カテゴリー:憲法

 

深田萌絵氏と内海聡氏の対談動画を見ていた時の事です。

 

 

愛国者が売国行為をしている事について、2人共理解に苦しんでいました。

 

 

 

 

意味が分からない...と不思議がっていたのですが、

 

 

 

 

 

 

この現象、2人だけではありません。

 

 

私の知り合いで表に出て騒がない人達も、似たような事言ってました。

 

 

コロナ問題を追及していて中央集権型のシステムや言論弾圧に反対していた人達が、いつの間にか、中央集権型のシステムに熱狂するようになった問題については、以前解説した事があります。

 

⑱ 国と国との争いに気を取られている隙に蝕まれる世界。戦争もパンデミックも根は同じ。

 

 

私も全く同じ事を思っていたので、今回は漫画で...。

 

 

B層というのは要するに、特定の政治家のカリスマ性やイメージを支持する層のことです。

 

特定の相手の言動や行動の意味をよく理解していなくても、勇ましさやハッキリした態度を見せると信じてしまう特徴があります。

 

Bとは、A~DのうちのBの事です。

 

昔は「良く分からないけど流されて小泉元総理を支持する層」の事を、B層と言っていましたが、現代ではインフルエンサーで同じ現象が起きています。

 

B層 wikipedia

 

B層(ビーそう)とは、郵政民営化の広報企画に際して小泉政権の主な支持基盤として想定された、「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」と定義されている。

 

 

なんでB層なのかというと、理屈が通じないからです。

 

 

その事が分かる2人のせつない会話がこちらになります。

 

 

【深田】またNTTを売られそう。なんで防衛インフラの最前線、サイバーセキュリティ―のインフラ売るんだよって思いますよね。

 

【内海】しかも安い値段で売るって言う5兆円でしたっけ?

 

【深田】そうです、二束三文で。

 

【内海】なんで売んなきゃいけないんだ。それが愛国とか、本当意味分かんないんだけど、言うと逆ギレされるんですよね...。

 

【深田】お...怒られますよね...。

 

 

【内海】そう。「先生は愛国と言うものがわかってません‼」

 

 

【深田】そうそうそうそう、私も昨日書き込まれました。「愛国を教えなきゃいけない」って言うんですけど、じゃあね、国って何なんですか?っていう話じゃないですか。国土だけじゃなくて、国家という体制だけじゃなくて、そこに国民という民もいて、全部合わせて国だよねっていうね。国民のこと忘れてませんか?っていつも思うんです。

 

 

【内海】国民の事を言うだけで「左翼」って言われますからね。国民の事を、「1人1人の国民の事を考えるとかありえません!」とか言われる。国粋主義だから本当に、国民は皆奴隷なんです。「奴隷なんです」と言わないんだよね。言わないんだけど「国民は奴隷なんです」ってあなた言ってるだけじゃん...みたいな。って言ったらまた逆ギレされる。

 

【深田】国民国家は国家と国民が一つになってセットだよ。ここは離せないよ。国民国家だからね、日本は...っていう、そこをちょっとね、共有できたらいいですね。

 

【内海】共有できたらいいんですけど、できないんですよね。「愛国」って言ってる人達は。

 

【深田】だからと言って、左翼と上手くやれるわけでもないんですよ。

 

【内海】僕は左翼は右翼よりも嫌い...というくらい公言してますから。

 

【深田】なんか私、右翼からものすごい叩かれて敬遠されてるんですけど、左翼の人呼んでも、左翼も嫌われてるんで、なかなか来てくれないんです。

 

【内海】共産主義者全然ついていけない。あの過剰なポリコレとか。LGBTのね、過剰な法律推進とか、なんでも権利みたいな感じとか、注射推進、PCRの推進ね、なんでも非科学的マスク推奨とか、もう全部そうだったけど、もう共産主義者は右翼より嫌い。だけど左翼扱いされるんですよね・・・。

 

【深田】・・・。

 

【内海】どうすればいいか分かんないんだよね。

 

【深田】右翼から左翼として扱われ、左翼から右翼として扱われているのが...。中道じゃないですか、我々。

 

【内海】中道...って言うんですかね。分かりません。中道って言われる事あまりないので。

 

【深田】中道下翼。下向いてるんで。目線は国民。下級国民の方を向いている。庶民の方を向いている。

 

【内海】右翼でも左翼でもなく下翼。

 

【深田】そうなんですよ。なんか、恐ろしいことに、左翼と右翼を招いて討論会をやりたいと思っているのに、どっちも来てくれない。なかなか。

 

 

 

国民一人一人の大切さがわからない人が多くて、インフルエンサーも苦戦しているみたいなので、真面目に答えます。

 

 

 

 

大きな形が正常である為には、それを構成する小さな単位の物が、正常に機能していないといけません。

 

 

細胞が傷ついたらどうなるかを考えたら、もっと分かりやすいと思います。

 

 

大きな組織ばかりを大事にして、組織を構成している個人を犠牲にする...という精神は健全ではありませんし、「愛」ではありません。

 

 

「日本」という組織を大事にして、その組織を構成している一人一人を、使い捨ての歯車の一部のように考えることを「愛国」と定義するから問題なのです。他の事に置き換えると分かると思います。

 

 

「家庭」という組織があります。

 

 

「会社」という組織があります。

 

 

「日本」という組織があります。

 

 

 

会社の場合は、利益を追及することが一番です。会社は目的を提示した上で、業務を遂行する仲間を募集します。働く側は、沢山の中から条件を比較し、納得、選択し、報酬と引き換えに働くわけです。条件に騙しがないなら、歯車の一部として、上からの指示に従うのは、選ぶ段階で分かっているので、筋が通っています。

 

 

従う...と言っても、今の時代、利益やイメージが最優先で、務めている人を粗末に扱うような会社は、批判されます。そして「愛」がありません。働く側としても、大事にしてくれる会社だったら長く働きたいと思います。

 

 

人を大事にするのは重要です。

 

 

選択できる自由がある「会社」と違って、選択できる自由がないのが、生まれた「家」や「国」です。

 

 

この組織は、気に入らない、合わないから...と言って、棄てたり、強引に変えるのは酷です。何故なら、自分の一部でもあるわけですから。情もありますし。その為、我慢して留まるケースが多いです。

 

 

従って、このような組織の人権意識が低いと終わります。

 

 

昔は家の中でも上下関係がハッキリしていたので、下の者は上に従うという習慣がありました。長男は跡継ぎ決定、結婚相手は親が決めていました。本人の意思は無視です。

 

 

家庭という組織の利益やイメージが最優先で、子どもの人格や意思は、粗末に扱っていた事になります。意思を無視するということは、物扱いするのと一緒です。家族個人に対する愛より、家庭という組織への愛が強いとこうなります。

 

 

このような「弱い立場の人」を思い通りにする事は「愛」とは言いません。

 

 

国家も同じです。国民を粗末に扱ったり、意思を無視して思い通りに動かそうとするなら、そこに「愛」は存在しません。

 

 

「愛国心」という言葉を使っている人はいますけど、ほとんどが「愛」になっていません。

 

 

そして、愛国心には2種類あります。

 

 

●愛の対象が、人、自然、土地

 

●愛の対象が、国家という組織

 

 

愛国心を語る人は、後者を指しているケースがほとんどです。要するに組織愛です。組織そのものに執着する人は、権力大好きで、愛に乏しいタイプが多いです。

 

 

組織は上に立つ人の都合でコロコロ変わります。同じ土地、同じ民族でも、社会システムが変わったら別世界です。大日本帝国と、その前後の社会システムは、同じ日本でも別世界です。

 

 

だから、この時代の日本は好きだけど、この時代の日本は嫌い...という事が起きます。

 

 

組織とは、人間が人工的に作ったものです。

 

 

自然界には存在していませんし、人間がいなくなれば、組織も消滅します。

 

 

例えば、日本から人がいなくなれば、ただ「日本」と名付けられた土地がそこにあるだけです。

 

動物である人間は、例え組織がなくても、生命が維持できる環境であれば勝手に繁殖します。自然の摂理として。

 

 

その中で弱肉強食で勝つ者と、負ける者に分かれますが、それも自然の摂理です。生命は、自然界が正常に機能していれば、繁殖できます。

 

 

「国家の方が優れている」と言う人の本音は、「国家権力を掌握している人が優れている、崇高な存在なんだ」...と主張したいだけです。

 

 

でも現実は、人間の中でたまたま賢く強い奴が、弱い奴を痛めつけ「支配する側」に立てただけの自然の一部に過ぎず、ケンカに強かった、上手くやれた人達...ただそれだけの事。選ばれたわけでも、神聖な現象でもないのです。

 

 

人の作った組織や、その中心にいる人は、ケンカに強いだけ...その認識で留まっておけばいいものを、人が作った組織が、自然の一部である人間の生命そのものより上だ、偉い...とする考えは、自然の摂理を無視した傲慢な考え方です。

 

 

国民より国家が重要だ...という説は、そのように受け取れます。

 

 

 

ちなみに、最初の動画の後半はこちら。

 

 

 

過去のシリーズは以下。

 

 

日本国憲法と戦後の日本の良さについて考える

 

 

 

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最近、シカをネタにした、以下のような動画が、おススメに上がってきました。

 

 

 

 

これも

 

 

 

これも

 

 

 

 

これも

 

 

 

 

本当に起きた事を撮影しているとしたら、決定的瞬間を撮る為に、ずっと張り込んでいたことになります。乗る前に注意せーよ。

 

 

ヤラセかと言いたくなるような絶妙な構図の動画です。AIだと言う人もいました。

 

 

信じる人は、これを見て外国人に対して良い感情は持たないでしょう。鹿イジメ=外国人と思い込む人が増えます。国と国との仲を悪くする動画です。

 

 

高市早苗氏も、外国人観光客によるシカの虐待を問題視していました。

 

 

 

仮にこれらの情報が本物だとすると、確かに酷い話ですが、奈良公園には、もっと虐待している人がいるそうです。

 

 

 

 

 

これを見て、外国人が問題を起こす場合もあるけど、日本人も負けてないなと思いました。

 

 

私の住む広島県廿日市市には宮島があり、島内には野生のシカが沢山います。

 

 

祖父母の代は宮島に住んでいたので、今も親戚が住んでいるし、現地で働いている人も何人かいます。

 

 

島の情報は時々聞くのですが、観光客が宮島のシカを蹴ったとか、乗ったとか、そういう話は聞きません。

 

 

人がシカに追い回されて、やむをえず振り払っている場面は何度か見た事ありますが、食べ物を持っていると集団で向かってくる事もあるので、それは仕方ないかなと思います。紙袋を食べようとする事もありました。

 

 

世界遺産に登録される前までは、道にゴミとか糞が沢山落ちていて、綺麗ではなかったです。当時、ビニールやぞうきんなど、食べ物ではない物をモグモグしてるのを何度も見ているので、地元の人間は慣れてますが、知らない人は、立っている時に、いきなり持ってる紙袋を食べられたらビックリすると思います。

