前回の記事では、筋肉弁護士(桜井ヤスノリ弁護士)がバッシングを受けている事についてお話しました。今回はその補足になります。

 

 

ご存じない方は、先に以下の記事をお読み下さい。

 

 

【河合ゆうすけ氏にも解らない】筋肉弁護士が暴言を吐いた理由。帰化人狩りや個人情報さらしを正当化するのは日本の恥

 

 

2025年になってから、外国人に対する風当たりが強くなりました。排外主義がエスカレートしているのですが、それを問題視する人もいるので、日本人同士でも揉めています。

 

 

「移民を増やす政策には反対だけど、既にこの国で平和に暮らしている人達のことは悪く言っていない」...と言う人がいます。その理屈だったら理解できます。

 

 

しかし残念ながら、そうはなっていないケースが多いです。「差別ではない」と口では言っていても、ちょっとした事で本音が出ます。発言と行動が一致していないのです。

 

 

桜井氏は帰化人...という疑惑が出た段階で猛攻撃する人達を見て、さすがに問題だと思いました。

 

 

排外主義の本質は「弱者いじめ」です。従って、その空気を放置するとエスカレートし、最終的にその矛先は、同胞に向かいます。

 

 

そうなってはいけないので、この問題について、もう少し深く考えてみます。

 

 

先入観の問題

 

「外国人を大量に日本に入れる政策」に反対する事自体は、問題ないと思います。

 

 

これは差別ではなく、「政治的な考え」なので自由ですし、しっかり議論すべき事です。

 

 

しかし最近よく見かける、政策批判とセットで、人種や、出身そのものまで叩く行為は、立派な差別です。

 

 

また、「外国人=マナーが悪い」という前提で語る人が多いですが、このような決めつけは、そうではない人達からすると迷惑です。それに、日本人だからマナーが良いわけでもありません。

 

 

逆パターンは、普通にあるからです。

 

 

うちの地元の年寄り達は、昔から電車で席を譲ってくれるのは、外人がほとんど。日本人は年寄りが近くにいても知らんぷりして冷たい...と、よく話していました。

 

 

サービス業で、店員にエラそうな態度をとる日本人は昔から多いです。

 

 

最近、知り合いが経営している宿泊施設で聞いたのですが、外国人客の方が日本人客より振る舞いが良いそうです。「えっ、外国人の方がまともなんですか?」と聞き返しました。「昔と比べてマナーが悪い外国人が増えた」と色んな人が言っているので、それと逆の情報にビックリしたのです。

 

 

「マナーが悪い外国人が増えた」というのは、地域差があるようです。

 

 

菅野完氏は2023年に、日本人のマナーの悪さについて語っていました。外国人のマナーとの比較もあります。

 

 

 

 

 

外国人をかばうのは、外国人とは限らない

 

今日本で真面目に生活している外国人とは良い関係を維持し、もし真面目な外国人が日本人から攻撃されていたら守ってあげてほしいというのが私の考えです。

 

 

この考えの方が一般的だと思います...。

 

 

でも、活動界隈は別で、桜井氏が外国人をかばおうとしたら、何故そこまで外国人をかばうのか?と、色んな人から批判の声が上がってました。

 

 

 

 

彼(筋肉弁護士)ね、帰化人らしくて。やっぱ朝鮮系の帰化人らしくて。それ官報に載ってるんですって。それ実は、ノーボーダーの中でもね、そこまではっきりとは聞いてないけれども、そういうニュアンスのことを聞いたんですよ。そしたら、答えられないって言ったんです、彼はルーツをね。自分のルーツを答えられないと。答えられないってことは、皆まで言わんけど、そういうことですよね、っていうことになるわけですよ。

 

だって、外国人をなぜそこまでかばうんですか、おかしいじゃないですか。バランス感覚を持って言ってるんだったら、いいんですけど、もう不法移民までOKみたいな感じの論調で喋っていたので、明らかに外国人の肩を持ちすぎていると。

 

 

河合氏のように、帰化人だから外国人をかばうんだ...という考えをする人は多いみたいです。仲間だから仲間をかばうのだろうという発想です。

 

 

しかし、そうとは限りません。日本人でもかばう人はいます。

 

 

私は不法移民はダメだと思いますが、違法でなければ、桜井氏とは違う理由でかばいますね。

 

広島県と移民

 

 

私の住む広島県廿日市市(旧:佐伯郡)は、かつて移民を多く出した地域です。明治時代は、全国1位の移民県だったのです。

 

 

広島県の移民 Wikipedia

 

 

三上えり 廿日市市 がアメリカ ハワイ州 ハワイ郡 と姉妹提携!

 

 

地元の人達がたくさんハワイに行ったという話を聞いています。中にはそのまま住んだ人もいました。

 

 

祖母の祖父の場合は、事業をやろうとしてハワイに行って失敗。帰ってきたそうです。持っていた財産の半分を失ったと聞いています。

 

 

戦後、家族でアメリカに移住した親戚もいます。土地や山も結構持っていたのですが処分して、現在、墓守はうちがしています。

 

 

私が子どもの頃、一度、彼らの子どもと孫が、我が家に来た事があります。今のように海外と気軽に連絡できる時代ではなかったので、その後は疎遠になっていきました。

 

 

20年くらい前に、移住した本人と電話で話したのが最後です。戦後すぐ移住したので、日本語をほとんど忘れており、言葉の壁が大きかったです。その子どもや孫は別の所へ住んでいるので、電話では話せませんでした。

 

 

