最近、敵が攻めて来るから、憲法を改正して、自分の国を自分で守れるようにしよう...と主張する人が増えました。
この「守る」というキーワードは、注意しなければいけません。「言ってる事」と「やってる事」が同じとは限らないからです。
戦前も「自分の国を守る為」「アジア解放の為」...という口実で戦争をしましたが、実態は侵略目的でした。
自分達の事しか考えていなかった情報が、いくらでも出てきます。最近、以下の話を知りました。
毎日新聞 終戦の8~9月、南樺太で朝鮮人の虐殺が多発 旧ソ連の新資料で判明
他国に迷惑をかけただけではありません。自国民も犠牲にして、コテンパンに負けました。
酷いのが軍隊の死因です。
餓死や栄養失調等による病死が、6~7割。
名誉の為に、上官に「死ね」と命じられたケースも多いです。
内訳を見ると、強制力のあるブラック労働で人が死んでるわけです。もし現代、どこかの中小企業が、同じような人の扱いをしたら、責任を取らないといけないですし、ボロクソに叩かれます。
敵を倒して戻って来れる実力がある兵隊に、「死ぬ」ことを強要するのは、人材の使い捨てです。もし、現代の労働現場でこんな事があったら、世間の目は厳しいでしょう。
現代の政治は、バックに外国勢力がいるという理由で、「国内の問題」を全て外国人になすりつけていますが、大日本帝国を動かしていたのは、(外国との癒着は見られるとはいえ)、一応日本人です。
日本人が国を運営したら、残念な結果になったのです。大日本帝国を越えるブラック組織は、この日本に存在しないと思います。
亡くなった人達の事を「英霊」とか「お国の為に戦った先人たちのお陰」と言って、褒める人は多いですが、その人達が、先人を死に追いやった原因である当時のブラック体制の問題を追及し、謝ったり、反省している姿を見た事がありません。
労働システムの欠陥として捉えた時に、無責任極まりないと思いますし、
「あれで問題ない、戦争だから仕方ない」...と甘い考えをしているなら、日本人は「組織を動かす能力」、「戦争する能力」が低いということになります。
改憲して戦えるようになったところで、こういった日本人の特性は変わってないので、また同じ事を繰り返すだけです。また負けます。
本記事では、「戦う為に必要」という理由で、憲法改正する事がいかに馬鹿げているかと言う事と、戦ってもまた負ける理由をお話します。
情報に対する意識
何故改憲がダメなのかと言うと、改憲しても優れた軍隊を持っても、日本を守れないからです。
日本は既に情報戦で負けています。この部分で負けていたら、物理的な戦いも絶望的です。戦前がそうだったように...。
日本は情報の扱い方が、個人から国まで、なってないです。例えば、現在進行形でこういった政策が平気で行われています。
【要注意!!】万博IDを作らなければ『大阪万博』に入場できないことが判明 万博IDの作成には個人除法保護方針の同意が必要で、同意すれば個人情報を外国政府、協賛企業などに提供される仕組み
【河野太郎】マイナンバーカードの対面確認アプリの提供を開始すると発表 事業者のアプリにダウンロードし、券面をカメラで撮影 画像が中国などに横流しされる恐れ
内閣官房・警察庁・公安調査庁・外務省・防衛省がマイナンバーカードの危険性を政府に訴えていたことが発覚「個人情報を一括して盗まれ、悪用される可能性が否定できない」
この手のニュースが多すぎます。
lineなんか平気で使うし、個人情報が流出する危険性があるマイナンバーをポイントにつられてとったり...もう、国民の情報は外国にダダ洩れだと思います。
こういった仕組みを作る国自体にも危機意識がありません。
国を守る立場の人達がマイナンバーを作られているかどうかは分かりませんが、彼らの情報はちゃんと守られているのか心配です
自衛隊員や警察官の情報が外国に流出しているとしたら怖い事だと思います。
命を守る情報
戦争に勝つためには、情報を上手く扱う能力が必要です。これができないと、勝てるものも勝てなくなります。
もし、日本が情報戦に強かったら、国民は誰もmRNAワクチンを打っていなかったことでしょう。
何故なら、日本が最初の一回目の接種をしたのは、外国より遅かったからです。日本が接種を開始したのは、2021年2月17日でした。
その時には既に、先に打ち始めた国から、悲惨な結果が沢山出ていました。例えば以下は、日本の接種が始まった少し後くらいに拡散されたドイツの情報です。
3か月のコロナワクチン接種を終えた結果
同じくドイツで製作されたドキュメンタリーです。
以下はだいぶ経ってからですが、他の国でも...。
