薬には「副作用」という言葉が使われますが、ワクチンには「副反応」という言葉が使われます。
従って、一般的にワクチンは「副反応」と呼びます。
でも私は、ワクチンも「副作用」という言葉を使い、ブログでは、たまに「副反応」を使っています。
理由があるのですが、これまでは、あえて説明をしませんでした。
でも、色んな方が読んで下さるようになったので、中途半端な事をする理由を説明します。
言葉の定義
とりあえず定義から。
せっかくなので、副作用・副反応の他に、薬害、有害反応・有害事象の意味も一緒にどうぞ。
wikipedia
副作用 (ふくさよう、英: side effect) とは、医薬品あるいは医療的処置の、副次的あるいは望ましくない作用のこと。
医薬品の使用、あるいは医療的処置に伴って生じた、治療者や患者が望んでいない作用全般のことである。
(「副作用」と対比して、治療目的にかなった作用、治療者が本来望んでいた作用のほうは「主作用」や「薬効」と呼ぶ。)。
狭義には、医薬品の使用に伴って発現した好ましくないできごとのうち当該医薬品との因果関係が否定できないものを指す。
wikipedia
副反応(ふくはんのう)とは、ワクチン接種に伴う免疫付与以外の反応のことである。
ワクチンの場合、投与に伴う免疫付与以外の反応も外来物質の化学的作用ではなく免疫学的機序によって起こるものが多い。
そのため一般的な治療薬における副作用と区別している。
[要出典]英語圏ではワクチンでも治療薬でも同じ語が使われる。
wikipedia
薬害(やくがい)とは、明らかな投薬ミスを含まず医薬品の「不適切な使用による医学的な有害事象のうち社会問題となるまでに規模が拡大したもの」と「不適切な医療行政の関与が疑われるものを指す」とする見解があるが、明確な定義は定まっていない。
臨床医学よりも医療訴訟や報道などにおいて多く用いられる。
wikipedia
有害反応 (en:adverse drug reaction、ADR)は、薬物の使用によって生じた良くない作用のうち因果関係が否定できないもの。
薬物有害反応とも。望ましくない作用、という意味を含み、狭義の副作用である。
有害事象 (en:adverse event、AE)は、薬の使用者に発生した医学的に好まし
くない事象。因果関係の有無は問わない。
臨床医学では、因果関係の否定できない副作用と有害反応、因果関係の有無を問わない有害事象を明確に呼び分ける。
医療行政では医薬品医療機器等法等の条文に副作用の語が用いられているため、医薬品承認申請など、臨床医学と医療行政の接点では用語の混乱が見られる。
「副作用」は「医薬品そのもの」に着目した用語であるのに対し、「有害事象」は医薬品を投与された「人間」に着目した用語である。
すなわち、医薬品との関連性が考えにくい事象(例えば、運転を誤った車が歩道に乗り上げ、たまたま歩道を歩いていた患者(医薬品の服用者)が受傷したような場合)
であっても、「医薬品を服用中の人物に発生した好ましくない事象」である限り「有害事象」とされる。
これは、一見、偶発的と思われるような未知の副作用を漏れなく拾い上げるために重要な考え方であり、症例数が蓄積されることにより、
偶発的と思われた事象の中から未知の副作用を発見することが可能となる。
これはアメリカの有害事象報告システムOpenVAERSです。因果関係の有無は問いませんん。
英語圏では、ワクチンでも治療薬でも同じ言葉が使われる...というのは意外でした。
日本の場合は、表現を変える事で、責任逃れをしているように見えます。
例えば、「窃盗」と言えば重い感じがしますが、「パクり」と言えば軽く感じるのと似ています。
作用と反応の違い
次は「作用」とか「反応」の意味です。
●作用・・・力を他に及ぼして影響を与えること。またその力の働き。
●反応・・・生体が、刺激を受けた結果として変化や活動を起こすこと。
ここからは、私の個人的な意見です。
私が「反応」という言葉を使いたくないのは、「作用」に比べて軽い感じがするからです。
この2つのキーワードを聞き比べた時、私は次のような印象を受けます。
●反応・・・影響を受けた側に注目が集まる
「反応」は、影響を与えた側(薬の方)に注目が集まりにくいので、まるで影響を受けた側が悪い、反応した方が悪い...みたいな感じがするのです。
私はブログでは、事実をたんたんと述べたいので、なるべく個人的な意見は出さないようにしているのですが、これに関しては腹が立ちます。
ワクチンの責任逃れは酷くて、被害者に対して、演技しているとか、精神病呼ばわりしたり、とにかく悪質です。
私がこの言葉を使う事によって、「反応した側に問題がある」と周囲に印象づけているみたい、作用した側の罪を軽くするみたいで、使いたくないのです。
言葉なんてちょっとした事かもしれませんが、
被害者が悪いわけじゃないだろ、薬の責任だろ!と思うので、「作用」という言葉を使っています。
たまに「副反応」を使う理由
以上のような理由から、私は長い間「副作用」を使っていました。
でも途中で、ブログを運営するにあたって、やっぱり「検索キーワード」を少しは意識した方がいいかな...と思うようになりました。
私が発信している内容は、命に関わる事なので、一人でも多くの人に知ってもらわなければならない内容です。
その為、できるだけ多くの人にブログの存在を見つけてもらう必要があります。
「副作用」というキーワードだけで運営していると、おそらく「副反応」と検索する人に見つけてもらえる可能性が低くなります。
同じ理由で、「副反応」だけを使っていたら、「副作用」で検索する人は見つけにくくなります。
それで、基本的には「副作用」を使うけど、「副反応」という言葉も合間で混ぜるようになりました。
でもやっぱり「副作用」を使いたくなります。
ワクチン関係の記事を読まれる方へ
先日、谷本誠一呉市議会議員に「副反応」に統一した方が良いとアドバイスをいただきました。
最近は読んで下さる方が増えたので、誤解がないように、言葉の使い方はちゃんとした方がいいと私も思います。
思うのですけど...
でも、このような事象に対して、「副反応」という表現を使う事に気持ちがのりません。
この殺傷能力の高さは、作用を飛び越して、傷害と言ってやりたいぐらいです。
ちなみにこれはファイザーのもの。
劇薬による作用の結果、ああなったと...。
真っ当なアドバイスも頂き、同じように感じる人は多いと思いますが、
以上のような理由から、
ワクチンの酷さが世の中に知られるまで、
軽い言葉を使っても、軽いと思われないくらい被害が理解されるまで、
もうしばらくは、私は2つの言葉を微妙に混ぜて記事を書くつもりです。
状況によって変わるかもしれませんが、その間は、読みやすいように各自で脳内変換して読んで下さい。
読みにくくて申し訳ないですが、よろしくお願い致します。
おわりに
同じキーワードや、同じフレーズを何度も繰り返す事で、イメージが出来上がり、定着してしまいます。
副反応を使いたくないのは、「副作用に比べて酷くないようなイメージ」を持ってほしくないからです。
繰り返し使うキーワードや、それによって生まれる概念には、特に気をつけています。
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