日本国憲法と、その恩恵を受けている今の日本がいかにありがたいか...を、これから解説していくつもりですが、まずは、反対意見を解決する必要があると思っています。

 

 

前回も説明しましたが、よくくるのが、このような反論です。

 

 

●敵が攻めてきたらどうするんだ

 

 

●丸腰はダメだ。

 

 

●自分の国は自分で守らなければいけない。

 

 

●昔の日本人は国の為に勇敢に戦った。

 

 

●今の日本人が戦えなくなったのは、GHQによって弱体化させられたからだ。

 

 

●GHQのせいで自虐史観を植え付けられて、日本人は自信が持てなくなった。

 

 

●GHQに支配される以前の日本人の精神はすごかった。

 

 

●他国を支配していない、解放したんだ。日本人が悪い事をしたというのはデマだ。

 

 

 

これらのうち、本記事では、自虐史観について考えてみます。

 

 

 

自虐の定義

 

 

GHQのせいで自虐史観を植え付けられて、日本人は自信が持てなくなった。

 

 

...という話はよく聞きます。従って、まず「自虐」の定義から。

 

 

自虐とは、「自分で自分をいじめ苦しめること。自分の肉体や心をいためつけること。」を意味します。

 

 

そして、自虐史観とは、wikipediaによると、

 

太平洋戦争(大東亜戦争)後の日本の社会や歴史学界、教育界における特定の歴史観を批判・否定的に評価する概念である。 この言葉を使用する論者が何らかの歴史に関する記述が日本の歴史の負の部分をことさらに強調して日本を貶めていると批判する際に用いられる。

 

 

...ということだそうです。

 

 

日本の歴史の負の部分をことさらに強調...ということなので、「負の部分」をどれだけ教育されたかを考えてみます。

 

 

大日本帝国時代の日本人が行った人権侵害

 

 

教育で教えられたかどうか...は置いておいて、まずは戦前、戦中の日本人が行った人権侵害を、今思いつくだけ書いてみます。

 

 

外国人に対してだけでなく、同胞に対しての行いもあげていきます。

 

 

 

●国民を騙して戦争に向かわせる

 

 

●密告し合う

 

 

●逆らったら家族にも影響がある

 

 

●上官は部下に酷い事をするのは当たり前だが、ヤバくなったら部下を放ってさっさと逃げる

 

●口減らしの為に貧しい人達を満州に追いやる

 

 

●アヘン漬け

 

 

●731部隊

 

 

●満州での地位は日本人の方が上(支配する側)

 

 

ざっとこれだけ思いつきました。戦争中とはいえ、酷い事をしたのは変わりないです。

 

 

よく「日本はインフラを整えた。喜ばれたんだ」と言う人がいます。たしかに良い事もしたのかもしれませんが、だからといって、悪事がチャラになるわけではありません。

 

 

身近な例に置き換えてみます。

 

 

例えば、他人の家庭に強引に押し入って、その家のものを略奪したり、奴隷にしたとします。その時、その家がボロいから改装したら、見違えるように綺麗になったとします。

 

 

押し入った人が、改装した事をピックアップして、「いい事したよね」と言ったらどう思いますか?

 

 

環境をよくしてあげれば、他人の家を乗っ取った事はOKになるのでしょうか?家が綺麗になって結果的に喜ばれれば良いですが、そうだとしても、最初の目的は問題があります。

 

 

悪事はチャラになりません。

 

 

また、本当に現地の人の為だけにインフラの整備を行ったのかも疑問です。日本人も同じ地で生活するなら、自分達が快適に過ごす為に、不便な環境を整備した...と考えるのが普通です。

 

 

とりあえず、日本人がやっていた人権侵害をいくつか上げてみましたが、次はこれらが、どれだけ教育現場で教えられているのかを考えてみたいと思います。

 

 

自虐を教育で教えたらこうなる

 

 

何処の国も自国の歴史を正当化しているのに、日本だけ自虐史観を植え付けられている...と言う人がいるのですが、とんでもないデマです。

 

 

日本は「自国の歴史」を悪く言ってはいません。

 

 

私は広島出身ですが、広島の学校の平和学習でさえ、被害者視点重視です。加害者視点は、私が知る限りありません。

 

 

広島は軍都だったので、加害の歴史を持っている地域ですが、それを教えられた記憶はないのです。

 

 

