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「マスクでウイルスが防げる」という意見があります。
しかし、飛沫に含まれるウイルスを防ごうと思っても、マスクでは防げません。物理的に不可能です。
その理由を説明します。
マスクの網目とウイルスのサイズ
まずこちらをご覧下さい。
グルメとペット絵のブログより引用
ナカムラクリニック院長の今日のお言葉と解説。
【マスク着用に際して注意】
酸素の取り込みが6割に減少。 CO2中毒のリスク上昇顔を触れる頻度が増加、ウイルスや細菌が充満マスクや顔を触れ、病原体が拡散病原体がマスク繊維に付着し再吸入される。健康な免疫のためには、新鮮な空気が不可欠! 予防のつもりで感染症リスク上昇とか、バカみたいだね。
"マスクでウイルス感染を予防できると思ってる?こんな具合に、乾いた壁のホコリも防げないんだよ!金網フェンスで蚊を防ごうとするようなものだね"ホコリがしっかり鼻まで届いてることがよく分かる写真。
マスクをつけていない時との比較写真がないので、説得力に欠けますが、それでも経験上、ホコリでも小さいものはマスクをすりぬけて入ってくることは分かっています。
では、ウイルスはどうでしょうか。
防ぎたいのが“花粉”なら、マスクは正解です。
防ぎたいのが“PM2.5”で、マスクが何層かになっていれば、なんとか防げるでしょう。
細菌はちょっと厳しいけど、マスクが何層かになっていれば、運がよかったら少しひっかかってくれるかもしれません。
しかし、ウイルスは難しいです。葉っぱが密集している森をすり抜けるように花粉が飛んでいく映像がニュースで流れますが、ウイルスはそれより小さい。
「ウイルス防止にマスク」は、網戸で風の流れを止めようとするようなものです。
戦闘機と闘う為に、竹槍の訓練をするのと同じぐらい意味がありません。
マスクをして咳をしたらこんなに飛沫が飛ぶ...というTVの映像を見て、飛沫が防げる=ウイルスが防げると勘違いする人がいます。しかし、電子顕微鏡でないと見えないウイルスは、映像化できないだけで、バッチリ貫通します。
飛沫の液体は防げてもウイルスはこの網目を潜り抜けます。飛沫の中に含まれているウイルスが防げないと意味がありません。
そして、これは医師の意見です。
https://twitter.com/nrR2ppeIR8msbev/status/1262247476360179713
ウイルスが引っかかるまで層を厚くしていけばいい...と考える人もいるかもしれませんが、すると、空気の流れを遮断する率も増えるので、それに比例して装着者の身が危険にさらされます。
また、マスクを着けていると、表情筋を動かさないので、ほうれい線ができやすくなります。
https://twitter.com/mopimopi_punio/status/1279223338192105472
シヴァ博士の紹介するマスクの研究
シヴァ・アヤドゥライ博士の動画では、
医療用マスクと布マスク、そしてマスクをつけていない状態で咳をする実験では、ほぼ同じ結果になるというレポートが紹介されています。(以下の動画の12:00~)
「マスクをすべきか、せざるべきか?それが問題だ」科学的観点から
要約すると、
実際に、マスクを付けた状態で、ペトリの前で咳をしたら、粒子の量は、マスクなしの状態とほとんど変わらないこと、
粒子はマスクの内側ではなく、外側につくこと、
布マスクをつけることによって、インフルエンザになる確率が上がること、
N95は、遮断率が高いが、1~2時間以上つけるものではないこと、
ガス交換に負荷をかけること、
...等を説明しています。
ウイルスを防ぐほど目の詰まったマスクは、体に害なので、常用するべきではないことがわかります。
(12:00より文字お越し)
これらが対象となるフェイスマスクの種類です。
たとえば米国疾病対策センターは病気の患者と一般の人々が顔を覆う事を推奨しています。
そして最も一般的なタイプのフェイスマスク、これらは医療用マスク、布マスク、布フェイスカバーです。
繰り返しますがN95は含まれていません。
現在のところフェイスマスクの有効性についての決定的な臨床的証拠はまったくありません。考えられる理由は、ウイルスのサイズが小さすぎて除外できないことです。
画面の上が医療用マスクで、下が布マスクです。布マスクにはバンダナなどが含まれています。
