本来の主張が埋もれたり、周囲に全然別の思想の団体だと勘違いをされるリスクがあります。

 

 

それでもやる行為なのか、よく考えてほしいと思います。

 

 

「反ワクの活動なんだから、日本人だからこそ場をわきまえ、国旗は祝日に自分家で使って下さい」と言いたいです。

 

 

 

活動に国旗を使うと、人に誤解を与えます。

 

 

 

見た人から「この団体は右翼ではないか」と思われます。

 

 

右翼の人はいいですよ。でもそうじゃない人はそう思われたくないわけです。左翼とか、どちらでもない人は。

 

 

反対意見の人が参加しにくい環境になるので、増々偏っていきます。

 

 

 

街宣やデモは顔出し、人によっては名前出しで世間にアピールします。

 

 

参加したところを、知り合いや会社の人に見られた時、異なるイメージを持たれないように、運営側は気を付ける必要があります。

 

 

 

反ワク活動は、ただでさえイメージが悪く、誤解されやすい活動です。それでも集まってくれた参加者に感謝をし、立場や安全に気を配れる主催者であってほしい。

 

 

 

色んな考えの人が集まるので、偏った思想に見られないよう、「集まった目的」のみのイメージに統一するように気を使うのが重要です。

 

 

「右も左もない」と言って募集したのに、偏った思想に演出するなら、「全体の事を考えていない」と言われても仕方がないです。

 

 

 

主役の座を奪う

 

 

どうしても日の丸を使いたいんだ...という人が過去にいたので、1本はしょうがないかなとは思いますが、基本的に私は、反ワク活動には1本であっても日の丸を使うべきではないと考えています。

 

 

 

日本を強調した活動(例えばお茶、お花、武道等)には、主旨と合っているので理解できますが、反ワクと日の丸は関係ないです。

 

 

 

使うなら、デモの主旨を表現したノボリや横断幕から、目線を奪わない控えめなサイズ、A3くらいが無難です。

 

 

 

日の丸はシンプルでインパクトがあり、みんなが知っている親しみやすいデザインなので、あまり大きいと、通行人の目がノボリや横断幕ではなく日の丸に行くのです。

 

 

沢山の物がある時、人間の目は「知らない物」ではなく、「知っている物」に目が行きます。シンボルの影響を軽く見てはいけません。

 

 

数か月前に東京に行った時に、3~4つの街宣を見たのですが、遠くから見ると、持っているノボリや横断幕の主張が見えにくかったです。関心がなければ多分読まれないレベル。

 

 

何の主張なんだろう?と思いながら歩いていたので、記憶にも残りませんでした。わざわざ確認に行ってない通行人の気持ちです。

 

 

そんな中、唯一記憶に残ったのが、つばさの党です。のぼりのシンボルマークのおかげで、遠くからでも一発で分かりました。

 

 

離れていたので、単語が僅かに分かる程度しか聞こえませんでしたが、その時の状況を知っていたので、テーマが何かくらいはわかりました。

 

 

街頭活動をする時、シンボルは大きな力を発揮すると実感した出来事です。政党や任意団体など、自分達の存在を世間に知ってもらいたい時に使うと効果的だと思いました。

 

 

シンボル自体が主役で、伝えたい事ならいいのですが、関係ないところで使うと、本来の目的から主役の座を奪ってしまうことになります。

 

 

1本でも存在感があるのに、大量に使えばなおさらです。

 

 

伝えたい内容が優先なので、日の丸が主役になってしまうのはよくないです。

 

 

日本の国旗が日の丸だということは、誰でも知っています。同じ所属の人達に、あえて強調する必要はないと思います。

 

 

 

TPOに合っていない

 

 

日の丸は嫌いではないですが、旗にして見せるアイテムにする以上、「合う場」と「合わない場」がでてきます。

 

 

禁止ではなくても、「合わない場面」で使用すれば、変に思われます。TPOの問題です。

 

 

 

TPOとは和製英語で、Time(時)と、Place(場所)と、Occasion(場面)に応じた方法・態度・服装等の使い分けを意味します。

 

 

 

ルールがなければ、個人の判断で自由でいいと思いますが、最低限、礼儀をわきまえたり、場が読めないと、人に受け入れてもらうのは難しいです。

 

 

 

「相応しくない見た目」は浮きます。分かりやすい例をいくつか出します。

 

 

 

例えば、サッカーサンフレッチェの応援に、広島カープのグッズを身にまとっていくのは、その場所が広島だったとしても変です。

 

 

 