ワクチン被害の真実
これらの動画から分かる事は、「他の医薬品」に比べて被害が深刻なのにも関わらず、どの国も解決する気がないということです。
アビガンや、ヒドロキシクロロキン、(後に小林製薬の事件)等、他の商品や企業だったら、ボロクソに叩いて使わせないようにするのに、コロナワクチンはどんな問題が起きても、打ってすぐに人が亡くなってもかばいます。この特別扱いは異常です。
この時点で、普通の医薬品と同じような扱いになっていない異常性に気づかなければいけないです。
これらの情報を受け取って吟味して、止めようと思えば、止められたわけです。でも、「国を守る職業の人」は、それができませんでした。
「専門的な能力がない国民」が危険性に気がつかないのは仕方がないですが、「国を守る職業の人」が気づけないのは問題だと思います。
国会議員は実は知っているだろう...と考える人は多かったですが、意外と知らずに打ってました。立憲民主党の原口議員も被害に合いました。
地方議員はかなりの確率で打っています。
私や、私の周囲の人が、ワクチンを止める為に身近な議員を訪ねて話をしているので、その時に、地方議員のワクチンの認識は、だいたい分かりました。
そんな状態なので、当時から、一般の人達が危機を察知して拡散していました。
たかがワクチンの情報だろ?医療従事者でもない政治家や自衛隊が知らなかったからと言って、大したことないだろう...と思われるかもしれません。
ですが、ワクチンは国防問題なので、薬害情報に危機感がなく、対処できないというのは致命的と言えます。次にその理由を説明します。
ワクチンの危険性の情報を受け取れないということ
mRNAワクチンは、「遺伝子ワクチン」とも呼ばれています。
接種前から、動物実験でも問題があった...と、多くの専門家が警鐘を鳴らしていました。

しかし、こういった情報は、政府にもメディアにも無視されました。
海外でも同じような状況ですが、「関心を持つ人の数」は日本よりはマシで、以下のようになっていました。

これだけ健康被害や死亡者がでたら、普通なら国が動きます。次の被害が起きないように対処するわけです。
日本の例でいうと、2011年、ユッケによる集団食中毒が原因で、5人が亡くなった時は大騒ぎになり、生食用食肉の衛生基準が厳格化されました。
5人の死亡で対処しています。
うずらの卵による死亡事故でも世間は騒ぎました。
それらの件をはるかに上回る人数が、ワクチンによって亡くなっているのに、問題視せず、強引に継続すると言う事は、これは医療問題ではなく、政治問題です。
アメリカでも似たような状況ですが、凄いのは、ワクチンが生物兵器である事を指摘した人がいたことです。その人はリー・メリット博士といって、アメリカ海軍で外科医として働き、生物兵器の研究をしてきた経験があります。
以下は私が2021年に書いた記事です。日本で接種が本格化する前に、ハッキリと述べていました。
【副作用が酷い理由】アメリカ外科医協会の前会長リー・メリット博士が語るコロナワクチンの正体
かつて、関東軍防疫給水部(731部隊)が、生物兵器などの研究を行っていました。
しかし今では「日本軍がやった事」をすっかり忘れている人が多いので、生物兵器というものの存在にあまり関心がないのでしょう。
生物兵器の疑いがあるなら、情報源が外国人であっても、その意見には耳を傾けるべきです。大量破壊兵器ですからね。
だから、国防問題なのです。
大量破壊兵器または物理兵器とは、人間を大量に殺傷すること、または人工構造物(建造物や船など)に対して多大な破壊をもたらすことが可能な兵器のことを指す。
典型的には特に生物兵器、化学兵器、核兵器、放射能兵器の4種類を指すものとして用いられる(放射能兵器を核兵器に含めるとして3種類と数える場合もある)。
現在、日本だけで接種後に2000人以上亡くなっています。結果だけをみれば、人間を大量に殺傷しています。
沢山打ったから、数が増えるのは当然...という人がいますが、馬鹿げた理論です。

命を守るものだと信じて、多くの人が打ったワクチンには、以下のような問題があります。
●副反応、後遺症、死亡者が増えても継続
●接種推進に協力する方が儲かる仕組みを作る
●被害やリスクを隠蔽
●被害を訴えた人を攻撃
●被害に合った人を助けない
被害者ファーストではありません。誰の為の政策なのかと突っ込みたくなりますね。
人を救う気がないことは明白です。
日本政府は、生物兵器から国民を守ることができませんでした。それどころか、危険に晒しています。