私は文献を調査し、最新の4つを入手しました。2020年の3つの論文と、もう一つは2015~17年頃のものです。これらを詳しく見ていきます。
一つ目の論文は、「sars-cov-2のブロックにおける医療用マスクと、綿マスクの有効性 4人の患者の比較対象群」と呼ばれ、4人の患者を対象にして比較しました。
最終結果は右側に示されています。
「リーと同僚は0.04から0.2マイクロメートルの粒子は、医療用マスクを貫通できることを示した」
1ミクロン(マイクロメートル)は、1メートルから10のマイナス6乗です。
つまり0.04から0.2マイクロメートルが、医療用マスクを貫通できるということを示しています。
粒子サイズが0.04から0.2マイクロメートル、この数値を覚えておいてください。
これは医療用マスクを通り抜けます。
sars-covid-19の大きさは、この論文が書かれた当時は測定できませんでしたが、sars-covの大きさは一般的なコロナウイルスなのでわかっています。
2002年から04年の発生時に、0.08から0.14マイクロメートルと推定されました。
これが貫通可能な範囲内の0.04から0.2にあることを見て下さい。
これは意味するのはSARSウイルス、コロナウイルスは、COVであり、大きさはどちらもあまり変わらないという仮定で、どちらも医療用マスクを貫通できるということです。
SARS-COV-2がCOVID-19と同様の同様の大きさという仮定で、医療用マスクがウイルスをフィルタリングする可能性は低いです。
ここではさまざまなテストが行われました。
マスクを着用せずに咳をした場合、次にマスクをつけて咳をした場合、最初に医療用マスクを着けそれから布マスクをつけて咳をし、その後再びマスクを外し、ペトリ皿の上で咳をしました。
ペトリ皿の上でもう一度おさらいします。
最初のケースはマスクなしで咳、医療用マスクを装着し咳、布製マスクを装着して咳、そしてマスクなしで再び咳をしました。
ご覧のように4人の患者の年齢は、61、62、35および82歳です。
35歳から82歳までの患者のそれぞれがこれを行いました。
その結果エビデンスはあまり決定的ではありません。
マスクなしで約3.53ユニットの飛沫がペトリ皿に着地しています。
61歳の男性 医療用マスクをして3.26。この違いはわずかです。
布マスクで2.27、その後マスクなしで3.23です。
患者1を見て下さい。マスクの着用ありとなし、綿のマスク、医療用マスクを着用することとの間に大きな違いはありません。
次に同じことをしたときに患者1のマスクの表面を見てみます。
咳をしてマスクの外側の表面を見ます。約2.21ユニットが外側表面に付着しています。内側の粒子は非検出。咳の気流の力ですべてが通過したようです。
次に綿マスクの外表面は同様の2.6付近、内側表面には何もありません。
つまり咳をすると外側表面に飛沫がつく。すべてが貫通するようです。
これはコロナウイルスがマスクの繊維の穴よりも、はるかに小さいことが予想されるためです。
つまり蚊が金網フェンスを通過するようなものです。
同様に患者2の場合も大きな違いは見られません。
マスクなしで2.14、医療用マスクで1.80、マスクなしの咳で2.08。
同じような結果です。
要するに医療用マスクも綿のマスクも、ウイルスのフィルタリングの効果がなかったということです。物体は通過します。
このレポートの結論では、「医療用マスクがこのウイルスをフィルタリングする可能性は低く感染者による咳の際に医療用マスク、綿マスクのどちらも効果的にsars-cov-2をフィルタリングしなかった」と述べられています。
これが結果です。
この研究での発見は、マスクのありなしにかかわらず、医療用であれ布マスクであれ、つまり私たちが一般に手に入るマスクで、N95は使用することはできませんので、
ちなみにN95は(貫通率)0.01%または0.1%でかなり良いです。とてもタイトなので何も通過できません。それには問題もありますが、また後ほど説明します。
以上がこれらの特定のマスクのポイントです。
布製マスクまたは医療用マスクをしても物体は通過します。先ほどの実験でそれがわかりました
次のマスクの研究を見てみましょう。
これは布製マスクが医療従事者の感染リスクを高めることを示す研究です。では説明します。