カープのグッズ自体が悪いわけではないし、何を着ようが自由ですが、場所や状況と合っていません。

 

 

 

例えば、結婚式に呼ばれた時、花嫁から注目をそらすような真っ白のドレスを着て行けばヒンシュクを買います。

 

 

 

 

白い服禁止ではないですが、一般的にアウトとされているので、実行すれば変な目で見られるでしょう。注目を集めるような派手な衣装もアウトです。

 

 

 

白いドレスや派手な衣装自体が悪いわけではありませんが、使い方を間違うと、人間関係が悪くなります。

 

 

 

例えば、葬式に呼ばれた時、派手でカラフルな服装では行きません。

 

 

 

禁止ではないし、派手でカラフルな服装自体が悪いわけではありませんが、場の雰囲気を壊す演出をすると、周囲から変な目で見られます。

 

 

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所100巻『アロハ天国』より引用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慰霊デモの主催をしているニコミ会はその点しっかりしています。テーマを上手く伝える為に、イメージを統一しています。

 

 

 

 

 

 

見る人の立場にたって考える演出は大事です。

 

 

 

広島で日の丸演出することの問題点

 

 

右翼じゃない人が右翼に見られるのは困りますが、まだマシです。

 

 

 

広島で日の丸を強調することは、もっとまずい印象を残してしまうので、その理由を説明します。

 

 

大量の日の丸から何を連想されるでしょうか?私は3つ思いつきました。

 

 

 

●世界規模のスポーツの大会

 

 

●天皇

 

 

●出兵

 

 

 

問題なのは3つ目のイメージです。

 

 

ここでもう一度、先日のデモを見てもらいましょう。

 

 

 

 

 

 

白黒にしてみました。

 

 

こういうイメージです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういうのが好きな人がいるんですが、この後どうなったかを考えると、勘弁してくれよって感じです。

 

 

 

 

 

 

 

余談ですが、デモ行進の団体を集める際に、「梯団(ていだん)」という言葉を使っていますが、これは軍隊用語なんだそうです。

 

 

 

命と尊厳を守る国民運動より引用

 

 

 

 

 

以下は知人が教えてくれた情報です。

 

 

Yahoo知恵袋 梯団とはどのような性格を持つ集団をさすのでしょうか。

 

 

自衛隊とか一般的な軍の場合ですと、大部隊が移動する際、移動の効率、都合のためにいくつかの部隊に分けて移動するのですが、その分けた部隊を英語でLadder、ハシゴ(梯子)というので、梯団といいます。

 

おそらくその小分けにして、連なって移動する様をハシゴに例えたのでしょう。

 

 

旧ソ連軍の場合、これは攻撃部隊の戦術単位となるので、ちょっとややこしい。ソ連軍の戦い方の1つである縦深戦術というのがあります。戦うにあたって、独立して戦えるいくつかの梯団が用意されます。

 

第1梯団は衝角として敵の戦線に穴を開ける役割。

 

 

第2梯団以降は後方に待機し、第1梯団の攻撃が成功すれば敵後方に進出し戦果を拡大する。

 

第1梯団の攻撃が頓挫した場合は、無傷の後方梯団を戦線に投入、逆に第1梯団が撃破された場合には、戦線予備として戦線の穴を繕う、という運用でした。

 

 

簡単に言えば機甲・機械化部隊による波状攻撃ですね。

 

 

 

「グループ」という言い方じゃダメなんでしょうか?

 

 

 

ここ最近のデモは戦争や改憲に通じるサブリミナルが散りばめられています。

 

 

 

もう何が言いたいかおわかりだと思います。

 

 

 

今回のデモは、ワクチン反対、3発目の原爆を阻止する、人権、平和の象徴広島...といった言葉が多用されます。

 

 

 

フライヤーやイメージビデオからも、この運動と被爆地を重ねようとしていることが見て取れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近できた動画では「団体」という言葉だけだったので、製作者の配慮が感じられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

戦争や原爆を否定しながら、被爆地で「出兵」を連想させる日の丸演出は合っていません。

 

 

 

今の流れだとやりそうなので注意しておきます。

 

 

 

日比谷デモでは連隊旗・軍艦旗に使用されていた旭日旗まで出て来ました。

 

 

 

デモの主旨がどうであれ、参加者の思想がどうであれ、見た目はどこからどうみても軍国主義です。

 

 

 

被爆地広島で軍国主義、核推進、天皇、大日本帝国バンザイを主張しているように捉えられる可能性があります。

 

 

 