 

 

ドアが空いてたら家に入り、お櫃を鼻で開けて、ご飯を食べる事もあったみたいで、そういう時は住民は怒っていました。ちなみに、戦時中はシカを見なかったと祖母が言っていたので、食べて減っていた可能性もあります。

 

 

そういった例外を除けば、私が知る限り、宮島は基本的に日本人も外国人もシカに対して酷い扱いはしていないと思います。

 

 

奈良公園のシカが蹴られた騒動以降、シカと言えば奈良と相場が決まってしまいました。最初に紹介した動画もそうですが、宮島らしき風景ではありません。

 

 

私は地元愛が強いので、シカと言えば宮島だろう。...と言いたくなる訳です。

 

 

だから、外国人、特に中国人が奈良のシカを虐待した話を何度かネットで見かけた時、宮島のシカを虐待したという話を聞かないのは何故だろう...と思いました。

 

 

外国人観光客は、必ず奈良だけに行かなければならない...という事はありません。観光地の人気度があるにせよ、誰がどこに行くかは自由ですし、流動的です。

 

 

奈良に行った外国人が、たまたま「シカを蹴ってみたくなる性質の人」で、宮島に行った外国人が、たまたま「シカを蹴ってみたくならない性質の人」だった...ということなのか...。

 

 

ニュースにならないだけで、密かに虐待する観光客がいるのか...。いたとしたら、奈良のシカ並に騒がれないのは何故なのか...。

 

 

単純に、奈良に比べて外国人観光客が少ないのか...。

 

 

宮島のシカが平和なので、奈良のシカが蹴られたニュースが話題になると違和感があります。同じシカなのに...。

 

 

観光業で働く人曰く、今一番評判が悪いのはインド人なんだそうです。白人は話しかけたらニコーっと笑って返答があるのに、インド人は話しかけても、ブスっとして愛想が無く、トロトロと歩くうえ、うるさい。他の人の邪魔になると、「みんなそう言っとる」と言ってました。

 

 

中国人の方がマナーが悪いって言うじゃん?と聞いたら、中国人が酷いと思っとったけど、まだえーわ、インドはほんま...。と言われました。

 

 

ところで、奈良のシカは虐待されたら大騒ぎになりました。広島(宮島)はシカの虐待は聞きませんが、ウサギは虐待されました。

 

 

気付かなかったのですが、最近、広島県竹原市にある大久野島について調べていた時、ウサギが虐待されたというニュースがあった事を知りました。

 

㉒自虐史観の教育など現実に存在しない。大久野島の毒ガス製造の歴史はこのままいくと風化する

 

 

TV・新聞を見ている人達は、結構知っているみたいなのですが、私はネットしか見ていないので知らなかったです。

 

 

ネットではシカ虐待の時のように騒がれていませんし、反ワク界隈では話題にもなりませんでした。

 

 

従って、最初は軽い虐待だと思っていたのですが、100匹くらい殺していました。

 

 

 

 

何度もニュースになっていたみたいなのですが、気がつかなかったですね。

 

 

 

 

ウサギを助けた人が、本当にウサギを大切に思っている事が伝わってきます。

 

 

 

 

被害に合ったのは約100匹。でもほどんど騒がれません。

 

 

虐待したのが外国人ではなく日本人だからですか?

 

 

もしこれが外国人だったら、大騒ぎになって、日の丸と旭日旗を持った人が竹原市に押し寄せて雄叫びを上げそうです。

 

 

ワクチンは2000人以上亡くなっても、ほとんど問題視されないのに、小林製薬の時はメチャクチャ叩かれました。そのぐらい偏っています。

 

 

 

●奈良のシカ → 虐待、注目される

 

●宮島のシカ → 虐待情報なし

 

●大久野島のウサギ → 虐待、注目されない

 

 

何故、奈良のシカ虐待だけが大騒ぎになるのか、冷静に考えるべきです。

 

 

シカの問題から、外国人の観光マナーについて言われるようになりましたが、日本人が守っていない場合も少なくありません。

 

 

例えば、大久野島のウサギは、餌はあげてもいいのですが、ルールがあります。船や島の施設に注意書きが貼ってあるので、目にする事ができます。

 

 

 

 

こういう動画をよく見るのですが、触るのはNGです。

 

 

 

 

 

今回似たような事でも、騒がれるケースと、騒がれないケースがある事についてお話ししました。

 

 

動物を虐待するのはいけません。でもそれを話題作りにしたり、再生数を稼ぐ事を目的にするのは、もっとよろしくない傾向です。

 

 

 

インパクトのあるニュースが拡散されたら、内容を盛っているのかどうか確認することが必要です。

 

 

本当に問題があるならともかく、根拠なくイメージで決めつける人が多いので、日本の行く末が心配になります。

 

 

㉔外国人の問題で日本崩壊!「スパイ防止法」に反対する人達に向けられる疑いの目。

 

 

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外国人への敵対感情を煽る情報が増えています。

 

 

選民思想、排外主義がエスカレートすれば、意味もなく外国人を憎むようになり、攻撃しても構わない...といった空気が出来上がります。

 

 

関東大震災の後に、朝鮮人、中国人、マイノリティの日本人を虐殺したのも、戦場でアジアの人達を虐殺したのも、そのような差別的な心が根底にあった事と、無関係ではありません。

 

過去と同じ過ちを繰り返さない事と同時に、今日本が直面している外国人とのトラブルを解決する必要があります。このバランスが大事です。

 

 

本記事では、今多くの人が関心を持っている、外国人に関係する以下の問題について考えてみたいと思います。

 

 

●スパイ防止法

 

●外国人の土地購入規制

 

 

2つの問題

 

コロナ騒動が始められた2020年、自粛のせいで店が潰れていきました。当時、活動していた人達は、PCR詐欺を元に続けられた自粛を止めないと、空いた店舗を外国人が買う...と訴えてきました。

 

 

 

 

そして、ワクチン接種が始まった時は、人が死んだり働けなくなれば、穴埋めに外国人を入れる動きが出る...とも訴えてきました。

 

 

だいたい当たってます。

 

 

去年あたりから、やっと世間が外国の問題に注目しだしたのですが、周回遅れなので、ポイントがズレています。日本を守りたいあまり、「崩壊への道」を選択してはマズいので、注意をしておきます。

 

 

外国人の問題をなんとかしたいと思っても、以下の2つはセットにしてはいけません。

 

●スパイ防止法

 

●外国人の土地購入規制

 

 

前者は、絶対に作ってはならない法律だからです。理由は2つあって、1つは「副作用の方が大きい」、2つ目の理由は「作っても目的を達成できない」です。

 

 

また、「スパイ」という概念が曖昧なので、解釈を変えたり、判断する人によって、いくらでも、誰でも対象にする事ができます。

 

 

「外国に情報を流している人が対象だから、そうではない人は大丈夫」...と考えている人は多いのですが、拡大解釈によって、そんな人でも対象になる危険性があります。

 

 

戦前・戦中には、元祖「スパイ防止法」とも言える「治安維持法」という法律がありました。

 

 

反対する人も大勢いたのですが、最初は、共産主義など限定的な範囲だからと、安全性をアピールして運用が開始されました。

 

 

 

 

しかし、でした。約束は守られるどころか、酷くなり、法改正をして、該当範囲を広げ、善良な一般市民が対象となりました。

 

 

拷問の実態を議会で暴露し、治安維持法の廃止を訴えた労農党の山本宣治議員は、その後右翼に殺されました。

 

 

反対者を暴力で押さえつけてでも維持する法律など、存在が間違っています。信じられない事に、日本人は敗戦しても、国民への思想弾圧や暴力に対する反省はなく、治安維持法を続けるつもりだったのです。

 

 

ですが、人権を重視するGHQが廃止させました。外圧がないと変わらないんですね、この国は。

 

 

ちなみに、日本政府は反省していないので、今も、治安維持法による弾圧の被害者に謝罪も賠償も行っていません。

 

 

政府が謝罪も反省もない...と言う事は、国民も反省はなく、あった事を忘れるので、もし令和版の治安維持法「スパイ防止法」を作れば、必ず同じ道を辿り、被害を受けた人はやられ損になります。

 

2つ目の理由は、後で説明します。

 

 

土地の購入に関しては、急ぎで対処する必要があります。国防上よろしくないので、土地の取得には規制を設けないといけません。

 

 

「スパイ防止法」のような思想の問題と違って、土地の問題は、物理的で分かりやすい問題なので、対象を限定すれば、日本人の被害は起きないと考えられます。

 

 

ただし、ただしです。

 

 

「土地の規制」が必要だからといって、それとセットで「スパイ防止法」を受け入れてはいけません。

 

 

例えば、「土地の規制」に動いてくれた政治家やインフルエンサーが、「スパイ防止法が必要です!」と言ったとしても、恩があっても、それとこれとは別。害がある事は拒否するべきです。

 

 

ついでに言っておくと、「土地の購入規制」と同じくらい、「永住目的の外国人(事実上の移民)を増やさない事」も重要です。事実上の移民を規制する事は、思想の問題ではないですし、日本人が該当して問題が起きることはないと考えられます。

 

 

ただしこの問題は、既に日本での生活が長く、日本社会に貢献してくれている外国人もいるので、その方達に配慮することも大切です。

 

 

「永住目的の外国人(事実上の移民)の規制」を訴える場合も、やはり、セットで「スパイ防止法」を受け入れてはいけません。

 

問題と解決

 

「外国人をなんとかしろ」と言っている人達が「スパイ防止法が必要だ」と叫んでおり、おまけに「改憲も必要だ」と言っています。

 

 

どちらも日本人の人権を失わせ、戦前に逆戻りさせる法です。

 

 

これを見て、あれ「外国人問題」ってすごい役に立ってるよね、仕掛ける側にとっては...と思います。

 

 

「国民が嫌がる法律」を作る場合、強制的に押し付けるよりも、相手の側から「この法律作って下さい」と言わせる環境にする事が鉄則です。反発が起きませんから。

 

 

移民政策は既に外国で失敗しています。それを知りながら、日本も同じ失敗をしようとするのはおかしいです。

 

 

「スパイ防止法」、「改憲」を望んでもらう為に、外国人問題を作り上げた...とも考えられます。

 

 

2つの問題を混ぜてはいけない理由

 

●スパイ防止法

 

●外国人の土地購入規制

 

この2つは、「外国人」という共通点を持っていますが、「問題→解決」における性質、目的、作用が全く別物です。似ているからといって混ぜてはいけません。

 

 

昔、ファミコンの「人気ソフト」と「クソゲー」を、抱き合わせで売っていたお店がありましたが、「人気ソフト」欲しさのあまり、仕方なくセットで買った人も多かったです。私は買いませんでしたが...。

 

 

クソゲーは、お金と時間をちょっと損する程度ですみますが、クソ法律は、生活と人生が崩壊します。

 

 