本人がもし生きていたら100歳くらい。うちに来てくれた子や孫は、今どこで何をしてるのか分かりません。疎遠なので、将来彼らが日本に来ることがあっても、我が家を訪ねて来ることはないでしょう。ただ、墓守をしているので、墓参りに行くと彼らの事を思い出します。

 

 

もう会う事はなくても、親戚なので、今住んでいる国でうまくやっていってほしいと思います。

 

 

親族に海外移住者がいると、その人達の置かれた立場を考えるわけです。もし移住した私の身内が、「日本にルーツがある」と言う理由だけで、現地の人達から排除されたら嫌です。

 

 

広島県だけではありません。日本が貧しかった時代、多くの日本人が移民になりました。一部の人達がそこに残った事を忘れてはいけないのです。

 

 

日本が昔から移民を率先して行っていた事を考えると、お互い様なので、今日本で真面目に頑張ってる外国人を叩くみたいなのは、いい気分がしないです。

 

 

お互い様の精神

 

祖父母の代くらいまでさかのぼると、親戚はすごい数になります。特に昭和初期以前に生まれた人達は、兄弟が6人、7人は普通。10人兄弟でも珍しくありません。

 

 

身内の数が多いと、私のように移住した親戚、海外から嫁さんを貰った人、仕事で海外生活を送っている人が、そこそこいるものです。

 

 

私の周りはそういう人が多いので、海外で現地の人に世話になった話は、よく聞いてきました。

 

 

そんな環境ですから、自分達日本人が海外に行った時は世話になったんだから、日本もまた同じようにしなければいけないと、子どもの頃から自然と思うわけです。

 

 

日本には“お互い様”という考え方があります。

 

 

うちの祖母は生前、お嫁さん(私のおばさん)には優しかったです。あの時代は嫁に厳しい姑が多かったのですが、祖母はそうではありませんでした。

 

 

母がその理由を尋ねたら、祖母はこう言ったそうです。「うちには娘の子がおる。うちが嫁さんをいびったら、娘も嫁ぎ先でいびられる。うちが余計な事を言うと、息子のためにもならん」...と。

 

 

「我が家でのお嫁さんの扱い」と「嫁ぎ先での娘の扱われ方」には因果関係はありませんが、心構えとしては立派だと思います。

 

 

娘を持つ母親だからこそ、娘を嫁にやった母親の気持ちが解ると。だから嫁さんにはよくしてやる...というスタンスです。

 

 

移民の話に置き換えると、日本はかつて海外に移民を大量に送り出しました。

 

 

現地で大変な思いをしながら、そこで頑張ったのです。騙されたとか、酷い目にあったという話もあるでしょう。でもその一方で、現地の人に迷惑をかけたり、世話にもなっているはずです。

 

 

そんな事を考えたら、逆の立場を想像したら、「外国人だから」という理由のみで粗末には扱えません。

 

 

戦争と迫害

 

移民の苦労話はたくさんあります。

 

 

日本人移民は戦時中に迫害されました。こちらはブラジルです。

 

 

 

 

アメリカでも迫害がありました。こちらは強制収容所に入れられました。

 

 

なんと、トランプ大統領がその歴史を書き換えようとしている兆しがあるとの事。

 

 

 

 

ムカつきませんか?同胞が酷い目にあったのに、その歴史を書き換えられたら。

 

 

被害者の側に立って考えたら、歴史の書き換えが、どれほど酷いか理解できると思います。過去記事で「南京大虐殺はなかったー」と言う日本人は問題だと述べて来たのは、そのような理由からです。

 

 

「自分達の加害」を揉み消していると、「相手の加害」が揉み消された時に、文句が言えなくなります。

 

 

数が増えたら侵略になるのか

 

昔は海外に出稼ぎ目的で行く日本人が多かったのです。中には、帰らなかった人もいます。移民の数が多かったわけですが、だからといって侵略ではありません。

 

3 明治時代の民衆とひろしま ~海外への移民~

 

 

1898(明治31)年にハワイはアメリカに併合され、契約労働は廃止されます。しかし、その後も日本からの移民は増加し、一時は日本人がハワイの人口の約40%を占めていました。

 

やがて、ホノルルの都市や商店の経営、コーヒーやパイナップル栽培で成功する人々も現れました。ただ、移民の中には、気候、風土、飲食、労働習慣などの急激な変化によって、健康を害する人もたくさんおり、ハワイでの生活に慣れるのに大変な苦労があったようです。

 

 

すごいですね。なんと40%。広島の人が多かったので広島弁が話されていた...という説もあるくらいです。

 

 

この時、「ハワイが日本人に侵略される~」と、現地の人は思ったのでしょうか。

 

 

また、人数が増えた時、日本人の心に、侵略する気持ちは湧いてきたのでしょうか。

 

 

移民先にもよりますが、ハワイやアメリカやブラジルでは、そういう話はまだ見てないです。

 

 

「国の意思」と「個人の意思」は違いますし...。

 

 

本当の侵略とは

 

ハワイやアメリカやブラジルへの移住は、「生活を豊かにする為」という意味合いが強く感じられます。

 

 

これに対して、「侵略」は、もうちょっと計画的です。その分かりやすい例が、以下です。

 

 

『天皇財閥 皇室による経済支配の構造 / 著者 吉田祐二』

 

さて、満鉄は事実上、日本による独占経営であるが、かたちの上では日清合併の株式会社である。

 

 

株主の募集は明治三十九年(一九〇六)九月に行われた。一〇七八倍の申し込みがあったというから、相当なブームである。天皇もまた大株主になったことは前述した通りである。

 

 