頼りになる自衛隊員や警察官も、ほぼmRNAワクチンを接種しています。血管が詰まるリスク、突然死のリスク、発癌のリスクを抱えているので、早急に治療をした方がいいと思うのですが、そういった話は聞きません。
接種してしまうのは、「生物兵器」という認識がないから。「ワクチンは医薬品」という情報しかないからです。
大勢の人が亡くなっているにも関わらず、ワクチンが生物兵器だという視点を全く持てないのは、情報戦で負けていることを意味します。
世界中で打ってますが、日本は他国に比べると、回数を多く接種しているので、それだけ大きなリスクを負っています。
もっと人を大事にして欲しいです。日本は資源に乏しいので、人を守らなかったら終わりです。
この動画のコメント欄でも、「自衛官を大事にしてほしい」とか、「マスクを外してあげて」といった声があがっています。ワクチン程ではないですが、マスクの健康被害も大きいので、気を付けてほしいです。
そして、最近入ってきた話も大問題です。タイトルを見て怖いと思いました。
【前代未聞】防衛省、海上自衛艦の乗員不足解消のため、外国人の登用を検討していることが判明
自衛隊員や警察官や消防士がワクチンを打てば、薬害で弱ります。人が減った時、不足を外国人で補う事は、私は最初から予想していました。それに近い方向になりそうですね。
スポーツチームみたいな感覚で、国を守る組織に外国人を入れたら、スパイ活動されるかもしれない、寝返るかもしれない...と思わないのでしょうか?
今後はどの業界も、人不足の原因を考える時、「ワクチン死」も可能性の一つに入れておいて下さい。日本に比べると、他の国の方が危機意識が高いです。
韓国の大手メディアKBSニュースは、ワクチンによって家族を殺された犠牲者の姿を報道している。
報告されただけでも2千人が亡くなり、1万7千人が重篤な副反応で苦しんでいる。
被害者の声
「ワクチンの被害は政府の責任だ!因果関係を認めろ!」 https://t.co/wwTjBZ3jYb pic.twitter.com/jhBlAdAIxY— You (@You3_JP) December 25, 2022
最近、外国人問題を取り扱っているインフルエンサーが増えました。この人達がワクチンの問題を追及するかどうか見て下さい。
減った人を補うために外国人を入れるなら、その件とセットで、減った理由を追及するのが筋というものです。原因に目もくれないのだとしたら、本気で解決する気はないと考えています。他に目的があるのかもしれません。
情報や健康面の問題から、日本が負ける理由を説明してきましたが、次は、それ以外の理由についてお話します。
改憲しても日本が負ける理由
戦争をする為には、武器も大事ですが、情報、健康、食料、エネルギーが重要です。
戦中は、物資の不足で痛い目に合いましたね。今の日本はどうでしょうか。
食料自給率は低く、今年はコメ不足です。それ以外の物も、ジワジワ生産量が落ちています。
エネルギーは乏しいので、外国に頼らないといけません。
原発がいたるところにありますが、ここにミサイル打ち込まれたら終わりです。
そして、情報インフラの問題があります。
今年の通常国会での「NTT法廃止」は見送られたようなので、とりあえず安心ですが、油断はできません。
昨年のNTT法一部改正の附則第4条に、「NTT法廃止を含め会社の在り方を検討し、令和7年の通常国会に法案を提出する」と書かれているので、そうしたい気持ちはあるはずです。
現行のNTT法(日本電信電話公社が民営化された1985年に成立)は、第4条に、政府が常時1/3以上の株式を保有するよう義務付けられています。
ですが、もしこの法律が廃止されると、撤廃され、社長も外国人が可能になります。
自衛隊も大半の通信設備をNTTに委ねているので、外資が多く株を持てば、情報インフラを外国にコントロールされることになりかねません。
要注意です。
最近ではこんな話もでてきました。
これが本当だったらヤバイです。電気が止まれば、病院、水道、交通機関も止まるので致命的と語られてます。
それだけではなく、日本を取り巻く環境にも問題があります。
改憲したら敵国条項があるので、よけい危険になります。

...このように、負けるの条件のデパートです。
改憲を訴えている人達の正体
今の日本は、戦争に勝つために必要な、健康、食、エネルギー、情報...これらを壊したり、売ったり、不利になるような事ばかりやっています。
それと同時に、改憲を叫ぶわけです。戦争を出来るようにしようと。
負ける為の準備をして、整ったから、戦争の為に改憲するつもりでしょうか?