しかも、ゲームと違って簡単に破棄できないので、元に戻すのは至難の業です。この国は、一度決めたらどんなに泥沼になろうが、続けるという性質がありますから...。

 

従って、どんな「良い条件」を付けられても一時の気の迷いで絶対に掴んではいけません。

 

お目当てのものは、バラでゲットが基本です。

 

 

外国人問題を扱う事で、人気(票)を集めようとする人達もいるので、注意が必要です。

 

外国人を敵とみなし、規制をかけることは、諸刃の剣です。外国人にとっても脅威だけど、日本国民にとっても脅威ということになりかねません。

 

 

「防衛の為」とみせかけて、「国民を縛る事」が目的だったりするので要注意です。

 

 

敵が恐ろしいから、外敵から身を守るために、副作用が強い対策をする...こういう失敗は過去にしていますね。

 

 

ワクチンがそうです。酷い副作用は教えずに、サインをさせられ、大勢の人が打ちました。

 

 

...このように、国民の不利益が大きい事を隠して、良い事のように勧めるケースがある事を忘れないで下さい。よく使われる手口です。

 

 

次は、「スパイ防止法」を作ってはいけない2つ目の理由、「作っても目的を達成できない」についてお話します。

 

 

スパイ防止法とは

 

まずはスパイ防止法について。7分程度の簡単な解説です。

 

 

 

 

日本には既に、以下の法律があるにも関わらず、新しく「スパイ防止法」を作る理由は何故なのかを考えないといけません。

 

 

●産業スパイを摘発 → 不正競争防止法

 

●データ流出を規制 → 個人情報保護法

 

●技術やインフラ保護 → 経済安保推進法

 

●国家機密を守る → 特定秘密保護法

 

●窃盗・不正アクセス → 刑法

 

 

「海外にはスパイ防止法があるのに、日本にないのは何故だ」...は、推進派が必ず使う決まり文句ですが、単に知らないだけなのです。

 

 

今挙げた中には、作る時に大反対が起きた法律もあるので、覚えている人もいるでしょう。

 

 

 

「国家機密を守る」と言えば聞こえはいいですが、「国民に知られたら都合が悪い情報」を隠蔽する事もできるのです。

 

開示請求をしても不開示や、黒塗り文書が横行するのは、これがあるからでしょうね。

 

 

 

 

国民の命に関わる情報なのに秘密です。

 

 

ファイザー社と国の契約書は「不開示」、同社の不当な免責裏付ける

 

 

被害にあった人達からすると、加害者側の情報を知りたい、何とかしたい...と思うのは当然ですが、法律が、「国民」ではなく「ワクチンを推進した側」を守るために機能しています。

 

 

推進した側は、製薬会社、医師会、政治家、メディア、行政(金を出したのは国、事業主体は市町村)等です。被害者がかわいそうだと思います。

 

 

問題を起こしても特別扱いされる人がいるのはおかしいです。他にも、こんな不公平な事がたくさんあります。

 

 

「スパイ防止法」について、れいわ新選組の山本太郎氏が次のように語っています。達観した考えを持っている人は、みな思っていることです。

 

 

 

 

重要な部分がこちら。

 

「スパイ防止法」って、本当にスパイを防止できるんですか?だってもう既にスパイだらけですよ。そうでしょう?

 

 

ある意味で大資本側のスパイ大勢じゃないですか、国会の中に。1%の者たちが、99%を食い物にする、その1%側の代理人が大勢入ってるじゃないですか、スパイ。竹中平蔵さんみたいな人とか。

 

 

例えばですけれども、日本はアメリカの植民地ですよ。もう、言う事にノーって言えないっていう状態。事実上国が乗っ取られているっていう状態。占領されたまま、それが拡充されてる状態なんですけれど、そこに対して、犬みたいに従っている者達は、スパイではないんですか?ってことです。

 

 

そういう者達が、取り締まることができるんですか?ってことなんです。できないでしょう。そんなつもりないでしょう。

 

 

どうしてかと言ったら、「スパイ防止法」を望んでいる人達、どういう背景があるかっていうこと、見ていけば分かるんですよ。

 

 

「スパイ防止法を作れ」と言っている人達、国会議員以外でどんな人達いますか?といったら統一教会ですよ。統一教会ってどんな存在ですか?って言ったら、日本を滅ぼそうとしてましたよ。「日本は韓国よりも下で三等国だ」...みたいな。そういう考え方を持った人達が、「スパイ防止法を制定しろ」って言い続けてるってヤバイじゃないですか。どうしてそんなものを作ろうとしているの?って、狂ってますよ。

 

 

既にスパイを防止する意図があるようなそれに関する、関連するようなものっていうのは、いろんな法律で存在しているわけですね。「特定秘密保護法」だったりとか、他にも「テロ等準備罪」とかいろんなもので、いろんな部分が分散されてる状態だけれども、それでどうしてまかなえないんですか?ってことなんです。

 

 

これっていうのは、やっぱり気をつけなきゃいけないのが、国家権力が暴走した時に、こういった様々な法律だったりとか、「スパイ防止法」みたいなものが、国民に対して刃が向く可能性があるとされるものは、やっぱり慎重にならなきゃダメなんです。

 

 

先程言いました「スパイ防止法が必要と思いますか?」という問いに対しては、竹中平蔵さん的な方がスパイとして捕らえられるんであるならば、私は賛成する可能性あると思います。

 

 

そのほかに対米従属、アメリカの植民地で良しとしているような者達が捕らえられるんだったら、私はスパイ防止法ってものはあってもいいのかなと思うんだけど、そんなもの入るわけないんですよ。

 

 

逆に言ったら、国家に対して不都合なことを言ったりとかっていう者を何かしたの容疑で幅広く網をかけて、逆にいったら「全員容疑者」というような状況で様々な展開が進んでいく、国民への言論統制であったりとか、様々なことが行われる可能性が非常に高いってことです。

 

 

要するに、法律違反をして捕まるのは、下っ端ばかりで、権力者は怪しくても無かった事にされるだろう...ということです。

 

彼がこのように分析する理由は、根拠があります。

 

一番ヤバイ人は対象外。重要経済安保情報保護法(産業スパイ防止法)がまさに穴だらけ

 

 

防止しているようで、防止できない法律には、前例があります。その事を指摘している山本太郎氏の動画を紹介します。

 

 

内容は、高市早苗氏が経済安全保障担当大臣だった、2024年5月10日に制定された、「重要経済安保情報保護法(産業スパイ防止法)」についてです。

 

 

「地位が高い人」、「スパイ行為をすると、国家に致命的なダメージを与える事が出来るポジションの人」は、あらかじめ対象外にしておきましょう...というものです。

 

 

 

 

 

フルバージョンはこちら。

 

 

 

 

山本太郎

 

(中略)大臣、重要な秘密を扱える人物か否か、これを判断するためにも適性評価が必要である。これ、イエスかノーでお答えできますかね。

 

 

高市 経済安全保障担当大臣

 

重要な情報を漏らす恐れがあるか、ないか...ということでございます。その調査の目的ですね。

 

 

山本太郎

 

すなわち重要な秘密を扱える人物か否か、漏らす人ではないことを確認していくためにも、この適性評価は非常に重要である、ということだと思います。

内閣府。大臣、副大臣、政務官、いわゆる政務三役は適性評価を受けなくて良い、除外の対象である。イエスかノーかで教えて下さい。

 

 

彦谷 内閣官房経済安全保障法制準備室次長

 

国務大臣、副大臣、政務官などについては、本法案11条1項において、適性評価を受けることを要しないものとして規定されています。

 

 

山本太郎

 

もう一つ。重要経済安保情報をとり扱うことがない...と確定している省庁はありますか?

 

 

 

彦谷次長

 

「とり扱うことがない」と確定している行政機関はございません。

 

 

山本太郎

 

すべての省庁が秘密を扱う恐れがあり、それに関係するものには民間も含め身体検査(スクリーニング)、いわゆる適性検査が必要になるが、ただし政治家は除外。これ大丈夫なのか?って話です。

 

漏らす、おしゃべり、その頂(いただき)に君臨するのは、役人や民間人ではなく、政治家なんじゃないですか?ここ数年間を遡って見ても、政務三役で問題があったケースを探すと、あまりにもありすぎて、調べているこちらが音(ね)を上げました。やべぇ奴らが粒ぞろいです。

 

たとえば経産省。小渕優子大臣。関連政治団体の不明朗な収支で辞任。ドリル、ハンマーで証拠を破壊、隠滅を図ろうとした本格的ハードコアな反社ですね、これ。適性検査ではなく逮捕が必要な案件です。

 

他にも、東京電力株を600株保有した利益相反と批判された宮澤洋一大臣。SMバーの料金を政治活動費で支出。人の趣味にとやかくいうつもりは全くございませんけれど、これはまずいんじゃないかなと思うんです。内閣府、このようなケースで女王様相手に秘密保持を貫き通せると考えますか?

 

 

飯田 内閣府政策統括官

 

どういう形で定義されているかわからないので、お答えしかねます。

 

 

山本太郎

 

どういう定義もこういう定義もないんですよ。政治家、政務三役は適性評価なしなんでしょう。過去の政務三役を見たら、とてつもない粒ぞろいの方々が大勢いらっしゃる。

 

 

その中には、政治活動費でSMバーに遊びに行っていた人もいる。SMバーと考えた場合には、女王様がいらっしゃって、女王様の言うことは絶対。女王様に馬乗りになられて「秘密を漏らせ」と言われたら、秘密漏らしてしまうでしょ?ということです。こういうケースでは秘密を貫き通せると考えるか?とお伺いしたんですけれども、おそらくなかなか答えづらいということだと思います。女王様から厳しく要求されれば、情報を大量にお漏らし。その可能性は十分にあります。だって女王様には逆らえませんから。

 

他にも、宮澤大臣が代表を務めていた政党支部が寄付を受けていた企業。その株式の過半数を所有するのが外国人であった問題も浮上。全額返金。女王様への忠誠は絶対、でも支払いは政治活動としてちゃっかり支出。それ以外も含めてカネに対する執着は最高レベルですよね。これは適性検査必要なんじゃないですか?