このテストは約1600人を対象としています。
彼らに医療用マスク、つまり外科用マスクと布製マスクを与え、対照群を設定しました。これは興味深いです。
ILI つまりインフルエンザが13%増加しています。布製マスクで、インフルエンザのような病気にかかる可能性が、医療用マスクを着用した人に比べて13倍増加しています。
布マスクを着用すると、医療用マスクと比較して、インフルエンザ型の病気にかかる回数が13倍増える事になります。
先ほど示したように、医療用マスクで咳をすると、飛沫はマスクを通り抜け外に出るだろうと主張しています。
この研究では、医療用と布マスクの2択で、医療用マスクはILIが出る可能性が布マスクの1/13、布マスクへの粒子の貫通率は97%医療用マスクは44%でした。
つまり布マスクでは、ほとんどすべてが通過し、医療マスクでは44%が通過します。
1つ前の調査では両者に違いはありませんでした。
ポイントは、この実験によると布マスクの方が、インフルエンザのような症状を引き起こしやすいということです。
しかし1つ前の研究では基本的に、それが違いを生むことはないと述べました。
この研究は最初に行われた無作為化対照研究で、3つのグループを設定しました。医療用マスク、布マスク、および対照群です。
その結果布マスクにおける初のRCT無作為化対照研究では、布マスクの使用に対して注意が必要だと警告しています。
布の保湿性、再利用とフィルターの目の荒さの理由から、感染のリスクが高まる可能性があると述べています。
最初の研究と2つ目の研究を見て、このモデルについて考えてみてください。
もしあなたが無症状でもキャリアかもしれない、という考えからマスクが推奨されているようです。私がキャリアで他の人は感染していない場合、咳をして他の人に移したくありません。
最初の研究論文はウイルスがどのみち、通過するであろうと明確に示しています。
2番目の研究はあなたがマスクを着けていることで、インフルエンザのような症状が出る確率が上がるとしています。つまり自分を危険にさらすということです。無症状の場合はインフルエンザのような症状が出る確率が上がりますマスクに問題があるからです。
結果はあなたは無症状かもしれませんが、咳をして他の人に移れば実際には誰かを保護することはできません。
もう1つの要素はあなた自身がインフルエンザにかかるリスクも高まることです。
では次に 皆さんからの質問です。N95マスクはどうかについて説明してほしいということです。
この研究は呼吸器医療におけるN95マスクについてです。
被験者はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)つまり呼吸困難ですが、医療従事者を対象としています。
研究は呼吸困難 つまり息切れを起こす可能性が高まることを発見しました。
ではこの研究の5つの調査結果すべてについて説明します。
N95マスクを着用している場合、ここでは一般市民ではなく、医療従事者が対象です。
まず、原則的にN95マスクは、最大1~2時間以上るけるものではありません。頭痛を起こす可能性があるからです。誰かがインスタグラムで私に書いてきました。マスクをつけて頭痛が起きたと。
N95マスクを長時間使用すると、頭痛を起こしやすい人は頭痛のリスクが増える可能性があります。これが1つの結果でした。頭痛になりやすい場合は頭痛が発生する確率が早く高くなります。
COPD、呼吸の問題がある人にとって、N95マスクの着用は、息切れと呼吸の不快感を増加させました。
彼らが気づいたもう一つの興味深い点は、マスクを最大2時間着用しても冠状動脈心臓病の人には影響を与えませんでした。それらの人々は、安定していたということです。
しかし、呼吸するときO2を吸い、CO2を吐きますが、その時、一緒に酸素も吐いています。
ガス交換均衡でなければなりませんが、この研究では妊婦におけるCO2 O2のガス交換のレベルに着用後1時間で影響が出ました。
妊娠中の医療従事者のガス交換に影響を与えました。
インターネットでは興味深い賛否両論のプロパガンダが見られます。
(マスクが)CO2を増加させないという人もいれば、O2を減少させないという人もます。
問題は単に増加や減少ではなく、正確に言うとこれらの2つのバランスが影響を受けるのです。