初代総裁には、台湾総督府民政長官であった後藤新平(一八五七ー一九二九)が任命された。後藤は、満州軍総参謀長の児玉源太郎(一八五二ー一九〇六)の台湾総督時代からの部下であった。

 

満鉄が重要なのは、民間の一企業ではなく、国策会社であったことである。満鉄は満州を植民地として経営することを念頭において、設立された会社であった。設立には、イギリスをはじめとする西欧列強がアジアの植民地化を進めたときの「東インド会社」をモデルとした。

 

(中略)

 

世界史的にながめれば、それは当然のことだろう。長年、日本航空に務め、海外駐在経験の長い三浦康之は『満鉄と東インド会社、その産声』という本を書いている。三浦は軽快な筆致で、当時のヨーロッパの状況を正確に描写し、東インド会社の構想が、遅れてやってきた帝国主義国家である日本に導入されたことを描いている。

 

 

また東京裁判でA級戦犯となった大川周明(一八八六ー一九五七)は、満鉄の東亜経済調査局に務めており、ここで『特許植民会社制度研究』を書いている。

 

 

英蘭東インド会社をはじめ、アジア、アメリカ、オセアニア、アフリカに進出した特許植民会社について調査した。

 

 

満鉄は組織的に東インド会社=植民地経営企業について研究していたのである。満鉄で働いた人は、一九〇七年には社員二九五八名、日本人の雇人六一三五人、中国人雇人四一二九人の合計一万三二一七名であった。それが一九二二年には三万六〇三七名と三倍近く増えている。一九四二年には三十万人近くに急増した。満鉄は日本の満州進出の拠点という役割を担いながら、つねに利益を計上していた。

 

 

それは鉄道運賃の価格を独占できたこと。および中国人労働者を日本人労働者の賃金を二~四割程度で雇用したからである。

 

 

(89~91p)

 

天皇財閥の植民地経営―朝鮮の場合

海運事業と鉄道事業の他に、皇室財産として株式が所有されていた会社には、明治六年(一八七三)に設立され、現在でも売上高一兆円を越える製紙会社である王子製紙、現在の東京電力のもとになった「東京電燈株式会社」、また、現在も営業している「東京瓦斯株式会社」などの会社もある。これらの企業は、いずれも「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一が関与していた会社である。

 

 

しかし、こうした国内の近代産業の株数は決して多くなく、天皇家は一株主として参加していたにすぎない。

 

 

天皇家所有株で重要なのは、銀行株および海外進出にかかわる国策企業である。とくに、朝鮮植民地経営のための「東洋拓殖株式会社」(東拓)、および台湾植民地経営のための台湾銀行が中心的な役割を果たしていた。

 

 

まずは朝鮮植民地政策についてみてみよう。

 

 

明治四十三年(一九一〇)、韓国は日本の統治下に入ることになった。いわゆる韓国併合である。

 

前年の明治四十二年に韓国の中央銀行である朝鮮銀行(はじめ韓国銀行、同四十三年に改称)が設立された。

 

 

朝鮮銀行は、大韓帝国政府、天皇家、韓国皇室による出資で設立された銀行である。

それ以前から、韓国は実質的に日本に支配されていた植民地であった。朝鮮銀行設立前には、渋沢栄一の第一銀行が、韓国において中央銀行の役割を果たしていた。

 

 

その経緯を渋沢は『渋沢栄一自叙伝』のなかで記している。

 

元来第一銀行が韓国に事業を開いたのは、今日から考えると何か先見の明でもあったように強弁し得られるかも知れぬが、私の不敏、また行員の不束、決して明治十一年頃に左様に遠大な考えを持っていた訳ではなかった。(『渋沢栄一自叙伝』七二七ページ)

渋沢によれば、当時右も左も分からなかった渋沢本人および日本政府は、成り行きのままに韓国との縁ができたのだという。

 

 

当時のお雇い外国人で、のちにイギリスのパース銀行の支配人となったシャンド(一八八四―一九三〇)は、国内銀行業務と国際銀行業務はまったく別のものだから兼営はできないことを諄々と渋沢に説いて聞かせたという。

 

 

しかし、渋沢らは明治十七年(一八八四)より韓国に第一銀行の支店を構え、現地での銀行業務を行った。

 

 

『渋沢栄一自叙伝』によれば、当時の業務規模は「金融機関というのも恥ずかしい位の仕事をして来た」(七二九ページ)という。

 

 

ところが次第に業務が拡大してきて、韓国政府に対して資金を融通するなど、事実上の中央銀行の役割を担うようになったのである。

 

 

ところで、朝鮮銀行は満州方面への進出拠点という性格をもっていた。満州の他にも中国の山東半島の青島や、上海、天津にも支店網を築き、横浜正金銀行とともに、日本がその金融勢力を海外で拡大するときに大きな役割を果たしたのである。

 

 

朝鮮銀行と、東洋拓殖株式会社という植民地経営のための国策企業によって、大日本帝国の韓国植民地計画が進められることになる。

 

 

東洋拓殖は、朝鮮の広大な土地を所有し、日本からの移民と開拓をその事業とする会社である。朝鮮最大の地主であり、また金融業にも進出し、朝鮮企業五十二社の株式を保有する特殊会社でもあった。

 

 

元東洋拓殖の社員であった大河内一雄は著書『幻の国策会社 東洋拓殖』のなかで、東洋拓殖を「不動産担保の長期貸付を主体とする金融機関であり、各種事業を直営する企業会社でもあり、各種事業に投資するホールディングカンパニーになって、シベリアから満州、蒙古、北支、中支、南洋方面に君臨」(八四ページ)していた、満鉄と並び称される大企業であったと語る。

 

 