本当に自虐の授業なら、当時の政治や、責任者である天皇を問題視するはずですが、そんな教えはありませんでした。

 

 

当時の年寄りから文句を聞いた事はありますが...。

 

 

平和学習では、犯人探しみたいな事はせず、むしろ当時の政治の問題点に矛先が向かないように「かわいそう」「戦争はいけない」という感情論に持って行こうとしています。

 

 

平和学習の内容は、映画、本、漫画、証言者の話を聞く、感想を書く、歌を歌う、劇をする、折り鶴を折る、原爆ドーム・平和資料館訪問...等。覚えるより、体験型が多かったです。

 

 

繰り返しますが、日本人が行った悪い事...つまり自虐だと言われている要素は、習った記憶が全くありません。(...と言っても、日本人が実際にやっていた事を教えるなら、自虐ではなく事実というべき。)

 

 

もしこの広島式体験平和学習のスタイルで「自虐」を教えるなら、次のような内容になるはずですが、全くこうはなっていませんでした。

 

 

 

●元兵隊を学校に招き、具体的にどんな悪行を働いたのか証言してもらう

 

●アヘンにまつわる話を聞く

 

●731部隊で行われた研究の酷さを伝える為に、生徒に証言集を朗読させる。昆虫で再現実験。

 

●配給がどんなに少なかったか、当時の一日の食事の量がどれだけ少ないかを調理して体験。

 

●(高校生限定)軍隊に入る年代の子たちに、かつで軍隊でどれほどのパワハラがあったのか、体罰体験。

 

●洗脳講座。洗脳されてみる。

 

 

 

「日本人は悪いんだ、加害者として反省しろ」と、自信を失うくらい悪い部分を教えるなら、最低でもこのくらいの授業は必要でしょう。

 

 

こんな事を教えられたら、「日本人は悪い事をしたんだな」と思うかもしれませんが、こういう事は習いません。

 

 

日本人が悪い事をしたという話は、私の場合、年寄りの体験を聞いたり、大人になって調べて分かりました。

 

 

自虐を教えられたと思っているみなさん、心配する必要はないです。現場は自虐など教えてはいません。

 

 

むしろ、日本人の悪事に触れない、日本人を傷付けない内容になっています。

 

 

高校の日本史の教科書に、アヘン王「里見甫(さとみはじめ)」の名前すらないのです。

 

 

 

 

教科書に載ってない人物

 

 

ここに、25年くらい前の日本史の教科書があります。

 

 

 

 

「さ」行を見てみましょう。

 

 

 

 

...さ..さと....里見甫がないですね。

 

 

関東軍の命を受けて、情報の収集・統制を行い、アヘンの密売を取り仕切った「里見機関」のトップなのですが。

 

 

関東軍とは大日本帝国陸軍の総群の一つです。満州国で独裁的権限を持ち、日本の大陸政策の先兵となった日本陸軍部隊のことです。名前は中国北東部の「関東州」からきており、日本の関東地域とは関係ありません。

 

 

関東軍は、東京にある「中央政府のお金」ではなく、「アヘンを売ったお金」で戦争をしていました。関東軍の財源はアヘンだったため、その産地を拡大するように、戦線が拡大していったのです。

 

 

日本軍の占領地では、日の丸を掲げてアヘン売りが売りに来ていたので、中国人が日の丸を見みて、「あ、アヘン売りが来た」と思われていたそうです。

 

 

金の為なら、無知な同胞に、薬害だらけの遺伝子ワクチンを平気で推奨する民族の先祖はやることが違いますね。

 

 

我が国は、数十万人の中国人に健康被害を与えただけでなく、その金で武器を購入し、中国人を殺傷していました。

 

 

アヘンを売ったお金で、戦費と資源の調達。戦争の為に使うダイヤモンドやタングステンを購入してました。当然、このアヘンマネーには人が群がりました。これを「満州・アヘン人脈」と言います。

 

 

満州国の運営資金を握っていた里見甫は、民間人でありながら、東条英機、岸信介、佐藤栄作、愛知揆一、児玉誉士夫、笹川良一等も頭が上がらなかったと言われています。

 

 

彼は戦犯として巣鴨拘置所に拘留されたのですが、やがて不起訴になり無条件釈放されました。戦後は表に出ることなく一般市民として生涯を終えたので、知らない人が多いかもしれませんが、歴史上重要な人物であることは間違いありません。

 

 