 

他にも、中川俊直政務官。女性問題で辞任。基本的に不倫とか恋愛関係というのは直接国民には被害はないんですよ。究極的には個人的な問題であって、お互いの家庭を巻き込んでおおいに揉めていただければ結構なんですけれども、一つ問題があって、これはピロートークで情報漏洩というリスクがあるんですよね。

 

他にも、初入閣から40日で菅原一秀大臣が辞任。カニやメロンなどを有権者に配ったお中元・お歳暮おじさんです。普通に有権者買収ですよね。

 

山際大志郎大臣は、統一教会トップの韓鶴子さんと接触したことを「記憶がおぼつかない」と逃げまくったけれども、事実上の更迭。

 

裏金問題では、西村康稔大臣、そして副大臣が辞任。

 

経産省のほんの一角をご紹介しただけなんですけれども、これほどの豪華ラインナップなんですよ。経産省の政務三役は本法案の適性評価の除外対象である。はい、いいえでお答え下さい。

 

 

 

彦谷次長

 

お答えします。対象外でございます。

 

 

山本太郎

 

もちろん対象外。

日本国を弱体化する目的で家族を破壊、カネと人生を奪い、自民党議員を中心に教団の駒にして永田町に入り込んだカルト統一教会。関連があった政務三役は、少なくとも第2次岸田改造内閣以降、1府13省庁に79人。

 

還付金といい換えても無理ですよ。ただのネコババ、普通に泥棒ですから。裏金に絡む政務三役は1府9省庁で12人。全省庁の政務三役が本法案の適性評価の除外対象であるってことでいいですよね?はい、いいえでお答え下さい。

 

 

 

彦谷次長

 

政務三役につきましては、本法案の適正評価の対象外でございます。

 

 

山本太郎

 

一番やべえ政治家という生き物を野放しにして、スクリーニングなしですか?

一体どんなレベルの秘密法を作ろうとしているんですか?穴だらけではなく、穴そのもの。それが本法案だと、この一点だけでも分かる。そういう話だと思います。

 

 

これだからダメなんです。

 

同じ事をしても、普通の人であるAさんは批判するけど、地位が高いBさんは許す...という、人によって態度を変える精神を治さない限り、どんな良い法律を作っても、何をやっても、世の中は改善しません。

 

 

動画で語っている問題の部分が以下になります。

 

法令検索 重要経済安保情報の保護及び活用に関する法律

 

第五章 重要経済安保情報の取扱者の制限

 

第十一条 重要経済安保情報の取扱いの業務は、当該業務を行わせる行政機関の長若しくは当該業務を行わせる適合事業者に当該重要経済安保情報を提供し、若しくは保有させる行政機関の長又は当該業務を行わせる警察本部長が直近に実施した次条第一項又は第十五条第一項の規定による適性評価(第十三条第一項(第十五条第二項において読み替えて準用する場合を含む。)の規定による評価対象者(次条第二項に規定する評価対象者をいう。同条第一項第一号イ及び第二号において同じ。)への通知があった日から十年を経過していないものに限る。)において重要経済安保情報の取扱いの業務を行った場合にこれを漏らすおそれがないと認められた者(次条第一項第三号又は第十五条第一項第三号に掲げる者として次条第三項(第十五条第二項において読み替えて準用する場合を含む。)の規定による告知があった者(次項において「再評価対象者」という。)を除く。)でなければ行ってはならない。

 

ただし、次に掲げる者については、次条第一項又は第十五条第一項の規定による適性評価を受けることを要しない。

 

 

一 行政機関の長(当該行政機関が合議制の機関である場合にあっては、当該機関の長)

 

二 国務大臣(前号に掲げる者を除く。)

 

三 内閣官房副長官

 

四 内閣総理大臣補佐官

 

五 副大臣

 

六 大臣政務官

 

七 前各号に掲げるもののほか、職務の特性その他の事情を勘案し、次条第一項又は第十五条第一項の規定による適性評価を受けることなく重要経済安保情報の取扱いの業務を行うことができるものとして政令で定める者

 

 

上級国民に優しく、庶民にだけ厳しい...この構造があると、「治安維持法」の時のように、庶民を弾圧して、謝罪、反省、賠償なし...ということが何度でも起きます。

 

 

ちなみに、庶民に対してだけ厳しいのは、他の国も同じです。世界は1%の権力者と、99%の奴隷...という構造になっています。ちなみに、コロナパンデミックは、1%が99%に仕掛けた戦争なので、奴隷のみルールを守る事を要求されました。

 

 

 

 

世界はダブルスタンダードで動いています。下々の者には、国と国とが争っている...という設定を押し付けていますが、上層部は別の世界で生きているようです。

 

 

 

 

 

「スパイ防止」は、「国」を意識した考えを前提としている解決策です。世界の構造を無視すると、問題の本質は見抜けません。そういう意味でもダメですね。

 

 

⑱ 国と国との争いに気を取られている隙に蝕まれる世界。戦争もパンデミックも根は同じ。

 

 

日本人だけではなく、外国人も逮捕できない。スパイ防止法ができたとしても、日本から一番情報を抜いているところは対象外。

 

 

「スパイ防止法」ができたとしても、「重要経済安保情報保護法」と同じように、穴だらけになります。

 

 

「スパイ防止法」を推進している人達は、必死になって中国を叩き、必死になって「中国・親中派=スパイ」と思い込ませようとしていますが、もっと重要な事を見逃しています。

 

菅野氏が一番情報を抜いているアメリカのスパイを逮捕できないと解説しています。

 

 

 

日米地位協定がありながら、「スパイ防止法」で取り締まるのは、事実上無理との事です。

 

例えば、日本の上空に戦闘機が飛ぶとか、スパイがアメリカ大使館に逃げ込んだらどうするのかとか...。

 

これまでの流れでいくと、アメリカは除外になるでしょう。

 

反対意見を潰したくて仕方ない。スパイ防止法を推進しているのはこんな人達です。

 

元祖「スパイ防止法」である「治安維持法」は、最初は、一般の人は対象にならないから無害だと宣伝し、受け入れさせました。しかし一度通ってしまえば権力者のものです。あっさり約束は破られ、「法の暴力」が罪もない人々を襲いました。

 

この平気で嘘をつく...という精神が問題なのです。現代は大丈夫だと思ったら大間違いです。

 

例えば、「スパイ防止法」を推進している参政党の神谷宗幣氏の性質を見て下さい。選挙の当選前と当選後では、逆の事を言っています。

 

 

 

このように、常日頃から平気で、言った事をコロコロ変えています。彼が「スパイ防止法はスパイだけに適用する」と言ったとしても、簡単に主張を変えそうです。

 

 

神谷氏だけではありません。「スパイ防止法」を勧めている人達は、誠実さに欠ける人が多いと感じます。

 

 

例えば、バカの一つ覚えみたいに、「スパイ防止法に反対する人は、スパイだと思われると困る人だー」と言う人をよく見かけるのですが、小学生レベルの発想です。

 

 

これを印象操作と言います。

 

 

北村晴男氏もこういう事するんですね...。

 

 

 

こういう言い方をしておけば、こいつがスパイではなかったとしても、周りからスパイだと思われるのを嫌がるので、賛成せざるを得なくなるだろう...という思いが透けて見えます。

 

 

相手の名誉が傷つくか、傷つかないか...という状況に追い込んで、「望まない選択」をさせる大変卑怯な手口です。

 

 

そもそも、本当にこの人の事を、スパイで、国家を脅かす存在だと思っているなら、既存の法律で今すぐ訴えればいいのです。弁護士なんだから。できる能力があるのに、裁判をしないという事は、彼の事をスパイではないと思っているという事です。

 

 

「スパイではない」と分かっていながら、カマをかけるような言い方をしています。これは悪質です。

 

 

言うまでもありませんが、政治家にとって、名誉、イメージは命です。票を失うと政治生命が断たれます。それを脅かすような条件を突き付けて、相手に正常な判断をしにくくさせる...これはつまり、間接的な言論封鎖です。

 

 

こんなセコイ方法で議論に勝ったり、説得して嬉しいんですかね...。

 

 

スパイではなくても、真面目に生きていても、そういうイメージがつくだけ、思われるだけで政治家は大ダメージです。有権者は中身など見ていません。

 

 

政治家だけではありません。例えば、真面目に反ワク活動をやっている人も経験しています。

 

行政に足を運び、政治家に協力をお願いしたり、国民に訴えかけたり...どんなに真面目に活動をしても「陰謀論者」とレッテルを貼られることがあります。陰謀論など語っていなくても、言われるだけで大ダメージです。

 

 

卑怯な方法で相手を誘導しようとする人が「スパイ防止法」を勧めている...という現実を見ると、想像ができますね。今でさえこうなのに、そんな法律が通ったら、その方法で、スパイ認定しまくるでしょう。

 

 

あと、「スパイ防止法」に反対している人達の理由を見ると、人権侵害や言論弾圧の心配が多いです。

 

そう言っているにも関わらず、推進派はそこは一切聞かない。理解もできていません。これは、推進派は著しく読解力が欠如していると言う事を意味しています。読解力が無い人は、相手の言い分を間違って捉えるので、スパイ認定しまくるでしょう。

 

 

絶対作ってはいけないという良い例です。

 

 

少ない情報を元に、すぐに「反日だ~」「サヨクだ~」「日本人じゃない~」「スパイだ~」と決めつける人が多いですが、止めた方がいいと思います。正確な情報が埋もれるからです。

 

 

スパイ防止法に反対する人達

 

 

「スパイ防止法」を反対している人達の情報がこちらです。

 

 

 

「治安維持法」の危険性を知っていて、二度と同じような過ちを起こしてはならない...と考えている人が、この画像を見たら、「この人達は、この件に関しては、民主的な判断をした」と思うはずです。

 

 

しかし、「スパイ防止法」の問題を軽く考え、必要だと思っている人は、そうは思いません。

 

 

その人達がこの画像を見た時に、返ってくる反応は、「こいつらは帰化人だ」、「日本国籍ではない」、「反日だ」です。

 

 

日本国籍がない人は、立候補できません。政治家になれたということは、日本人なのです。

 

 

仮に元外国人だったからと言って、「だから何?」です。それだけで、相手の中身は分からないでしょう。元外国人だからといって、「反日」とは限らないのですが、そう決めつける人が多いのは残念です。

 

 

「スパイ防止法」に反対している人達の画像を見て、「全部外国人だ」と言う人が多いので、調べてみました。

 

 

情報

 

 

例えば、この2人は日本人でしょうね。

 

国籍調査.com 山本太郎の母親の国籍の真相と家族・妻まで徹底解説

 

 

国籍調査.com 林芳正の国籍と家系図の真実|安倍家との親戚関係や家族の歩みを徹底解説

 

サイトの運営者さんが、こんな事書かれています。

 

国籍調査.com 運営者情報

 

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2.利害相反がある場合は本文内で明示します。

 

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こちらは、本人自らの証言です。

 

 

福島みずほ 公式サイト わたしの父はハワイ生まれ | 福島みずほ公式サイト(社民党 参議院議員 比例区)

 

 

 

 

 

以下はwikipediaですが、遡って知る事ができます。

 

村上誠一郎 Wikipedia

 

村上氏本人によれば、戦国時代に名を馳せた村上水軍の子孫で18代目とのこと。村上水軍は外国人...ではないですよね。

 

野田佳彦 Wikipedia

 

生い立ちは父親までしか辿れません。

 

岩屋毅 Wikipedia

 

父親までしか辿れません。その父親は医者で、元大分県議会議員の岩屋啓です。立候補しているということは、この父親は日本国籍です。

 

斉藤 鉄夫 Wikipedia

 

父親は元村議会議員だったとのことなので、日本国籍です。

 

 

以下は両親についてほとんど分からない人です。

 

上川 陽子 Wikipedia

 

一般家庭出身という情報だけなので、詳しい事は解りません。

 

渕上 玲子 Wikipedia

 

出自不明です。

 

田村智子 Wikipedia

 

父親はキリスト教(プロテスタント)の信者だったとのこと。

 

 

国籍だけに拘ることの弊害

 

調べてみると、先祖がある程度予測できる人と、親も分からない人まで様々でした。

 

確実に日本人だとわかる家系の人もいます。従って、この時点で「全員が帰化人」という意見は、間違っているという事になります。

 

 

親の正体すらも分からなかったとしても、それだけで怪しいとは思いません。

 

 

何故なら、「スパイ防止法」を推進する政治家の中にも、親の国籍も確認できないような人は、普通にいるからです。「反対派」だけの特徴ではありません。

 

 

それに、日本人だから必ず安心とも思えません。

 

 

先祖が確実に日本人である人達の方が、家系図を辿ると、他の有名な家と親戚同士だったり、癒着が酷いです。国民の事を本当に考えてくれているのか疑問です。

 

 

先祖が日本人だったとしても、実の子を外国人に嫁がせているケースもあります。

 

例えば、麻生家は天皇家とも親戚関係ですが、これはどうなんでしょう。

 

芸能人の裏ニュース 麻生彩子(麻生太郎の娘)東大卒モデルで夫はヴェオリア家の幹部!