東拓は当初、農業や林業、畜産などの原始産業と移民事業に従事していた目立たない会社で、もともとは、日露戦役後に総理大臣、桂太郎(一八四八ー一九一三)を会長とする東洋協会が韓国における特殊会社の構想を抱いたことに始まるという。明治四十一年(一九〇八)に東洋拓殖株式会社法(東拓会社法)に基づいて設立された。

 

 

その後、大正六年(一九一七)に東拓会社法が改正され、従来、韓国に限られていた業務地域が、他の外国まで拡大できることになった。一方で金融機関としての性格も備わるようになり、業務が拡大した。

 

 

また、近代日本経済史の研究者、黒瀬郁二『東洋拓殖会社』には、一九二〇年代に、外積発行のためにアメリカのJPモルガン社やナショナルシティ会社と交渉した過程が描かれている。アメリカにおける満鉄の起債は成功しなかったが、東洋拓殖の起債が成功したことに、アメリカの外交政策の許容範囲が分かるのである。

 

 

東洋拓殖もまた、東インド会社に範をとった、植民地経営会社であった。

 

 

(103~107p)

 

天皇財閥の植民地経営ー台湾の場合

 

 

台湾においては、明治三十二年(一八九九)に設置された「台湾銀行」を中心にして、植民地経営が行われた。

 

 

台湾銀行は、紙幣発行権を持つ特殊銀行であり、台湾における中央銀行である。

 

 

台湾と日本の関係は古く、明治維新から七年後の明治七年には台湾へ出兵している。

「征台の役」とも呼ばれるこの事件により紛争は解決した。

 

 

しかし、台湾が領土として日本に帰属することになるのは、同二十八年の日清戦争後の、講和条約(下関条約)によってである。

 

 

二年後には台湾銀行法が発布され、台湾銀行は営業を開始することになる。朝鮮銀行が朝鮮のみならず満州方面へも勢力を伸ばしたように、台湾銀行は日本の南方進出の際の拠点ともなった。産業資金を融資することを主な業務とする台湾銀行の他にも、三井物産の主導により、製糖事業を行う「台湾製糖株式会社」が設立された。

 

 

また、植民地経営にあたる「台湾拓殖株式会社」も設立された。台湾銀行と台湾製糖は、ともに天皇家所有株式としてみられるが、台湾拓殖の株式については天皇家は所有していなかった。台湾拓殖自体は半官半民の国策企業であった。

 

 

元台湾拓殖の社員、三日月直之の『台湾拓殖会社とその時代』に詳細が描かれている。

 

 

東洋拓殖が朝鮮と満州を中心に活躍したのに対して、台湾拓殖は台湾、および東南アジアで活躍した総合植民会社であった。その支店網はマニラ、ハノイ、サイゴン、バンコク、シンガポール、へと及んでいる。

 

 

事業内容も干拓や開墾、移民事業といった本業から、金融・貸付、ブタノールや臭素などの化学工業、セメント、鉱山などの多岐にわたる。

 

 

また特殊会社として傘下に四十以上の会社を従えていた。

 

 

(108~109p)

 

 

これが本物の侵略です。植民地経営として、政策として、国のトップが計画的に動くわけです。

 

●満鉄・・・満州を植民地として経営することを念頭において設立された国策会社

 

●東洋拓殖株式会社・・・朝鮮植民地経営のための国策企業

 

●台湾拓殖株式会社・・・植民地経営のための半官半民の国策企業

 

 

ちなみに、これらの地域では、悪法「治安維持法」が日本よりキツく運用されました。

 

思想統制は凄く、戦後も現地に大きな影響を残しました。

 

 

外国にルーツがある人達も、外国人叩きをする

 

移民の問題をキッカケに、外国人を叩く人が増えました。そのほとんどが日本人なのですが、中には、外国人や帰化した人もいます。

 

 

外国にルーツがある人達が、外国人を叩くと、それを見た一部の日本人は「ほら、外国人だって言ってるじゃないか、俺たちが外国人叩きをするのは正しいんだ」と考えるようになります。

 

 

エスカレートして歯止めが効かなくなるので、この件についても触れておきます。

 

 

以下はノーボーダーでのやり取りです。

 

 

 

「帰化人として、一言があります。私は日本人になりすましができるというのは、在日韓国人の最大の特権だと考えております」...と語られていました。

 

 

ショート動画なので、この方が何系なのかは分かりませんが、顔立ちを見る限り、モンゴロイド系ではないと思います。

 

 

最近こういう方が多いです。確かに一理ある意見なのですが、歴史背景を考えると、特権とも言えない事が分かります。「なりすまし=悪い」というのは、偏った見方です。

 

 

私も以前は、この方のように「なりすまし」という言葉のイメージから、それだけで悪い事のように思っていましたが、歴史を知ることで、中国、韓国にルーツがある人の場合は

、そうしないと身の安全を守れない場合もあるので、仕方ないかなと思うようになりました。

 

 

なりすませる事を「特権」と言ったこの方は、おそらく、関東大震災の後、日本人によって、朝鮮人や中国人が虐殺された事を知らないのでしょう。

 

 

あの時、コーカソイド系やネグロイド系の外国人は対象にならなかったはずです。私が知る限り。

 

 

差別の対象とされてきた、中国、朝鮮の人達は、その他の外国人とは危険度が全く違います。

 

その原因を作ったのは日本人です。兵士、警察、民衆で取り囲み、官民一体で無抵抗の人達を虐殺...こんな事しなきゃ良かったんです。

 

 

⑪外国人問題を煽る投稿に要注意。100年前の日本で起きた虐殺事件と向き合う。

 