このアヘン政策は、首相を総裁とし、外・蔵・陸・海相を副総裁とする「興亜院」および、「大東亜省」に掌握、立案、指導され、国策として計画的に展開されたので、出先の軍や機関が、暴走して勝手にやったものではないです。

 

 

誰がどう考えても鬼畜極まりない作戦であり、細菌戦や毒ガス戦等とならぶ、日本国家の大規模な戦争犯罪です。

 

 

それが載っていない教科書を採用しているので、日本人が傷つかない配慮がされています。

 

 

最近、「悪い事をした人物」は全部外国人だと言う人がいるのですが、里見家は源氏の流れをくむ武将の血筋で、「南総里見八犬伝」にもつながると言われているので、日本人です。

 

 

戦後は、大人しく暮らしたとのこと。

 

 

週刊現代 満洲国を裏工作で支えた「フィクサー」がいた…アヘン王・里見甫の「数奇な生涯」戦後は静謐な生き方を選んだ

 

 

 

名前はあるけど、問題点は載っていない

 

 

「岸信介」は....

 

 

 

 

354ページにあります。このページだけです。

 

見てみると、こうなってました。

 

 

 

 

 

戦後の話だけで終わってます。

 

 

戦前、戦中の活躍の方が重要だと思うのは私だけでしょうか。なんなんこの教科書...。

 

 

重要政策が載っていない

 

 

関東軍の「アヘン政策」はどうでしょう...

 

 

あ....

 

 

 

 

「アヘン戦争」が226ページにありました。

 

 

 

 

 

自国の闘いではない「アヘン戦争」はあるのに、肝心の日本の「満州国のアヘン政策」はないわけです。

 

 

後者の方が、日本にとって重要だと思うのは私だけでしょうか?この扱いの差の基準がわかりません。

 

 

ところで、この教科書の戦後の様子が書かれたページを見てみると、美空ひばりの名がでています。

 

 

 

 

歴史の教科書なのに、歴史に影響を与えた里見甫や、岸信介の活躍よりも、お茶の間を魅了した美空ひばりの方が重要みたいです。

 

 

なんということでしょう...。

 

 

美空ひばりは昭和を代表する歌手で、歌謡界では外せない名前です。しかし、歴史の教科書なので、歌手より、政治を動かした人物を、まずしっかり載せてほしいと思います。

 

 

 

紹介したのは、地元でも有名なバカ高校が採用した教科書なので、うっかり、自虐情報を載せ忘れたのかもしれません。

 

 

それとも私が見落とした自虐記述がどこかにあるのか...

 

 

もしかしたら、もっと優秀な人達が通う学校の教科書は、自虐的な内容が書かれているのかもしれません。

 

 

自虐を植え付ける為の教科書なら、事実である日本人の悪行が、これでもかこれでもかこれでもか...と書かれていて、恥ずかしくなる内容になるはずなんですが、そういうのが見当たらないのです。

 

 

 

これを自虐教育だと言われると、もう...不思議で不思議で不思議でしょうがないです。

 

 

 

何故なら、「日本人にとって都合の悪い事」に一切触れてない、甘やかし教育だからです。

 

 

だから、「日本人は悪い事をしていないと思う人」や「アジアのインフラを整えたから、日本は良い行いをしたと主張する人」が増えるのです。

 

 

日本人が本当に反省して、それで相手側から「でも街を発展させてくれたのは日本人だよね」と言われるなら分かりますが、

 

 

そもそも侵略した側なので、それで「街を発展させてやったのは俺たちだ」というのは、メッチャ図々しく支配者の理論です。

 

 

日本人は自信を持てなくなった

 

 

GHQのせいで自虐史観を植え付けられて、日本人は自信が持てなくなった。

 

 

...というストーリーが一人歩きしていますが、実際の教育現場では、自虐など教えられておらず、被害者の立場のみ教えられている事が、お分かりいただけたかと思います。

 

 

ということなので、教えられていない自虐史観によって、日本人は自信が持てなくなった...という話も成立しません。

 

 

そもそも、私が子供だった80年代はバブル期でしたが、大人は自信を持っていましたし、どちらかというと、「少しは謙虚になれよ」と言いたくなるぐらい横柄な大人が一杯いました。

 

 

もし、現代に自信のない日本人がいたとしたら、それはGHQのせいではないと思います。

 

 

 

続編は以下の③です。

 

 

日本国憲法の大切さについて考える