戦前回帰を彷彿とさせる演出は、世界に向けて平和をアピールしている被爆地広島に、ケンカを売る行為です。

 

 

 

他の県で日の丸だらけが問題にならなくても、広島で同じ事をやれば大問題なのはそういうことです。

 

 

 

 

観光客からも「あれは何?」と写真や動画を撮られるでしょう。その有様が軍国主義だとシャレになりません。

 

 

 

 

例えば、先日の15日の靖国(写真友人提供)。このようなイベントでするなら、主旨とあっているので構いません。

 

 

 

 

 

 

まぁ、一般の人から見たら、これほど日の丸に圧倒されると、日本の同調圧力を絵にしたようで怖いですが...。

 

 

 

もう一度言いますが、今回のデモの主旨は反ワクや人権、平和の象徴広島です。

 

 

主催者や弁士の思想は色々あると思いますが、表向きは反ワク活動なのです。

 

 

日の丸、梯団...のように「出兵」をイメージする演出をすると、「反ワクって右翼がやってるんだ」と思われ、広島でこれまで真面目に頑張って来た人のイメージを書き換える事になります。

 

 

東京のように道が広く、デモや街宣がしょっちゅうあるところなら、少々大きくて変わったデモがあっても珍しくないので、通行人は気に留めないかもしれません。

 

 

しかし、広島のような小さな町で、平和都市に相応しくないデモ行進が行われれば、何事かと驚くと思います。

 

 

「いや、そういうつもりじゃない。日の丸をかかげるのは、純粋に日本を守りたいからだ」...という意見もあるでしょう。

 

 

しかし、「やってる側」の意見はどうでもいいわけです。

 

 

 

「見た人が」どう感じるかです。

 

 

 

通行人は、よく分からない団体が日の丸を持って歩く特殊な理由を聞いてくれるほど暇ではありません。

 

 

 

第一印象は瞬間的に決まります。

 

 

 

ちなみに、わたしは池袋、日比谷の日の丸デモの写真を、気付いてない人、活動してない人に見せて感想を聞きまくりましたが、「それはよくない」、「右翼に見える」という声が大半でした。

 

 

 

一方、活動している人に見せると、集まった人数に感動するので「凄い」という感想が主です。そして「右翼には見えないよ」と言われます。聡明な一部の人が、これはマズいと言うくらいです。

 

 

 

活動家と、世間の目は、ギャップがあります。

 

 

 

「見る人の視点に立つことが重要だ」と注意をしても、聞き入れず自分の主張を通す人が多いのですが、本当に伝えたいんだったら、演出は考えた方が良いです。

 

 

 

かつてやった世界同日デモは、デモに関係のない主旨ののぼりや横断幕は使用禁止でした。

 

 

その事で揉めた人もいます。

 

 

 

当時街宣を始めて間が無かった私は、少し厳しいかなと思っていましたが、今思えばその決まりは適切だと思います。

 

 

何でもありにすると、この活動の場を利用して、自身の勢力を伸ばす為に自己主張の強いアイテムを使う人が出てくるからです。何が目的なの?と言いたくなります。

 

 

同じ目的ガー!といって集まるなら、使うアイテムも統一感を出した方が、見る人にとって親切です。

 

 

 

 

目的を立てる為に余計な主張を控える

 

 

厳しい事を言いましたが、もし「同じ目的の為に集まる」という思いが本物なら、関係ない自己主張は抑えられるはずです。

 

 

 

それができないのであれば、目的は自己主張です。

 

 

 

私がこの記事を書く前にも、何人かが似たようなメッセージを発信していました。

 

 

 

最初に読んだのは池袋デモの後だったと思いますが、その後の日比谷デモや他の大きなデモでも、そのような忠告を聞かず、過剰になっています。

 

 

 

最初に紹介した写真がそうです。

 

 

 

 

嫌われるような事をわざわざやる活動家も多いので、驚きませんが、客観的に見て欲しいなと思います。

 

 

 

アンチのドラネコ氏でさえ、右も左もないではなくて、右寄りのデモだと指摘しています。貴重な意見なので、より良くしたいと思うなら、参考にするべきでしょう。

 

 

 

【詳細レポート】4・13反ワクチン池袋デモ行進。「目覚めた」中高年が過去最大規模の集会(前編)

 

 

 

 

あとは主催者や参加者がどれだけ、先を読んで行動できるかにかかっています。

 

 

 

 

できればドラネコ氏が、ネタに困るぐらい、突っ込めないデモにしてほしいと思います。