 

⑳大正~昭和の日本人ファーストによって起きた事と、私が外国人の問題に関する情報を拡散しなくなった理由

 

 

挙句の果てに、虐殺はなかったとかいう人もいます。

 

 

 

 

他の外国人でも、差別はあると思います。苦労もされているでしょう。

 

 

しかし、中国系、朝鮮系の人達ほど酷い目に合わされていないはずです。

 

 

日本で起きた悲惨な歴史を知らないから、出身を公表しない事を、「なりすまし」という言葉で片付けることができるのです。

 

 

過去に日本人が酷い事をしたから、被害にあった人種を特別扱いしろという意味ではなく、事情を知らずに、表面的な理由だけで判断して叩くのはよろしくないということ。

 

 

そんな状況では、また同じ事が起きるかもしれない。中国人や朝鮮人の事を、昔から見下しまくってますからね。

 

 

満洲国でも差別丸出しでした。それなのに、民族政策のスローガンは『五族協和』。これは、「和(倭、日)・朝・満・蒙・漢(中)」の五民族が協調して暮らせる国を目指した言葉なのですが...実態はこうです。

 

●日本人・・・一等国民

 

●韓国人・・・二等国民

 

●中国人・・・三等国民

 

 

「満蒙開拓平和記念館(長野県):本人が語る76年前の「地獄の逃避行」 国策による苦難の歴史伝える」

 

「満洲国の『五族協和』なんてとんでもない話で、日本人は一等国民、朝鮮人は二等、中国人は三等と、もうあからさまの差別。だから暴動が起きるのは何の不思議でもない」「それでも義理人情に厚く、寛大な心の中国人がいたから、僕たちは生き延びてこられたと思っています」

 

 

昔の話...と言いたいところですが、今も油断できません。

 

 

今回、桜井氏が帰化人という疑惑が出ただけで、ものすごい数の人がネットで叩いたからです。その様子を見て、時代が違っていたら、本当に暴力を振るうのではないかと思いました。

 

 

 

差別は暴走する

 

 

問題なのは、桜井氏自身が帰化していることを公表した後です。日本国籍を持っていると判った後でも、同じ理由で叩かれていました。

 

 

 

 

帰化して日本国籍を持っているのに、「日本人ではない」、「外国人だ」、「帰れ」と言われる...。

 

 

日本国籍を持っていても「日本人ではない」と言われるなら、「国籍以外のよくわからない曖昧な基準」に頼ることになります。では誰がそれを判断するのでしょうか?

 

 

 

 

誰かの主観や気分で決められたら、本物の日本人でさえ「お前は日本人ではない」と決めつけられて、叩かれそうです。

 

 

基準が曖昧で、気分で決めつけるとこうなります。

 

 

 

「10円50銭」ってのは関東大震災の時に、普通の人が朝鮮人とかを殺す時に、朝鮮人かどうかを見極める道具として流行った10円50銭。

 

 

朝鮮人は10円50銭という言葉を発音できないと。10円50銭ってことを言えない奴は殺していいという時の符号やったんです。

 

それで殺されたのは朝鮮人だけではなくて、ちょっと放言のきつい人であるとか、あるいは吃音壁がある人とかも殺されたんです。

 

 

10円50銭って、朝鮮人よりもね、江戸っ子の方が言われへんのよ。江戸っ子殺されてんねん。普通の。ほんまの江戸弁では50銭が「ごじゅっしぇん」になるんですよ。殺されてるんで、それでほんまに。

 

で、東北の人も10円50銭言われへんしな。

 

 

(中略)

 

さらに怖い事にね、10円50銭って言えてもね、「今時の朝鮮人は日本語が上手い奴もいるから朝鮮人に違いない」言うて殺されるんです。

 

 

キッカケはね。誰かアホが流したデマじゃなくてね。正力松太郎というれっきとした官僚が流した政府情報やったんです。

 

 

怒らなあかんねんって。

 

 

※動画では「十円」と言っているが、「十五円五十銭」という説もある。

 

 

最初は「正確に発音できるかどうか」で判断していたのに、だんだんそれに該当するかどうかは関係なくなっていく...このように基準をコロコロ変えれば、誰でも該当させることができます。

 

 

こういった暴力は、同胞の日本人にも向けられます。関東大震災の後は、日本の活動家、被差別部落出身者、障害者も殺されたのです。

 

 

日本人のこういった性質を知っていたら、ターゲットになるリスクがある人は、日本人に同化した方が安全だと言わざるをえません。今回の桜井氏に対するバッシングを見て、余計思いました。

 

 

日本人が全然成長できていないし、過去の過ちを学んでいないからです。

 

 

これも信じられない事を言っています。

 

 

 

ね、アメリカ人とかインド人とか、ナイジェリア人とか、他の国の人の事は言ってないでしょ。

 

 

いまだに帰化かどうかにこだわる人達

 

ここまでの話で、中国や韓国にルーツがある人達が、本名を使うのは、リスクがある事を説明しました。

 

 

前回の記事でもお話しましたが、戸田市議会議員の河合氏は、桜井氏は帰化人らしいという事をxやyoutubeでネタにしていました。

 

自分で犬笛を吹いておいて、その後「とうとう...」と、まるで桜井氏が悪い事を公表したかのような言い方をしていました。

 

 

 

「家族は公開を望んでないようだが」...と、言わざるを得ないように仕向けた張本人が、桜井氏の家族の事を気遣っています。

 

 

河合氏自身が率先してネタにしたのに、自分はこの件に関係していないような反応をとるのですから、恐れ入ります。

 

 