mRNAワクチン接種推進をはじめとした日本弱体化政策を行っている人達の多くが、憲法改正を訴えています。この意味をよく考えた方がいいです。
もしこの状態で戦争したら、確実に玉砕します。
合理的な判断ができず、感情論に走るのも負ける理由
負ける条件が揃っていても、根性があれば何とかなるんだ!最後は人が残っている。一億玉砕火の玉だ!...と、
昔のように頑張っても、「負ける理屈」が同じなので、また失敗するだけです。
世の中には、やる前から結果が分かっている勝負というものがあります。賢い人は、日本の条件では、戦ったら負けると、すぐに悟るはずです。
それを「精神力で乗り切ればなんとかなる」と考えるのは、合理的判断ができないということです。戦いのセンスがありません。
昔の日本人も非効率な事を考えていました。一部、賢い人はいたようですが、「周りと異なる意見」を言える空気ではなかったようです。
『ヒロポンと特攻 太平洋戦争の日本軍 / 著者:相可文代』
兄弟と同期だった和田稔
「海軍反省会」で、鳥巣健之助が模範的な犠牲的精神の特攻兵として持ちあげた和田稔は、岩井忠正の「回転」隊の同期である。忠正にとっては特別な思い出のある人物だった。
和田は東京大学から海軍に召集され、特攻を志願して「回転」隊に配属され、忠正と同期になった。年齢は忠正より一歳下だが、常に成績が主席の優等生で、リーダーだった。
あるとき、居室で仲間たちとくつろいでいるとき、忠正はふだんから言ってみたかったことを口にした。
世間では大和魂だとか敢闘精神だとか軍人精神なんてギャーギャー言っているけど、戦争は結局は物理力と物理力のぶつかりあいじゃないか。そんな観念なんかで勝てるわけないさ。もしそんなもので戦争に勝てるんだったら、ちょっとその念力で、この茶碗をひっくり返してもらおうじゃないか。そんなこともできないのに、何が大和魂だ。な、そうだろう?
(『特攻 自殺兵器となった学徒兵兄弟の証言』)
この忠正の放言に、同期生の近江哲男はおもしろがって同意したが、同期のリーダーだった和田は、「おい、遠山、そんな話はするな!」と、たしなめた。おもしろがったのは近江だったので、遠山巌もむっとしていた。
忠正はこれ以上はまずいと思って話をやめた。しかし、自分を直接たしなめるのではなく、奇妙なかたちでたしなめた和田に対しては反感が残った。
数日後、忠正は魚雷艇を受け取りに、和田と大津島(山口県)に行った。大津島の士官食堂のこの日のメニューは、光基地では食べたことのない「すき焼き」だった。
同級生ともひさしぶりに会えて、二人とも先任将校への到着の報告をすっかり忘れていた。翌朝、朝食のとき、先任将校から到着の報告がなかったことをとがめられ、二人は鉄拳制裁を受けた。帰りの船のデッキで二人になったとき、突然、和田が忠正に話かけてきた。
「おい、岩井、貴様がこのあいだ遠山たちに話していたことだがな、じつは俺もそう思っているんだ」
忠正は和田が同意したことに驚いたが、あのときの和田の注意のしかたに対する反感はまだ残っていた。
(306~306p)
物理力と物理力のぶつかりあい...は、当たり前のことです。これすらも分からない、考えさせない、言えないようにするなら、当時の人は、戦いに必要な知能を持っていないことになります。
また、このような当時の軍隊を賞賛する現代の人も賢くないです。
貴重な意見を無視
日本人が情報の扱いが下手なのは、今に始まったことではなく、昔からです。「良い情報」が手に入ったとしても、全く生かさず無駄にする人が多いです。
当時、闘う前から、日本が負ける事は予測されていたそうです。それを無視して押し切って、負けました。
『愛国者の条件 昭和の失策とナショナリズムの本質を問う 著者 / 半藤一利 戸高一成(2006年12月4日 初版発行)』
第七章 再軍備を語る前に知っておくべきこと 半藤一利
日本が持つ致命的な弱点