 

親戚になるのがアジア系だったら大騒ぎしそうですが、ヨーロッパ系だとダンマリなのは何故でしょう。

 

 

「先祖が外国人かどうか」ばかりを気にしていると、狭い人脈でしか物事を考えられなくなります。

 

帰化人と官報

 

帰化人、帰化人、帰化人...このキーワードを色んなところで聞くようになりました。議論が「帰化人」で始まって「帰化人」で終わる...それ以外の視点で分析することができないのでしょうか。

 

帰化人ヒステリーは、他にも問題があります。

 

いい歳した大人が、帰化人探しをしてつるし上げて、大喜び。イジメが大好きな奴らが沢山見るので、再生数が上がります。すると、似たようなコンテンツが増えます。実際増えてます。

 

子どもがそれを見て、帰化人いじめを真似したら最悪です。外国人っぽい子を見て、「あいつ日本人じゃないらしいよ」「きかじんだ~」「すぱい~」と言うようになったら、大人の責任です。

 

情報として重要なのは分かりますが、伝え方は気を付けた方がいいと思います。「差別ではない」と言いながら、イジメの雰囲気を出しながら使っている人が多いです。

 

街頭演説でもよく耳にします。弁士自身が言う事もあれば、見ている人の口から出る場合もあります。

 

日本誠真会の吉野敏明氏は、街頭演説で、帰化情報は官報で確認できる事や、安倍元総理大臣も帰化人と言っていました。

 

 

 

動画の補足記事です。

 

参政党の起こされた騒動 実はこういう事 若者相手にオコのよしりん「か、か、官報」と広まる不安感

 

 

官報とは、国の法令や公示事項を掲載して、国民に周知するための国の公報のことです。

 

内閣府 官報について

 

 

最近、官報検索の動画が流れてきました。

 

 

 

 

帰化人の元ネタについて、著述家の菅野完氏が次のように語っています。

 

 

 

 

最近言われた事ではなく、使い古されたネタらしいです。

 

こちらの記事も参考に。

 

 

真実を整える 帰化人国会議員リストというデマ

 

 

スパイ防止法を望む理由

 

令和の治安維持法である「スパイ防止法」は危険です。それに賛成している人は、2タイプいます。

 

 

「日本を守りたい」という純粋な気持ちから、中身の問題や、過去の失敗を知らずに、日本の為だと思って賛成している人。

 

 

日本の為ではなく、別の目的の為に賛成している人。中身の問題も、過去の失敗もどうでもいいと思っている。純粋な人に、有益な法律だと信じ込ませて誘導する。

 

 

過去の酷さを知ったら、考えを改める人は多いです。

 

 

デメリットが分かった上で、この法律が必要だと言う人は、どんな思いなのか...ある程度想像がつくので解説しておきます。

 

 

●いずれ拡大解釈をすることで、対象範囲を広げたいと思っている。

 

●考えが違う人を消したい。

 

●拷問大好きで、加わりたい。

 

●弾圧された人が死んでも、何とも思わない。考え方の違う人間の命はゴミ同然と思っている。理不尽に弾圧された人に対して謝罪も反省もしない。

 

●意味不明な自信を持っており、自分や身内は対象にならないと思っている。

 

●治安維持法の失敗から学ぼうとしない

 

●権力者は抜け道があるのでやりたい放題

 

 

理不尽に弾圧された人の命を軽んじている根拠はこれです。神谷氏のパワハラによって自殺した秘書に対する見解が酷すぎます。

 

 

 

 

「外国人の問題」を解決したいと思う人が増えたのですが、動き方を間違えると、さらに日本を崩壊に導く道を選択してしまう危険性があります。

 

 

コロナを恐れるあまり、それを解決する為に、「遺伝子ワクチンを打つ」という最悪の選択をしてしまうのと、よく似ています。これは免疫力の崩壊に繋がります。

 

 

危険を煽って、より大きな崩壊に導こうとする人には注意が必要です。

 

 

 

遺伝子を書き換えたら二度と元に戻せないように、

 

自由を奪う法律が出来たら、外圧でもない限り、二度と白紙にはできないでしょう。

 

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8月末に、「戦争の問題を記事にしているなら、毒ガスを作っていた広島県竹原市にある大久野島について取り上げた方がいい」...と、言われました。

 

 

大久野島がいかにヤバイ場所だったかは、学校の平和学習では習っていません。秘密裏に作っていたこともあり、製造に関わった人がいない地域では、話題になる事はありません。そのような事情から、広島の人でも知らない人がほとんどです。

 

 

私もその1人で、小さい戦争遺跡の一つだろう...程度の認識だったので、わざわざ取り上げるまでもないと思っていたのです。非人道的行為で有名な、731部隊や、南京大虐殺や、アヘン政策等のような大きな問題ではないと思っていました。

 

 

大久野島を調べる事は、最初のり気ではなかったのですが、地元広島だし、押さえておくか...ということで、関係する動画を視聴したら、想像を上回る酷さで大ごとだと気づきました。

 

 

確かにこれは記事で取り上げないといけない...と思ったので、その後、大久野島に行き、毒ガス資料館、遺跡巡りをして、本を数冊読みました。

 

 

 

(大久野島)

 

 

一通り調べた感想は、こんな酷い歴史が広島にあった事を、今頃詳しく知ったのがショックです。身近な人に話しても、その人達もほとんど知らないので、さらに衝撃的です。

 

 

ひょっとしたら、この反応は、私の周囲だけではないのかもしれない...と思いました。

 

 

最近、戦争中に日本人がやった行為に対して、「日本人は悪くない」「日本人はアジアにいつまで謝ればいいんだ。」「日本は侵略したんじゃない。アジアを解放するのが目的だった」「GHQのせいで自虐史観を植え付けられ、日本人は自分の国に誇りを持てなくなった」...等と、言い訳する人達が増えてきました。

 

 

大久野島の歴史は、戦時中の日本を美化する人達のあらゆる言い訳を、完全に打ち砕く内容です。

 

 

広島県は被爆地なので、被害者のイメージが定着していますが、一方で、加害の過去を持つ場所がいくつかあります。

 

 

その中でも、大久野島は突出しており、歴史的な視点でここを見ると、戦前、戦中の日本政府や日本軍のあらゆる悪い要素がつまった、縮図のような場所なのです。

 

 

大久野島の歴史を見れば、いかに日本が悪だったかが、言い逃れできないほど解ります。

 

 

だからこそ、大々的にアピールしないのかもしれません。

 

 

現在はウサギを全面に押し出した観光地になっており、「毒ガスの話」はサブみたいな扱いです。実際に取材に行ってみて、観光客の一人としてそう感じました。

 

 

大久野島の歴史を、原爆並みにきちんと伝えていたら、「戦時中の日本軍の悪事」を誤魔化す言い訳をする者は現れなかっただろう...と言っても過言ではないくらいです。

 

 

この場所を舐めてはいけません。私は広島市にある原爆ドームや平和記念公園より大久野島の歴史の方が、平和を訴える力があると確信しています。

 

 

ですが、このままいったら風化すると思います。今の伝え方では...。

 

 

そうならない為にどうするべきか考えると共に、

 

 

本記事では、何故広島に住んでいながら私のように大久野島の知識が浅い人が多いのか、現在の大久野島はどうなっているのか...という話をしていきます。

 

 

大久野島とは

 

毒ガス工場「東京第二陸軍造兵廠 忠海製造所」があった大久野島は、元々平和な島でした。

 

明治時代の大久野島は、7戸の民家がありました。源平合戦当時の見張役、柴田一族の末裔だそうです。

 

彼らは、段々畑をつくり、わずかな土地を利用して農業などを営んで生活していました。しかし、毒ガス工場建設のために、軍に土地を買収され、出ていったのです。

 

 

そうしてできたこの工場、景気がよくなるので島周辺の住民からは喜ばれたらしいのですが、何の工場かは知らされなかったそうです。よく分からないものが建つのに喜ぶとは...今では考えられません。

 

 

1929年に工場が開所してからは、数種類の毒ガスが大量生産されました。終戦まで、6000人以上の人がこの島に通ったと言われています。

 

 

国際法ジュネーブ議定書に違反して秘密裏に毒ガスを作っていたものですから、この島に携わった人たちは、家族を含めて一切口外しないことを誓約させられました。

 

 

大久野島を隠すために、地図からも存在を消されました。

 

 

ここで生産された毒ガス兵器は、実際に中国戦で使われて犠牲者を出しています。

 

 

被害は敵国だけではなく、日本人にもありました。安全性より効率を最優先した結果、製造過程で体調不良になったり、亡くなった人もいたのです。

 

 

また、製造に直接関わらなくても、島全体を毒ガスがマイルドに覆っていたので、当時島にいた人のほとんどは、慢性気管支炎などの後遺症に苦しみました。

 

 

彼らは「毒ガス障害者」、または「被毒者」と呼ばれています。

 

 

マズい事をやっていたので、敗戦後に工場関係の情報はほとんど処分されました。

 

 

戦後、この島の事を語りたがらない人も多かったみたいで、それもあって、広島県でも詳しい事はあまり知られていないのです。

 

 

歴史は風化する...

 

少し脇道にそれますが...先日、職場の人に出身地を聞いたら、なんと山口県の田布施町でした。

 

田布施町近くの市出身の知り合いは何人かいるのですが、田布施町の事を聞いても、そこの出身ではないので、歴史はご存じありません。

 

 

しかし、田布施町の出身者なら詳しいと思って「大室寅之祐って知ってます?」と質問したところ...