桜井氏が帰化していても、だから?...なんですよ、ハッキリ言って。これをネタにする、ネタになると考えている人が多いので、日本人は全然成長していないなと残念に思います。

 

 

その一方で、河合氏は自身の先祖の事を誇らしげに語っています。

 

 

 

 

動画で、近江源氏の血が流れている事、明治41年からの帯屋の息子と自己紹介をしています。先祖を大事に思うのは良い事です。しかし、自分の先祖が誇らしいからといって、他人のルーツを見下すような態度をとるのは人としてどうかと思います。

 

 

言うまでもありませんが、先祖は本人の努力で得たわけではありません。源氏だろうが、日本人だろうが。

 

 

自分の努力で手に入れたわけでもないのに、恵まれた環境に胡坐をかいて、真面目に生きないことの方が問題です。

 

 

日本人とか大和民族という言葉を頻繁に使い、日本の伝統や習慣を重んじているかのようにアピールされていますが、日本人にとって最も重要なのはです。家。

 

 

どんなに素晴らしい家柄でも、嫁がいないなら意味がありません。

 

 

他人のプライベートにアレコレ言うのは好きではないのですが、あまりに桜井氏の出自の事を言うので、もっと大事な事を忘れていませんかと言っておかなければいけません。

 

 

河合氏は良い家柄で血筋もいいのに、現時点で家庭を持っていません(ネットで調べ配偶者はいなさそうだと確認しました。もし間違っていたならごめんなさい)。

 

 

何故日本の魅力を訴える人が結婚して子どもを育てていないのでしょうか。

 

日本はを重んじる国です。国家の駒である家を盛り立てないのは、愛国ではないし、最も大事な日本の風習を軽視しているという意味で、彼らがよく言う反日に該当します。

 

 

一昔前の日本的な感覚で言えば、いい歳になったら家庭を持って子どもを育てるのが当たり前。

 

 

子どもができないのは仕方ないですが、そんな家は、家を継がせるために養子を貰ってきます。仮にその子が亡くなっても、次の養子を迎えます。日本人は跡取りを作る事にこだわるのです。

 

 

河合氏は日本人としての心構えや誇り、愛国をアピールしているのに、何故それをやってこなかったのでしょう。

 

 

結婚なんて、健康であれば、その気になれば誰でもできます。親戚が多かったり、近所づきあいをしていれば、世話を焼こうとする人が何人かいるはずです。

 

 

田舎なんかとくに、いい歳して独身でいたら、色んな人から結婚について言われます。河合氏はそういう事はなかったのかなと不思議に思います。

 

 

今現在、結婚していない。

 

 

何故できないのかというと、えり好みしてるからです。

 

 

国や日本の為を思うなら、まず自らの家と子どもを作り、守ることが優先ではないでしょうか。どんなに自分の好みじゃない女性であっても妥協して、家の為、国の為に結婚するくらいの覚悟は必要だと思います。

 

 

結婚という、努力や我慢で出来る事を怠って、努力でどうにもならない他人の出自の事をアレコレ言うのは、どうかと思います。

 

 

他人の出自の問題より、自身の人生設計の問題を考える事をお勧めします。

 

 

繰り返しますが、日本はにこだわる習慣があります。家は「日本人らしさ」なのです。

 

 

人に「日本人とは」みたいな説教をする人が、自分の家庭を養ってない(日本式の家システムの運営をしていない)というのは、やはり説得力がないです。

 

 

彼にも考えがあって生きてきたでしょうし、それは個人の自由なので尊重すべき事です。

 

 

河合氏が普通の人なら何も言いません。私は個人の意思を無視したような、昔の日本の風習や文化は嫌いなので、いつもは、人にはこんな事は言いません。合わない人と結婚しても不幸になるのが落ちだからです。

 

 

本来はこんな事を指摘したくないし、酷い事を言って申し訳ないですが、河合氏が「日本人という出身」を武器にして、人を叩くような事を続けるなら、「そんな事でエラそうにしてはいけない。もっと大事な事があるだろう」と言わざるを得ません。

 

 

出自ばかりに目を向けると、他の重要な事が疎かになるので、それはよくないと思います。

 

 

出自ばかりを見て、他の重要な分析ができていない

 

河合氏以外にも、帰化人にこだわっている人がいます。彼らの発信は、それ以外の情報が乏しいです。

 

 

こちらのコンテンツは、桜井氏のマスク裁判を取り上げているものの、その理由は解説されていません。一番肝心なところなのですが...。

 

 

 

 

この件について調べたようですが、桜井氏の事が正確に分かる情報は一切なかったです。

 

 

「一体彼は何の為に戦っているんでしょう」...と言って、「コロナの本質」には一切触れない寸止め情報となっています。やってる事がマスコミと変わりません。

 

 

知らない方の為に、簡単に解説します。

 

 

マスクやワクチンは人々の健康を蝕みますが、そのデメリットは存在しないかのような扱いで推奨されました。政治が科学を捻じ曲げたのがコロナ騒動です。

 

 

以下はドイツの弁護士、ライナ・フーミッヒ氏です。彼は2020年の段階で、感染症騒動自体が、いかに詐欺でインチキかを世間に伝えました。

 

 

 

 

彼の活動は影響力を増していったのですが、それ故に、後に彼はハメられて、現在はこのようになっています。

 

ドイツ史上最大の司法スキャンダル:ライナー・フルミッヒ氏に対する判決

 

 

以下の番組で、詳しい経緯が語られています。

 

 

 

 

ライナー氏だけではありません。2020年後半~2021年頃は医師や専門家達が頑張っていました。

 

 

 

 