反三国同盟トリオの一角、井上成美が対米英戦争の直前に、絶対にアメリカと戦ってはならない理由を箇条書きにし、上層部に突きつけたことがありました。どう転んでも日本に勝ち目はない、その理由は次のようなものです。
イ、米国本土の広大さ。政治的にも占領不可能
ロ、首都攻略も不可能
ハ、米軍事力の殲滅不可能
二、米国の対外依存度の低さ
ホ、海岸線の長大さ。海上封鎖も不可能
へ、カナダ・メキシコと陸続きであり、海上封鎖不可能
これは極めて常識的な内容で、上層部にとっては、「そんなこと十分わかっておるわいという気持ちだったのでしょう。そして「それでもやる以外にないのだ」「戦争はやってみなければわからないのだ」というのが彼らの結論でした。
ただ、この井上さんの指摘が面白いのは、全く別の点にあります。よくよく考えてみると、この六つの条件をひっくり返せば、そのまま日本の致命的弱点になるのです。
つまり、国土(特に平野部)が狭く、海に面した首都の攻略も簡単で、軍事力の殲滅も可能。しかも食糧から戦略物資まで資源に乏しく、対外依存度が高い島国であり、海上封鎖によって決定的なダメージを与えることができる。
すなわち、地政学的に考えたとき、日本は現在もなお、とても国家総力戦に耐えられる国ではないのですね。
もちろん、この弱点はこれから先もずっと変わることはありません。自衛隊を軍に変えようと、あるいは自前の核兵器を持とうと、ほとんど意味がないのです。いま何やら勇ましいことを言っている人たちは、やはりあのときと同じように「それでもやる以外にないのだ」「やってみなけりゃわからんのだ」と答えるのでしょうか。
太平洋戦争や日本海軍が残した教訓はそれこそ山のようにありますが、あえて最初にこの井上さんの言葉を持ってきました。
(158~160p)
シュミレーションできていたのに、対策せず負けたのです。イージーミスです。
「良い食材」が手に入ったのに、材料を使わずに腐らせてしまう料理人みたいなもんです。
戦争の失敗を考える場合、太平洋戦争だけ考えるのは不十分です。
さらに遡る必要があります。
戦争を時系列で振り返る
菅野完氏が動画で「十五年戦争小史」という本を、数回に分けて読んでいるのですが、日本が負けた理由がよく分かります。
何年何月に何が起こったのか...といった「起きた事象」だけを元に、あの戦争の本質に迫っているのが特徴的です。余計な意見や感想に振り回されないので、歴史の勉強をつまみ食いしかしてこなかった人に見て欲しい動画です。
Ⅰ.満州事変
第1章 大日本帝国
第2章 十五年戦争の発端
第3章 戦線の拡大
第4章 上海事変と満州国
第5章 排外主義と軍国主義
第6章 国際連盟脱退と熱河・河北省侵攻
Ⅱ.華北分離
第7章 非常時
第8章 満州帝国
第9章 華北分離工作
第10章 準戦時体制
Ⅲ.日中戦争 第11章 日中戦争の全面化
第12章 日中戦争の行き詰り
第13章 東亜新秩序と第二次世界大戦
第14章 日独伊三国同盟
第15章 日米交渉
第16章 対米英蘭戦の決定
Ⅳ.アジア・太平洋戦争 第17章 開戦と緒戦の勝利〜第18章 連合国軍の反攻
第19章 大東亜共栄圏
第20章 中国・満州・朝鮮・台湾
第21章 日本ファシズム
第22章 戦線の崩壊
第23章 ポツダム宣言と原爆投下
第24章 降伏
私は陰謀論的な見方もするので、「表向きのストーリー」だけでなく、「裏の事情」を考えるクセがあるのですが、この本の内容を知ると、深読みするのがアホらしくなってきました。
そんな高尚な戦い方だったとは思えないからです。
日本人ってここまで仕事できなかったのか...と、かなりショックを受けます。こういう人達が同僚だったら、仕事が回らないだけでなく、余計な用事が増えそう...。
この実態なのに、「日本人は素晴らしかった、他の民族より優秀だ」と言い張る人が多いので、目覚めてほしいと思います。この手の広告を繰り返し見ると、信じる人が増えそうです。