 

 

ご存じなかったです。

 

 

 

地元の人は代々語り継いでいるのだろう...と想像していたので、結構ショックでしたが、そんなもんなのかもしれません。私も地元廿日市市の歴史はそんなに興味ないですから...。

 

 

どんなに凄い歴史があっても、先代がそれを積極的に伝えなければ風化するんだな...と思いました。

 

 

それはどこでも一緒。とくに学校で教えない歴史程、風化します。

 

職場の人と話をして、大久野島もいずれこうなるだろうな...と思いました。

 

 

うさぎ > 毒ガス製造の歴史

 

大久野島は戦時中に毒ガスを製造していましたが、現在は野生のウサギがたくさんいる観光地です。戦争遺跡自然の2つの魅力があります。

 

しかし、観光地としてのアピールの仕方が偏っているのです。

 

例えば、大久野島に向かう忠海港はこのようになっています。

 

 

もう...カワイイです。本当にカワイイ。とにかくカワイイ。

 

 

船の切符売り場になっている店内は、ウサギグッズだらけ。毒ガスについて取材をする為に行ったのですが、ウサギの可愛さに感動しました。

 

 

そして、本来の目的である毒ガス関連のものを探すか...と思っても、ない。

 

 

ないんです。マジで。

 

 

え、毒ガスがメインじゃないの?...と、店内を見て回りました。ですが、どこを見てもありません。

 

 

大久野島には「毒ガス資料館」があるので、それの宣伝みたいなものを期待していたのですが、なくてガッカリです。

 

 

もしかしたら見落としたのかもしれないですが、見落とすぐらいない...ということです。

 

 

この「毒ガス情報が少ない」という現象は、他の場面でも何度かあり、マジかぁ...と思いました。

 

 

いや、いいんですよ。ウサギはカワイイですし、これを目的に来る人の気持ちは解ります。解るのですが、ウサギはどこにでもいます。

 

 

 

しかし、毒ガス製造跡なんて、そうそうありません。貴重な戦争遺跡なので、もっと宣伝してもいいのでは?と思います。これだと、ウサギ目当てに島を訪れた人が、気付いて、興味を持つ確率が下がってしまいます。

 

 

せっかく唯一無二の、世界にアピールできる観光資源があるのに、宣伝しなかったらもったいないです。こんなに残念な戦争遺跡観光地は初めて見ました。

 

 

竹原市のHPをはじめ、大久野島を紹介する観光案内を見ても、ウサギと毒ガスのアピールの仕方には差があります(2025年10月に確認した内容を元に説明)。

 

 

竹原市 公式HP

 

 

ひろしま 竹原 観光ナビ

 

 

普通は、観光資源が多い方がいいので、あれもこれもてんこ盛りで宣伝したがるものです。しかし、大久野島の宣伝の仕方は、うさぎ >毒ガスの歴史 と、すごく偏っています。

 

 

ウサギ ウサギ ウサギ ウサギ ウサギ ウサギ ウサギ ウサギ ウサギ ウサギ 毒ガス ウサギ ウサギ ウサギ...みたいな比率です。

 

 

 

どこかで一応説明しているし、隠しているわけではないけど、埋もれてるよね...といった印象を受けます。

 

 

宮島で例えるなら、厳島神社や大聖院より、鹿のアピールに力を入れるようなもんです。平和記念公園で例えるなら、原爆ドームより、平和の象徴である鳩のアピールに力を入れるようなもんです。でも普通は、そんなことしません。

 

 

そこにいる動物より、重要な歴史遺産の宣伝に力を入れるのが一般的だと思います。

 

 

広島市 公式HP

 

 

廿日市市 公式HP

 

 

ちなみに廿日市市は以下のようなページを作っていました。平和をアピールしていますが、武器を「核」に限定しており、全部「被害者」視点です。

 

 

戦後80年非核平和事業

 

 

広島県人でも大久野島のことをよく知らない人がいる理由

 

大久野島は、「野生のウサギ」と「毒ガス製造の歴史」の2つの面があります。

 

大久野島について知るパターンは、以下の3つです。

 

 

●体験者や地元の人から聞く

 

●学校

 

●メディア

 

 

大久野島周辺の地域に住んでいる人なら、昔を知る人から直接教えてもらう機会があるでしょう。

 

 

広島に住んでいても、大久野島から離れた場所なら、その機会はありません。

 

 

人から聞かなくても、教育として教えてもらえれば、知る事は可能です。

 

 

メディアの戦争特集は、学校で教えない事も報道するので、それから情報を得ることができます。私も大久野島が特集された過去の番組を見て知りました。

 

 

私が一番最初に見たのは以下の動画。長いので、ちょっと見て終わろうと思っていたのですが、内容が凄すぎて、全部見てしまいました。特に実際に毒ガスを製造していた証言者の言葉は重いです。

 

 

 

 

 

大久野島に無関心だった理由

 

私が大久野島の名前を最初に知ったのは、高校生の時。今から20年以上前のことです。

 

 

友達が「大久野島って知っとる?戦争中、地図から消されたんよ。」と、軽いノリで言ってきたわけです。その時に、毒ガスを作っていたという事も教えてくれました。

 

 

何の会話でこの話が出たのかは覚えていないのですが、その時聞いた大久野島の情報量はその程度でした。

 

 

今のようにネットも使っていなかったので、調べる事もせず、聞いただけで終わりです。普通に忘れました。ただ、「地図から消された」という特徴にはロマンを感じたので、記憶には残っていました。

 

 

...それが、今年の8月に動画を見るまでの大久野島のイメージです。

 

 

何故あの時、私が今のように大久野島に興味が湧かなかったかというと、学校で習わないし、身近な高齢者からも聞いた事がないからです。

 

 

学校で教えない事、みんなが言わない事は重要ではない...とも思っていました。

 

 

広島県の平和学習でも、大久野島の事は習いません。学校にもよるのかもしれませんが、少なくとも80~90年代、私が学校で教えられたことはありませんでした。

 

 

念のため、私より一周り下の人に聞いてみたら、やはり、大久野島の事は学校で教えられなかったそうです。

 

 

現在の学生さんは、どうなったか分かりません。「ウサギの島」としてテレビで時々取り上げられるので、少しは教えるようになっている可能性はあります。

 

 

はじめて大久野島の話を聞いた時、こう思いました。

 

 

国が騒がないと言う事は、研究程度だろう。実践には使っていないだろう。だから、こじんまりとしていて、あまり有名ではないんだろう...と。

 

 

コソコソ作っていたんなら、沢山は作れないな...とも思っていました。

 

 

その後、たまに地元のニュースで、ウサギの島として大久野島を見る機会はありましたが、歴史は少しで、ウサギが全面にでています。従ってその時も、「毒ガスは小さな問題なんだな」と解釈していました。

 

 

その時はもうネットは使っていたのですが、わざわざ調べるほどの事ではないと思い込んでいるので、すぐ忘れます。

 

 

一番驚いた事

 

8月に動画を見て、大久野島の歴史について知ったわけですが、私が一番驚いたのは、「研究程度」ではなく、ガンガン製造して、それを実際に使っていたと言う事、死者も沢山でていた事です。

 

 

コソコソ作っていたと聞いていたのですが、当時の写真や島の地図を見たら、工場がビッシリ。6000人以上も働いたと知りました。この情報も、私のイメージを覆しました。

 

 

あと、毒ガスという響きから、吸い込むとだんだん意識がなくなって死ぬ...みたいなイメージを持っていました。楽に死ねると思っていたのですが、実際の症状を知って、間違いだった事が分かりました。

 

 

フワ~っと意識がなくなって...とか、甘いものではなく、体の破壊、激痛、死。生き残っても死ぬまで後遺症に苦しむ...という最悪の攻撃でした。

 

 

兵隊がどんなに訓練しても、これには勝てないです。

 

 

『隠されてきた「ヒロシマ」 毒ガス島からの告発 / 著者:辰巳知司 日本評論社』

 

敗戦直後には、工場の関係資料はほとんどが処分され、大久野島の毒ガス工場の歴史は一時消されかかったが、元工員らを襲った深刻な毒ガス後遺症がそれを許さなかった。

 

元工員らは、日本が毒ガス兵器に手を染めた「昭和」の生き証人である。

 

(11p)

 

 

もし毒ガス後遺症の患者が出なかったら、本当に隠蔽していたと思います。

 

 

危険な作業であることを教えずにこき使う

 

6000人以上が働いたと言われていますが、ほとんどの人は毒ガスを作っていた事は知らされませんでした。徹底した秘密主義で、上層部や、製造に関わる一部の人だけが知っていました。

 

毒ガスを作っているという危機感がない人も多かったので、安全対策を怠る人もいたようです。

 

取り返しがつかない健康被害を受けるので、被害を受けた人は怒っていました。

 

 

『隠されてきた「ヒロシマ」 毒ガス島からの告発 / 著者:辰巳知司 日本評論社』

 

二四時間態勢で毒ガスの生産が続いた大久野島で、工員らはどんな思いで生産に従事し、人生にどう影響したのか。

 

希望入所ではなく国家総動員法の徴用令により、ほとんどが一六ー一七歳という未成年のまま、強制的に大久野島に行かされた徴用者。

 

「赤紙」といわれた軍隊への召集令状に相応する徴用令状「青紙」を受けとり、大久野島行きを命令されたことに対する恨みは、後遺症の進行とともに深まる。

 

 

「徴用工は大久野島では消耗品同然だった」

 

「徴用名簿をつくった人間がわかれば、いまでも告訴してやりたい」。

 

 

元徴用者からはこうした怒りの言葉が飛び出す。

 

(45p)

 

 

国家総動員法については、以下の記事で解説しています。

 

⑭戦前戦中に国民を奴隷化した「国家総動員法」ができた経緯。参政党がHPから消した授権法について。

 

 

大久野島をみれば日本の不正・腐敗がよく分かる

 

この島で起きた事を調べれば、日本がいかに酷かったかが解ります。

 

日本の不正・腐敗が、この毒ガス工場政策に濃縮されているようです。パッと思いつくだけでもこれだけあります。

 

●国際法ジュネーブ議定書を無視して作る

 

●地元住民に何の工場かを伝えずに作る

 

●労働者に何を作っているかを教えない

 

●強制的

 

●島全体が汚染されていたため、当時働いていた人はもれなく健康被害を受けた。

 

●ジュネーブ議定書に違反し、実際に中国で使われた。侵略

 

●証拠隠滅

 

●罪をなかなか認めない

 

●健康被害の救済の送れ(毒ガス棄民)

 

●戦後、多くの毒ガスを現地で捨ててきたので、中国のどこかに沢山残っている。

 

●平和学習で教えない

 

●積極的に宣伝しない(ウサギ人気に埋もれる)

 

 

自虐史観など存在しません。

 

 

不正・腐敗のオンパレード。この究極にやましい事実を、日本人に突きつける事すらしていないからです。むしろ、この歴史を隠そうとしている雰囲気を感じます。

 

 

日本人にとって都合の悪い歴史を、「無かった」と言う人がいるので、大久野島の歴史もそうなるのではと心配です。

 