桜井氏が日本人の性質を叩いたのは、コロナ禍での日本人の振舞いです。海外では、科学を無視した政治の不正・腐敗に立ち向かう人が多かったのですが、日本人のほとんどの大人は無関心でした。

 

 

海外の人達を見習おうという気持ちで、活動を頑張った日本人もいましたが、初期の頃は、仲間も少ないし四面楚歌でした。不正を正そうと声を上げたために仕事を失った人も多いです。

 

 

桜井氏がうんざりするのは、これです。

 

 

こういう事をするから、キモいと言われるんです。

 

韓国との比較です。

 

 

 

 

こんな動画が作られる始末です。

 

 

 

他にもあります。

 

字幕大王 新型コロナ患者の代表的症状

 

You3 マスクにはやっぱり効果がない。全世界がそのことを認めた。

 

 

 

 

 

 

この現状を見て、科学が政治でおかしくなっていると気付いて、抗議するのが大人として正常な感覚です。

 

 

私からすると、全ての弁護士がライナー氏や桜井氏のように立ち上ってほしいと思っています。

 

 

世間の風当たりが優しくなった2023年頃、しれっと活動に加わってきた人は多いです。職業は様々です。

 

 

そういう人の多くは、一番酷かった時はダンマリでした。

 

 

ほとんどの自称愛国者も、医療利権には逆らいません。

 

 

当ブログでは何度も解説していますが、マスクは逆効果です。

 

 

 

 

 

 

桜井氏とマスクの件をコンテンツにする場合は、このようなデタラメもセットで伝えていただけると幸いです。そうしないと、彼の行動や気持ちが伝わりません。

 

 

だからこそ、桜井氏は日本人をバカにしているという見方しかできないのです。当時は日本人も日本人をバカにしていました。

 

 

桜井氏が帰化人だから叩いたのではない...と、言い訳する人がいるのですが、違います。

 

 

帰化人だから叩いたのです。桜井バッシングのコンテンツと、そこのコメント欄を見れば一目瞭然で、出自そのものをネタにしているのですから、否定することはできません。

 

 

政治系の情報を何年も見ているので、バッシングを受けた人も何人か見てきました。しかし、家族や出自をネタにするような叩かれ方は、ほぼありませんでした。

 

 

それは叩かれた人が日本人だからです。出自はネタにならないからです。だから、叩くとしても、そこは攻撃しないのです。

 

 

桜井氏はそうではなかったから、出自を叩かれた。それだけのことです。

 

 

在日特権を主張する人への反論

 

 

在日特権についての動画がこちらです。

 

 

 

 

 

これについては、戦後の日本がとった対応について知る必要があります。

 

 

 

 

 

大日本帝国の戸籍に完全吸収するんではなくて、大日本帝国領朝鮮、大日本帝国領台湾、大日本帝国領南洋諸島等々の戸籍が別にあったんです。

 

 

その状態でアジア太平洋戦争に突入していくわけです。沖縄の地上戦があり、広島に原爆が落ち、長崎に原爆が落ち、8月15日に我が国は惨めにも負けるわけです。

 

 

この時に、本来であれば、大日本帝国領朝鮮、大日本帝国領台湾、大日本帝国領南洋諸島等々で、いわゆる大日本帝国が植民地支配していたとこの人々は、当然植民地の人々ですから、現地におられるだけではなくて、さまざまな形でね、それこそ徴用工も含めてですが、様々な形で、宗主国である日本の国内におられたわけです。1945年8月15日のタイミングで。

 

(中略)

 

で、他所の国であればどうしたか。1945年8月15日になった、植民地が、いわゆる連合国、それまでの以前の言葉でいうたら敵国に占領された。宗主国である大日本帝国と朝鮮、あるいは台湾、南洋諸島が分断された。分断されたけども人間は残ってる。

 

 

他所の国このパターンでどうするかっていうたら、宗主国である日本の国籍を与えるんですよ。与えるんですが...大日本帝国はそれをしませんでした。何故ならば、面倒くさかったからです。与える事が唯一の正解だとは言わない。でも通常与えるんです。そっちの方が行政コストかからないから。

 

 

...なんですが、大日本帝国は差別大好き帝国だったので、なんで一緒にせなあかんねんって、放っといたんです。棄てたんです。それは内地にいる朝鮮人や台湾人や南洋諸島の人々を棄てただけではなくて、満州、中国大陸、フィリピン等々にいる日本人も同様に棄てたんです。

 

 

棄てて、棄てて、棄てて、面倒くさいからやらんかった。ようはね、怠け者なんです。日本人は勤勉やとかって、あれ大嘘ですからね。棄てたんです、人間を。ない事にしたんです。

 

 

ない事にして、引き上げや、引き上げや、岸壁の母や...いうてるけど、あれ全部日本持ちちゃうからね。銭あれアメリカとソ連が出してくれてんねんで。ソ連は酷い事してんねんで、シベリア抑留で。日本人にとんでもなく酷い事してるんですよ。

 

(中略)

 

復員兵とか、満州に行ってええ思いしてた日本人とか、帰ってきたら、元々ね日本に戸籍があるから、その戸籍に戻るだけの話。戻るというかその戸籍を使うだけの話ですけど。

 

 

問題は大日本帝国領朝鮮、大日本帝国領台湾、大日本帝国領南洋諸島の人々ですよ。

この人らは植民地と分断されたけど体は内地にある、帰るに帰れない、生活していかなあかん、行政サービスは受けなあかん。

 

 