証拠や証言が新鮮な80年前の事ですら、恥ずかしげもなく装飾する人達は、それよりさらに昔の事は、記録が不十分なのをいい事に、もっと盛っている可能性があります。
菅野氏は以下の動画で、日本人が悪だったという意見も「美化」の一種だと言ってますが、その視点はなかったです。
悪ならまだ救いがあって、ただアホだったとのこと...。
本当の「愛国者」とは負ける戦争を二回目やらない為に手を尽くす事だと思う...と言っていたのが印象的でした。
アホだった...で思い出したのが、条約をよく読んでなかったという話です...。
『愛国者の条件 昭和の失策とナショナリズムの本質を問う 著者 / 半藤一利 戸高一成(2006年12月4日 初版発行)』
東京裁判で露見した国際条約を読んでいなかった首脳部
あまり日本人の悪口めいたことを言うのは気が進みませんが、太平洋戦争がどういう戦争だったのかという認識について、当時の首脳部にひとつ大きな誤りがあったことを指摘しておきます。
極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判において、日本が問われた罪は大きく二つに分けられます。
ひとつは昭和三(一九二八)年の不戦条約違反。
そしてもうひとつが大正十一(一九二二)年の九カ国条約違反です。
ちなみに九カ国条約というのは、ワシントン海軍軍縮条約の席上、中国の権益を守るためにアメリカ・イギリス・オランダ・イタリア・フランス・ベルギー・ポルトガル・日本、そして中国の間で別に結ばれた条約、対華関税条約・同門戸開放条約のことでして、要するに中国で勝手なことをやってはならん、という条約なんですね。
ところが東条英機さんは、東京裁判で九カ国条約違反について追及されると、「エッ?」なんて言って、どうもよくわかっていないらしいんですよ。
これは一国の指導者としてまったく情けない話で、日本人というのは自分が結んだはずの国際条約でさえよく読まないんですね。
よく読まないままサインして、あとで突っ込まれることになる。日本人に外交センスがないなんて話は、もうこの「条約を読み込む」という時点から落第点なんです。
だから、たしかに東京裁判は一面ではインチキな裁判なのですが、少なくとも不戦条約と九カ国条約の違反に関しては責められて当然のことであったのです。
(170~171p)
気をつけたら防げるレベルのミスが多いです。
玉音放送の内容も、初期の設定変わってるとのこと...。
失敗をお手本にする人達
戦略的撤退が出来る人は、能力と強さがあります。
失敗する条件が揃っているのに、それが分かった上で闘おうとする...これは強さでも、カッコよさでもありません。
戦争で亡くなった日本の兵隊は、闘いよりも、飢えと病気で亡くなった人が6~7割でした。
上手くやれば生きて生還できる可能性がある人でさえ、名誉のために「死ね」と命令していました。
...こんな戦い方をする時点で大失敗です。しかし、もっと問題なのは、その軍隊に憧れる現代の人達です。
自己啓発系の動画や本では「成功したければ、成功している人の行動を真似しましょう」と語られています。
ですが、戦前回帰を望む人達は、大失敗した「愚かな戦い」や、「社会システム」を、もう一度再現したいと思っているのです。
せめて反面教師にしてくれと言いたくなります。
「成功したければ、成功している人の行動を真似しましょう」説をベースに考えると、
「失敗したければ、失敗した人の行動を真似しましょうと」...言う事になります。
負けた方法や、失敗をお手本にしている限り、日本は何度でも負けるでしょう。
改憲して戦えるようになっても負けるので、国民にとってのメリットは0です。
それだけでなく、人権を失うような内容になっているので、国民に良い事は全くありません。


