ここでも左、右やプロO2、プロCO2というものを超えて、ガス交換のバランスがあなたの健康にとって重要なのです。
ここでの重要な結論の1つは、N95マスクを着用すると、ガス交換量のバランスが平均37%減少したことです。
高齢者、慢性肺疾患のある人、心臓病や脳卒中の人々、そして妊婦にとってこれは明らかに心配すべきことです。これはN95の医療従事者への影響です。
もう1つ興味深いことは、4番目の論文についてです。繰り返しになりますが、妊娠している女性医療従事者に関する論文です。
N95マスクを介した呼吸はガス交換を妨げ、代謝システムに追加の作業負荷をかけることが示されています。これは妊娠中の医療従事者の代謝全体を意味します。
呼吸器のためのガイドラインを検討する際にこれを考慮に入れる必要があります。
「新たな感染症を予防するためのN95マスクの利点については関連する潜在的な呼吸の影響と比較検討する必要がある」と述べています。
これで全体像が得られます。
要約すると、CDCと州政府は、これらのマスクをつけることを推奨しています。
医療用マスクまたは布マスクを推奨し、N95マスクは医療従事者専用です。
医療用マスクと布製マスクは、今回取り上げた調査結果によると、ウイルス感染に対して効果的ではないようです。
これが現実です。
また医療用従事者用のN95マスクは、長時間の使用後にO2/CO2のガス交換のバランスを乱します。1~2時間以上の長時間の着用は、高齢者、妊娠中の女性、既往症のある人にリスクをもたらします。
次に昨日おはなししたもう一つの点は、マスクの着用自体がさまざまな意味で反社会的な活動だということです。
皆がマスクをつけて歩き回り、マスクの後ろに誰がいるのか分からない。これは本当に多くの心理的な問題を引き起こします。
この件に関する研究も出てきていますこれは人々に間の社会的孤立を促進します。
信頼とは 私たちが認識すべき最も重要なことの1つで、人々が長生きする一番の方法とは、それは食べ物ではなく 運動でもありません。
まず一番は人との社会的つながりです。人との関係、つながり、友情、仲間との交わりです。その社会的つながりが真に免疫システムを高め、抗ウイルス化合物を増やします。
社会的に孤立した人は、全米科学アカデミーの記録では、Sコールが行った研究によると体内の美しい抗ウイルス化合物の遺伝子発現が大幅に低下することがわかっています。
あなたの身体はそれ自身が製薬会社です。
あなたの身体はあなたを保護する素晴らしい医薬品を生産します。
安全で親しみやすくしっかりとした良好な社会的関係を、感じる時、抗ウイルス化合物を生成します。
あなたが心地よく友情があるとき、あなたの身体は、炎症性化合物を低下させるのです。
社会的に孤立し、人々を信頼できず心理的ストレスを抱える時、あなたの身体は炎症を引き起こし、抗ウイルス化合物を低下させます。これは先ほどお話したメカニズムとは別の話です。
布マスクがウイルス感染を増加させる可能性があるという事実、医療用マスクの13倍以上です。
もう一つの研究は咳をすればどちらのマスクでも、ウイルスが広がるということ。
最後の研究は医療従事者向けで、N95を1~2時間以上着用することはできません。
これが要点です。
要するにマスクを着用するかしないかというのは現実的には、率直に言うと布と医療用マスクとの違いはないというのが私の結論です。
真の問題は昨日も言いましたが、免疫系を強化するために何ができるかということです。これにはシステムアプローチを採用する必要があります。
マスクの効果
人がマスクをつける理由は次の2つです。
- 自分がウイルスに感染しない為
- 人にウイルスを感染させない為
しかし、マスクによってウイルスを防ぐことはできないので、多くの人がマスクに求める効果はないと断言できます。
飛沫に含まれるウイルスは貫通して、マスクの外側の方にも付着しているので、それで人に合う方が良くないです。これで人が守れるとは思えません。
そして、自分も守れません。
空気中にウイルスがあるなら、やはりマスクを貫通して入ってきます。仮にマスクで鼻と口を完璧に防御できたとしても、目から入ってきます。
目は鼻とつながっており、同じく粘膜です。
また、「ウイルスのついた手で顔を触らないようにする為にはいい」と言われていますが、人を観察していると、熱くなった今は、マスクをつけていた方が触る確率が高くなっているような気がします。逆効果です。