で、戸籍取りに行こ思うてたら、何言うてんねんな、お前らの戸籍は大日本帝国領朝鮮、大日本帝国領台湾、大日本帝国領南洋やないか。ほな、その戸籍使わせてくれって...、その戸籍使わせてくれいうたかって、戸籍そのものがないねんから使いようがないがな、知らんがな...というのが、日本の役所の態度やったんです。

 

 

知らんがな。お前ら勝手にここにおんねやんけ。戸籍?知らんよ、そんなもん、もう朝鮮も台湾も南洋諸島も日本の物ちゃうねんから、知らんがな。勝手にせえや...っていうのが当初の日本の状態やったんです。

 

 

お前らは日本人ではないんだから。つい、去年まで『大東亜共栄圏』だの、『五族協和』やの言うてたくせに。いや、お前ら日本人ちゃうねんから、何で日本の戸籍使おうとすんねん。気持ち悪い...って言うて、社会から弾き飛ばそうとするわけです。で、社会から弾き飛ばして、でも大量にそういう人がいるから、もちろん、そんなもんオペレーション回らんようになるわけですよ。

 

 

一方で、それは向う側によって違うんやけど、日本に併合される前の戸籍制度というのは、植民地の先に残ってますからね。大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国と、それから国境内戦、中国内戦の後、蒋介石が台湾に逃げて来た後の中華民国。それから毛沢東がメインランドチャイナを押さえた後の中華人民共和国で、それぞれ対応は違うんですが、ようは日本に居残ってしまった人の戸籍オブビフォージャパンオキペーションはあるわけですよ。

 

そら残ってるわけ。本国はその戸籍を使い続けるわけ。戸籍がなくて住民票的なもの、それを使い続けます。ひつじゅんしっぷてきには。でもその人は、大日本帝国臣民だと思ってるけども、戦争が終わって日本国民にしてもらわれへん。でも体は日本列島の中にある、どないしたらええねん。わけわからへんやないかっていう時に、日本政府が作ったのが、特別在留許可って言うんです。特別在留許可制度というのは、そうやって生まれたんです。

 

それが、今も運転免許で在留許可持ってる人、その形で特別在留許可を貰った人、およびそのお子さん達は、免許証に朝鮮籍って書いてる時あるんです。朝鮮籍ってのはそういう意味です。あるいは台湾籍って書いてあるのもそういう事です。で、そのパターンで本国側っていうか、母国側に、その人の戸籍が残ってる場合もあれば、残ってない場合もあります。

 

 

なんでこんな話を今やってるか。蓮舫さんの二重国籍疑惑というのは、過去100年の東アジアの悲しい歴史の結果の二重国籍やったわけです。いまやもはや二重国籍でも何でもないしね。

 

 

ノルウェーで生まれました。ノルウェー国籍持ってます。そのまま日本に来て、日本に帰化しました。ノルウェーの国籍抹消してません...とかそんな話ちゃうからね。

 

 

過去100年、80年前から先30年ぐらい、ずーっと大日本帝国が帝国的主義侵略を東アジア各地に繰り返していた頃の悲しい歴史の結果の様々な事情を抱えた人々の子ども、孫としての他重国籍を、本人の怠慢とか、本人のどうたらこうたら...って言う事そのものが差別であり、我が国の歴史に対する冒とくであり、戦争に対する反省が足りないとしか言いようがないですよ。

 

 

 

資本主義の敵

 

帰化人叩きの中で、一番ビックリしたのは、これです。

 

 

 

 

以前菅野氏が、差別をしてはいけない理由は、資本主義の邪魔だからと話していたのを思い出しました。

 

 

 

 

菅野氏の動画を最初見た時は、ピンとこなかったのですが、桜井氏が宣伝していたプロテインの会社に、アンチが迷惑な抗議をしまくって打ち切らせた話を聞いて、ああ、そういう事か!と思いました。

 

 

真面目な外国人

 

 

余談ですが、私の祖母は生きていたら100歳です。

 

 

基本的に他人に対しても思いやりのある性格だったのですが、あの当時の人が当たり前のように持っていた、差別意識は少しあったみたいで、会話の中で時々それを感じる事がありました。

 

 

「え、おばあちゃん、そういう言葉は使っちゃいけんのんよ」と、何回か注意した事があります。

 

 

それは外国人だけではないのです。

 

 

昔、従兄弟が鹿児島に転勤になった時、祖母が「あんた鹿児島の女やなんかと絶対結婚しちゃいけんよ。キツいんじゃけえ。」と言っていました。

 

 

でも、その後出逢った鹿児島の女性と結婚、穏やかで明るい人だったので、鹿児島の女のイメージが変わったみたいです。

 

「鹿児島の女はダメ」というのは、「〇〇人はダメ」というのと、同じ発想です。

 

 

〇〇の部分が外国人か日本人かの違いで、本質は同じ。

 

 

「外国人はダメ」という特定の地域を否定する発想を放っておくと、その範囲が変わって「〇〇県の人はダメ」という発想もするようになります。

 

 

〇〇人や〇〇県...は、「考えが同じ」というくくりのグループではありません。「出身がたまたまその地域だった」というくくりなので、人間の中身は違います。

 

 

出自だけで、あらゆる事を判断してしまう風潮はよろしくないです。

 

 

最近は、外国人だけでなく、「外国人を大切にする日本人」まで、セットで叩くようになりつつあります。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの精神はよくないです。

 

 

わざとやってるのか知りませんが、差別意識はエスカレートしています。

 

 

外国人をかばう奴 = 日本人ではない。外国人に違いないと決めつける

 

 

この図式が定着すると、真面目で思いやりがあるまともな日本人が被害を受けるので、根気よく正していく必要があります。