 

著述家の菅野完氏が言うには、関東大震災の後に起きた朝鮮人虐殺は、昭和50年代ぐらいまでは否定できなかったそうです。体験者が生きていたから。

 

 

 

 

体験者がいなくなった後、「そんな事は無かった」と言う人がでてきます。

 

 

大久野島も、体験者が完全に亡くなった後が心配です。

 

伝える人達と、毒ガスの歴史の観光案内

 

ここで、歴史を風化させない為に、伝える努力をしている人達の事を紹介します。テレビ番組もいい仕事してます。

 

 

 

 

以下は、大久野島のガイドをされている山内正之氏です。

 

 

ノーモア広島は叫ばれるのに、ノーモア毒ガス、ノーモア大久野島は言わない。何故なら、ほとんどの人が知らないから。...そう言われています。

 

 

 

 

山内氏の講演会動画があったので貼っておきます。元学校の先生だけあって、解りやすく解説されています。

 

 

 

 

動画の概要です。

 

動画6分19秒頃から国立感染症研究所のあたり、新宿の百人町のあたりを中心に陸軍の臨時の毒ガス工場があったと説明していますが、1917年当時は陸軍軍医学校は別の場所にあり、1929年に共有資料にある新宿に移転しました。

 

陸軍科学研究所は1922年に新宿に移転し、化学兵器研究所が設置され毒ガスが製造されていました。訂正した資料がございますのでご参照ください。(NPOのウェブサイト上にアップした資料のリンクを掲載しております)

 

https://www.miraiheiwa.org/_files/ugd/5ccef9_726c691500aa44c78d68b5a7e03eceec.pdf

 

 

質疑応答も勉強になります。

 

 

 

 

以下は大久野島の詳しい情報です。

 

毒ガス島歴史研究所

 

島を訪れる際、10人以上だとガイドをお願いできるみたいです。その案内はこちら。

 

大久野島から平和と環境を考える会 HP

 

 

以下は島の地図や解説です。ガイドを頼まず、一人で回る時に助かります。

 

大久野島遺跡めぐり

 

 

以下は地元の方が作ったような動画で、写真がたくさん紹介されています。動画の貼り付けができなかったので、リンクを貼っておきます。

 

TVF2015優秀作品 「地図から消された島」

 

 

毒ガスはどうヤバイか

 

大量破壊兵器は、核兵器生物兵器化学兵器があります。毒ガスは化学兵器です。

 

 

核兵器ばかり大きく騒がれる傾向がありますが、実際に使われやすいのは、化学兵器や生物兵器だと思います。

 

 

核兵器と同じように危険視しなければいけない理由は、症状を知ると理解できます。

 

 

大久野島で作られた毒ガスは数種類ありますが、特に毒性の強い「イペリット」の特徴を見てみましょう。別名は「マスタードガス」と言います。

 

イペリット wikipedia

 

人体への作用

 

マスタードガスは人体を構成する蛋白質やDNAに対して強く作用することが知られており、蛋白質やDNAの窒素と反応し(アルキル化反応)、その構造を変性させたり、DNAのアルキル化により遺伝子を傷つけたりすることで毒性を発揮する。このため、皮膚や粘膜などを冒すほか、細胞分裂の阻害を引き起こし、さらに発ガンに関連する遺伝子を傷つければガンを発症する恐れがあり、発癌性を持つ。

 

また、抗がん剤と同様の作用機序であるため、造血器や腸粘膜にも影響が出やすい。

 

 

人体への影響は非常に長く続く。イラン・イラク戦争でマスタード・ガスの被害に遭った民間人は、30年以上経過してもなお後遺症に悩まされている。

 

 

遺伝子が傷つくのは、放射線と共通しています。

 

 

『隠されてきた「ヒロシマ」 毒ガス島からの告発 / 著者:辰巳知司 日本評論社』

 

同研究所の鎌田七男教授は、「イペリットによる染色体異常の発生割合は、広島の爆心地から一、一キロで被爆した人に相当する」と語る。

 

(中略)

 

山木戸教授はこの結果から「原爆による放射線は物理的な、イペリットは化学的な染色体毒である」と指摘する。一度損傷した染色体は二度と元に戻らない。

 

被爆者、被毒者が共通して苦しむ後遺症、なかでも最も恐ろしいがんへの恐れは染色体毒を出発点にしていることが、核と毒ガスの治療から明らかになっている。後遺症の点からいえば、原爆もイペリットもともに極めて毒性の強い発がん兵器であることが広島の地で実証されることになる。

 

(120~121p)

 

 

同じ遺伝子を傷付ける武器なので、核兵器の問題だけ訴えて、毒ガスの問題を訴えないのはフェアではないです。

 

ちなみに、マスタードガスは「抗癌剤」と無関係ではありません。

 

銀座並木通りクリニック 連載「がんの休眠療法」第7回 がん休眠療法と分子標的治療薬

 

 

分子標的治療薬とは

 

従来の抗がん剤は20世紀初めドイツ軍の開発したマスタードガスという毒ガスの誘導体(ナイトロジェンマスタード)をがん治療に利用するところから始まり、細胞を殺す作用(殺細胞性)に重点が置かれさまざまな研究がされてきました。

 

しかしながら、もともと“毒”ですから、がん細胞だけでなく正常な細胞にも作用してしまうため、白血球減少などの副作用が問題となってくるのは周知のとおりです。

 

そこで、がん細胞にだけ作用する治療法ができないかという思いが分子標的治療薬(ぶんしひょうてきちりょうやく)の開発へとつながりました。

 

 

イペリットは、「毒ガスの王者」、「貧乏人の原子爆弾」と言われているそうです。

 

 

報道写真家の樋口健二氏

 

テレビ番組で、「ウサギの島」として大久野島が紹介されることがあります。その時に、「毒ガスの歴史」もさらっと紹介されるのですが、イマイチ、問題の大きさが伝わってきません。

 

原爆を扱う番組との違いは、被害者の写真が少ない事、毒ガスがどれだけ酷いかを具体的に伝えない事です。症状のイメージができないので、恐ろしさが伝わってきません。

 

 

写真は大事です。余談ですが、私がコロナワクチンの危険性を伝える活動の時に、特に重視したのは、表面に表れる後遺症の写真を見せることでした。例えばこれ。

 

 

 

 

血栓が~とか、遺伝子が~といった専門的な話は、理解してもらうのは難しいです。人は理屈だけだと、なかなか関心を持ってくれません。

 

しかし、写真を見て、危機感をもってくれた人は大勢いました。後に動画で訴える人も出てきたので、それを集めたのが以下です。

 

副反応被害者の映像集

 

 

専門家の意見も大事ですが、実際に被害にあった人達の声は、伝える力があります。

 

 

毒ガス被害でも同じ理屈です。大久野島の場合、被害者の写真が少ないのですが、報道写真家の樋口健二氏が過去に取材をされて残っていました。

 

 

樋口氏が「四日市」の産業公害を取材していた際に、喘息患者の一人から「わしらと同じ慢性気管支炎で苦しんどる人たちが広島県にもたくさんおるそうだ」と教えられて、大久野島の事を知ったそうです。

 

 

コンビナート地帯でもない所にどうして苦しんでいる人達がいるのだろう...と思って調べ、現地に行かれました。

 

 

『増補新版 毒ガスの島 / 著者:樋口健二』

 

普通の病院は正月休みであったが、ここは違っていた、病院のロビーには毒ガス患者があふれ、異様な雰囲気がただよっていた。

 

毒ガス患者の状況、毒ガス互助会の梶村政夫氏の存在を三次事務局長に教えてもらったあと、院長になったばかりの若い行武正刀の許可を得て入院患者たちに会った。

 

七〇年当時、まだ戦争の名残をとどめる憲兵隊の建物を改造した木造病棟で、廊下を歩くとガタピシときしむ音と、すき間風が病室に容赦なく吹き込んで、患者は寒々とした病室内でひどい咳と痰に悩まされていた。どの入院患者も重症な人たちばかりで、治るあてのない重苦しい雰囲気に病室はつつまれていた。

 

四日市の患者もひどかったが、さらにひどい現実が目の前にあった。想像を絶する毒ガス患者の実態、

 

彼らの苦しみを二五年間も放置してきた現実にただ呆然とたちすくむのだった。

 

(201p)

 

毒ガス患者は、学校で教えられる四日市の問題より酷い状況なのに、報道写真家も知らないほど、日本国内で問題視されていなかったということです。

 

 

樋口氏は1937年生まれで、現在は活動の動きがありませんが、数年前の動画が残されていました。

 

音が悪いのと長いのが難点ですが、彼の本に掲載されていた毒ガス患者の写真とともに解説されています。

 

 

 

 

戦争は軍だけの責任ではない

 

普通のケンカと違って、お金が動くのが戦争です。

 

 

従って、その過程に関わる人達も加害者になります。

 

 

 

 

 

ずさんな戦後処理

 

 

ポツダム宣言によって、「完全なる武装解除」をしなければならなかった日本軍は、武器、施設などを全て引き渡して降伏する事になりました。

 

 

毒ガス兵器は危険物です。

 

 

従って、引き渡すなら、きちんと毒ガス兵器ということが分かるようにして処理するのが筋と言うものです。その辺に放置したら汚染の原因になるので、終戦になっても、武器が人を傷付けることになります。

 

しかし、日本軍には、そういった頭が無かったのです。ジュネーブ議定書違反をして作った毒ガスですから、証拠隠滅の為、現地に捨てたのです。

 

 

戦後、捨てられた兵器に触れて、被害にあった人が大勢います。

 

 

 

 

日本人の毒ガスにまつわる仕事ぶりを見ると、全部いい加減です。

 

 

粗末な防護服、途中からはそれを使いまわす。安全性は二の次、体調不良になったら「治るようでは兵器とは言えない。治療法はない」と吐き捨てる、作るだけ作って処理の意識はない...。

 

 

そして、これが戦時中の大久野島の地図です。これを見てどう思いますか?

 

 

 

「地図から消された島」...という事は知っていましたが、まさかこんな雑な消し方をしていたとは思いませんでした。これでは、いかにも「ここに何かありました!」と言っているようではありませんか。こんなん却下でしょう...。

 

 

もし、こんな地図を渡されたら、「えっ、この白いところは何かあったんですか?」と、誰でも聞きたくなります。余計興味を持つので逆効果です。

 

 

普通の人だったら、島の所を普通の海のように描くなどして、消した事を解らないようにすると思います...これを作る方も凄いですが、これで良しとする方もする方です。仕事できないなと思います。前にも書いた事がありますが、日本人は情報戦が下手です。

 

 

⑯【欠陥だらけの社会システム】日本が改憲しても国防軍にしても、戦争したらボロ負けする残念な理由

 

 

昔の日本人は意識が低いし、仕事の能力が低いという事が、戦争の歴史を調べていて解ったのですが、どこも一緒です。

 

 

 

 

 

 

終戦後、大久野島には大量の毒ガスの在庫が残っていました。それらは、海洋投棄、焼却、埋め立てなどの処理がされました。日本人も手伝わされましたが、占領軍の指示によって、事を進めたのは良かったと思います。

 

 

もし、占領軍がいなくて、日本人だけだったら、これまでの仕事ぶりから考えると、戦後に余った毒ガスは、もっとずさんな処理をしていたかもしれません。

 

 

広島の山奥の方に適当に捨てたり、近場の海に沈めて、見えなければいいやと誤魔化しそうで怖いです。

 

加害者

 

平和公園には、「過ちは繰り返しませぬから」と書かれた碑があります。

 

 

それに対して、「原爆を落としたアメリカではなく、日本側がこの言葉を言うのはおかしい」と考える人がいます。例えばこれ。

 

 

広島市 原爆死没者慰霊碑の碑文を改めるべき

 

 

その意見は一理あります。原爆を落としたのはアメリカですから(※ただし、原爆の事を3ヶ月前に知って、身内を疎開させた人がいるので、日本人も無関係ではありません)。

 

 

しかし、ここまで読むと、日本が、広島が「過ちを繰り返しません」と発信しなければならない理由が良く分かると思います。

 

 

碑に言葉を刻んだ人が認識しているかどうかは別として、事実日本は、被害者であると同時に、加害者でもあるからです。

 

 

そして、その加害行為を反省し、後世に啓蒙している真っ当な日本人がいました。既にお亡くなりになられましたが、先に紹介した動画にでていた藤本安馬氏です。

 

 

彼は生前、高齢と後遺症で弱っている体でも、頑張って証言活動を続けていました。

 

 

都合の悪い事には黙る日本人が多い中、彼の姿勢には頭が下がります。

 

こういう人だらけなら、日本人は素晴らしいと言ってもいいです。

 

 

色んな証言者の話を見聞きしてきましたが、ここまでハッキリと自分の事を犯罪者だと言い切った人を見たのは初めてです。

 

 

戦争中に行った事は犯罪ではない...等という人に聞かせたいです。

 

 

藤本氏がすごいのは、実際に毒ガスが使われた村に訪れ、謝罪している事です。

 

 

 

藤本氏も凄いですが、それを受け止める中国の人も素晴らしいと思います。

 

 

 

 

謝罪をする...とは、こういう事を言います。反省をして、そうならない為にどうするのかを宣言し、行動で示す。そこまでできて謝罪です。

 

 

これは本来、政府がやらなければならない事ですが、日本政府は、毒ガスの使用を曖昧にし、こうならない為にどうすべきかの対策を行っていません。

 

 

よく、謝罪したら相手がつけあがるとか、いつまで謝ればいいんだ...という人がいますが、本当の謝罪はできていないのが現実です。謝罪と反省をしているのであれば、平和学習で同じ大量破壊兵器である原爆と同等に伝えているはずです。しかし、そうはなっていません。

 

 

頑張っているのは、藤本氏や山内氏のような国民です。

 

 

拡散力が衰えている気がする

 

普通の人が頑張っているので、国や施設はどんな取り組みをしているのかが気になります。

 

 

広島には、平和記念資料館大和ミュージアムといった、戦争に関する資料館があるので、毒ガス資料館とそれらを比較してしまいます。

 

 

 

(毒ガス資料館。左側が展示室。右側は研修室でビデオ視聴等の場所)

 

 

毒ガス資料館に行った時、「本等は売っていますか?」と聞いたら、ここではなく、休暇村大久野島の方にあると教えられました。

 

 

(休暇村で販売されている山内氏の本。大久野島から平和と環境を考える会 HP でも購入可能。)

 

以前は毒ガス資料館でも販売していたそうなのですが、こういう場所で販売するのは良くないという指摘があったみたいで、置くのをやめたと言われていました。

 

 

大和ミュージアムでも普通に売店があるので、問題はないと思うのですが、何がダメなのでしょう...。

 

 

資料館で興味をもち、その場で「買いたい」と思う人もいるはずです。でも売っている場所が離れていたら、そこに行くまでに気持ちが冷めてしまいます。島内にはウサギがたくさんいるので、そちらに夢中になります。

 

 

私も聞かなかったら休暇村の売店に本があるなんて分からなかったです。本を買う目的で探したので見つけましたが、そうでなかったらウサギグッズをさーっと見て、見落としていたかもしれません。

 

 

資料館に売ってないなら、「本をお求めの方は休暇村の売店へ」とか、でっかく案内を書いた方が親切です。

 

 

大久野島の歴史について、別室で、10分程度のビデオを見せていただいたのですが、これは予約制です。館長さんは、一人でも多くの人に見てもらいたいということで、その時いた予約してない他のお客さんも一緒でいいですか?と聞いてこられました。

 

 

私も沢山の人に知ってもらいたいので、他の人と一緒に見れて良かったと思います。

 

 

予約制だと、ウサギ目当てで島を訪れて、ついでに資料館に入ったような人は、見る事ができません。これはもったいないです。

 

 

島にある他の施設の人に、以前はずっとビデオを再生されていたと聞いたのですが、その方が良かったと思います。

 

 

竹原市 大久野島毒ガス資料館紹介

 

 

なんとなくですが、伝える仕組みが萎縮していってる気がします。

 

 

また、抗議によって展示が変化した事もあるそうで、弱さを感じます。是非元記事を読んで下さい。

 

 

Dialogue for People 「やらされた」「しかたがなかった」という語りの危うさ―毒ガス製造の島が問う広島の加害の歴史

 

 

市の担当者によると、2020年12月に「ある団体の方」から指摘を受け、調査のために当時の市担当職員が「防衛省防衛研究所」へ直接問合せ、同年12月にただし書きを加えたのだという。

 

その「ある団体」とは…? 竹原市の担当者に尋ねても、「団体名については回答致しかねます。主な活動内容等も詳細に存じておりません」という回答が返ってくるのみだった。

 

果たしてここに収められている事例は、防衛研究所の見解通り、「緊急的に対応した稀な事例」なのだろうか。

 

 

島にある発電所の建物も、環境庁が取り壊そうという計画を立てたのですが、地元の人や修学旅行の人達の署名活動によって、残すことに決まったそうです。

 

これも国民の力です。

 

広島の責任

 

戦時中に日本が他国に侵略した事に対して、「日本は悪くない」とか「あの戦争は侵略ではない、解放だ」と言う人がいます。

 

 

そうなるのは、広島の発信の仕方に問題があると思っています。被害ばかりを誇張し、きちんと加害の歴史を伝えてこなかったからです。

 

 

「加害」を全く伝えていないわけではありませんが、「被害」に対して、「加害」の紹介が少なすぎます。

 

 

私のように能動的に調べない人は、ほとんど知りません。また、毒ガスを作っていた事は知っても、具体的にどう酷かったのかを解っていません。

 

 

自分も無知だったので反省しないといけないですが、教えてくれていたら、もっと前から関心を持てたと思います。

 

 

樋口氏の写真集が出版された八三年当時は、東京・名古屋・大阪、広島の平和記念資料館、その他で「毒ガス展」を行い、それを受けてNHKテレビ、中国放送はじめ、ほかのメディアも採り上げてくれたそうです。しかし、人々の関心を惹くまでにはいたらなかったと、樋口氏は書かれています。

 

 

原爆と同じように宣伝出来ないのかな、広島の議員や役人の多くは分からないのかな...と思って、色々調べたら、

 

 

1993年1月30日に、広島市内の東方2001(広島教育会館)で被毒者と被爆者が同席した全国シンポジウム「ヒロシマから生物・化学兵器を考える」が開かれたそうです。

 

 

被爆者と一緒なので、訴える力も強くなると思います。でも、このような活動は一回二回ではなく、繰り返ししないと忘れられてしまいます。

 

 

核兵器と化学兵器をセットで反対する何らかの運動は、あった方がいいと思います。

 

 

本音を言えば、既に2000人以上死者を出している生物兵器である遺伝子ワクチンもセットで危険視してほしいところですが...それは難しいので、せめて核と毒ガスは、同じ熱量で危険性を訴えてほしいです。

 

 

世界に向けて平和をアピールしているのに、大久野島の宣伝があまりに小さい原因は、行政の協力に差があるからだと思います。

 

 

被害と加害の両方をバランスよく伝えるには、やはり原爆と同じくらい国、県、市が協力しないと難しいと思います。前者はそうなっているので、どうしても偏りが生じます。

 

 

ボランティア経験がある人なら分かると思いますが、国民が個人で啓蒙活動するのは限界があります。

 

 

また、伝え方は工夫する必要があると思います。

 

 

書き変わるイメージ

 

大久野島に行きましたが、港の切符売り場はウサギイメージ一色。竹原市のHPもウサギが全面にでてしまい、毒ガスの歴史遺産の情報が埋もれてしまっています。埋もれるのがダメなのです。

 

 

ウサギの島、楽しい雰囲気に誘われて来てもらい、歴史にも関心を持ってもらう...という戦略なのかもしれませんが、ウサギや楽しいイメージに書き換わってしまっている状態です。

 

 

 

 

休暇村 大久野島 公式HP

 

 

休暇村が出来た時から、生まれ変わりを強調していますが、毒ガスの歴史が埋もれてしまうやり方は違うと思います。

 

 

 

 

 

少ない情報

 

 

原爆ドームにしろ、大和ミュージアムにしろ、倉庫にも展示物が保管されており、時々中身を入れ替えます。戦争関連のものは、後になって出てくることもあるので、寄贈された物が増えていきます。

 

 

例えばこれ。大久野島に関連する資料が、呉市の大和ミュージアムに寄贈されたお話です。

 

 

 

 

証拠隠蔽のために処分されたので、当時の物はほとんど残っていません。毒ガス資料館に行った時、展示されている物があまりに少なかったので、展示しきれなかった物がまだあるのかどうかを尋ねました。

 

寄贈などもあり、在庫はあるとのことです。しかし、保管が続いている状態で表に出していないとの事。もったいないので、人目にふれるようにしたらいいのに...と思いました。

 

 

自虐史観は教えられていないという事実

 

 

加害の歴史は「他国の人に対する加害」と「自国の国民に対する加害」があります。

 

 

二度と戦争を起こさせない為には、戦争をすると国は国民に対しても酷い事をすると、しっかり伝えなければならないです。

 

 

人権無視、現代であれば労働基準法違反的な事を、堂々とされたあげく、最後は捨てられます。

 

 

樋口氏の本には毒ガス棄民という言葉が使われており、戦争は人を使い捨てにする社会になるということが伝わってきます。

 

 

その歴史が大久野島にはあります。

 

 

今回は、自虐史観はないことを説明するために、大久野島を例に、都合の悪い歴史は伝えていない事実をお話ししました。

 

 

国が積極的に動かない事を、国民が体を貼って伝えている状態を知って、反ワク活動と共通したものを感じました。

 

 

どの活動も、風化させないようにするのは大変です。

 

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